しーまブログ スポーツ奄美市名瀬 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2013年05月29日

「成長」という贈り物

3年生はこの体育館での最後の練習日でした。


本当は、まだ試合が終わってないのに ”最後” という言葉を使いたくないのが本音ですが。


私たちが島に来て、入部し、2年と2か月、頑張ってくれた3年生です。


高校3年間といっても、部活は実質2年2か月しかないんですよね・・・。



その年その年の雰囲気やキャラクターがありますから、

この子達なりの大高バレー部の土台を、歴代の先輩方々が築かれた土台の上に重ねてくれました。


こういう積み重ねを意識することも、大切だと思います。

私はここ2年間しか知りませんが、きっと影ながら応援してくださっている先輩方も沢山いらっしゃるはず。



今日は、見学される親御さんもいらっしゃいましたが、
笠利中の青堀先生も、わざわざ出向いて、練習を観に来てくださいました。

先日の練習には、渡辺先生も、大高、奄高に向けて大切なお言葉をかけてくださいました。

本当にありがたい限りです。


私も、今日は何もすることはなく、ただただ、眺めていました。

私が仕事がないことは、選手が元気な証拠ですから(笑)。


緊張感が漂う雰囲気の中での練習でした。


3年生もさることながら、1、2年生は何を思い、何を感じていたのでしょうね。


私が学生を終えてトレーナーとして活動し始めて、これまで思うような結果が出せたことは、ほんの数えるほどしかなく・・・


確かに、勝負に勝つことは大きな自信をもたらしてくれますが、

たぶん、それだけではこの仕事を続けるエネルギーにはなっていないと思います。


今日も練習をみながら、入学してきたころの姿が思い出せないほど

堂々と、生き生きとバレーボールをしている姿に嬉しく思います。


思い残すことなく、早々に体育館を後にしました。


今回は試合を観ることができないので、私にとっても最後のチームの姿です。


今持つ力で、存分に戦って欲しい。
最後の最後まで挑戦する気持ちを忘れないで欲しい。


試合を終えて帰ってきたときの、彼女達の成長した姿が楽しみであり、
私には何より最高の贈り物です。



  


Posted by ここ at 23:10Comments(3)for team

2013年05月22日

練習の大切さ

高校総体予選、始まってますね。


今日の奄美新聞の「奄美春秋」のコラム、興味深い内容でした。

心地よい緊張感の中で、最高のパフォーマンスが出せたら、「最高」ですね。


大高バレー部も6月1日からの大会に向けて、

昨日久々に練習を少しみました。たまに(・・・といっても3日ぶりくらい)みると

今まで見えなかったものが見えてくる気がします。


「練習」が良くなりました。1人1人の目がまっすぐ前を向いています。

心地よい緊張感が流れる空間になりました。

” 変わったなあ ” と思います。


さあ、今日は、明日はどうだろうか(笑)?少し感覚をつかめたのかな?



昨日は2人、選手をみました。症状はそれぞれ違うのですが、

共通して、立ったまま身体を捻る(回旋)すると、足元がフラフラ。


1人の子は他競技でしたが、聞いてみると疲れがたまってくると足首に痛みがでる、とのこと。


そして二人とも共通してこれから頑張ることは

「体幹をしっかり固めること」「股関節の可動域を出すこと」


(文字ではこう表現するしかできませんが、実際はやはり個々それぞれニュアンスが変わります。)


ベルトやテープを少し使って、身体の使い方を正しく導くフォローする道具を使いながら、

結局は身体にインプットする訓練が必要になるわけですが・・・


それこそ、意識して練習、練習、練習・・・・・無意識にできるまで練習、これしかありません。


そのためには、本人の感覚と、こちらの感覚ときちんとマッチさせてあげないと

本人は意識して練習が出来ない。

無論、感覚もだんだんズレることも当然練習過程においては出てきます。


だから、「変わる」という事は、本当に時間がとてもかかること。


気をながーーーーく。(監督さんは、大変ですね。)




昨日初めて会った他競技の子は、3年生。

今は股関節あたりの痛みですが、

これから練習を詰めてすると、やはり足首の痛みも心配ですね。


カンが非常にいい子だったし、身体をみる限りでは能力の高い子だと思ったので、

「試合に向けての、あなたのコンディショニング作りね。」

と腹筋やストレッチングを指導させていただきました。


短い時間で詰め込んだので、伝わったかどうかは、わかりませんが・・・

彼女の能力が、こうした+αの努力で少しでも引き出てくること、
「最高のパフォーマンス」で戦えることを祈っています。  


Posted by ここ at 11:27Comments(2)for team

2013年05月14日

「これ寝違い?」の相談

「なんか、首を寝違えたのかなあ?日に日に辛くてどうしたらいいですか?」


と、昨日友人から相談を受けて、会う事にしました。


それこそ、偏頭痛が起こり、

首が回りにくく、天井を向けないからジュースも飲めない(涙)!

・・・との悲しい訴えです。


頭部はかなりの重さがあります。

イメージ的に、背骨が柱で、首の周りの筋肉が倒れないように補強してくれている感じです。

何らかの理由で、その補強している筋肉の一部が重さを一手に支えてしまうことになって、

不具合が起こるのだと思います。


柱である背骨の周りにも、小さな筋肉や腱がくっついていて、姿勢を保持してくれています。

その小さな筋肉なども活動することで、首の周りの筋肉ばかりが負担かからないように

サポートしてくれています。


要するに・・・大元の原因は何か?

姿勢が保持できない状態であること。つまり体幹が安定していないために

頭を支える土台が不安定・・・なんだろうなあ~という私なりのイメージのもとで


いろいろ試してみました。


この仮説で、だいたい合っていたようです。

腹圧を高めて、体幹全体の安定性と、首ではなく、身体全体を捻る動きと

肩甲骨の動きを含めて胸を開くような動きと、

少しサポートでテーピングを。



筋肉は、身体の内側の深い筋肉から外側の大きな筋肉に働きかける・・・

でも、軽く動く程度では、深い筋肉は動きません。


特に、パターン化された動作・・・たとえば専門的な競技や日常化された動作の中では、

それ以上の動きをしないと、いつも同じ筋肉ばかり使うことで済んでしまう。


ストレッチングやアップしなくても、スポーツはできますが、

「なぜ、必要とされているのか?」という理由はここにあります。


アップそこそこでいつも同じ筋肉を使う。クーリングダウンを怠ると、
いつも使っている筋肉が縮みっぱなしで、筋の伸縮性がなくなる。


本当は、もっともっと身体の深い筋肉が働くと、

外側の筋肉には負担がかかりにくいし、もっと動けるはずなのですが・・・


社会人ともなると、自分で自ら身体を準備するのは、難しいことなのかもしれませんね。


友人曰く「そうそう、ストレッチすることすらスッカリ忘れてた~(笑)」



まあまあ、普通はそんなもんです(^-^;)


でも、大好きなスポーツを・・・長く続けていく中では多少なりともあることです。


最終的に治すのは私ではなく、「本人」なので、
ちょっと安定するまで継続して、身体を動かす努力は必要ですが・・・


お大事に(^-^)/~
  


2013年05月12日

名監督が残したもの

2年前…奄美に来る前は
大学バレー界で主に活動していました。

大学まで競技バレーを続ける人間は、
本当にバレーが好きか、勝負にこだわりたいか…レベルにもよりますが、競技人口はかなり絞られます。

私もその道を選んだ1人であり、さらにサポートする立場で携わってきました。

高校生までのバレーとはまた一味も二味も違うドラマがあり、プレーの面白さがあります。本当はこのステージまで続けるともっとバレーボールも面白いのになぁーと思いますが…小学生バレー人口から考えるとほんの、わずか一握りの世界です。

高校生までの積み重ねがこのレベルで開花する選手も沢山みてきました。私もここで自らの役割を見出せた人間ですから、日本の風潮である早期成熟が全てではないと訴える所以です。



昨夜は9年間お世話になったチームの監督さんの慰労会があり、鹿児島へ行きました。

全日本インカレで短大を準優勝まで導いた監督さんです。
私もおかげで黒鷲旗や東西インカレ、国体チームや九州選抜チームのトレーナー帯同をさせて頂き、数々の貴重な経験をさせて頂きました。


バレーに対する情熱と、選手への気遣い、そして35年間家族と離れて合宿所を切り盛りされた…先生の勝負に対する信念を、9年間、側で見てきたモノ…

バレーボール以前、トレーナー以前に
「人間として大切な事」
そのものでした。

先生のバレーボールを通して伝えたい思いは

「思いやり」と「継続は力なり」

に全て凝縮されており、


若輩者の私にはこの信念を腹から理解するには9年では足りなかったかもしれません。

バレーのみならず、
トレーナー活動においてもこの心は絶対なくてはならないもの、忘れてはならないものだと信じています。

そんな先生がこの世界から退かれた事実を私自身、昨日やっと受け入れることができ、「お疲れ様でした」と言葉で伝えられた。


遠く離れていても、何処に行っても

先生から学んだこの思いをスポーツを通じて伝えていく事が私の役割であり

先生に唯一出来る恩返しだと

そう誓った夜でした。。





  


Posted by ここ at 16:29Comments(0)ブログ

2013年05月10日

肩の痛みに・・・

自分のカラダの話です。


1か月前くらいに、グッと手先を内側に力を入れた瞬間、肩に激痛が起こり・・・

それから自分の「肩」と自分の「身体」に向き合っています。


私は元々、身体がむちゃくちゃ硬いので

腰もずっと痛いまま中学校・高校時代を過ごしていたし、


小学校からひたすら捻挫を繰り返し、接骨院によく通っていたなあ~と今になって思います。


それでも、大学でウエイトトレーニングやら、走り込みやらジャンプやら、
なんやらかんやら身体づくりをすると、「ケガ」はほとんどすることがなくなりました。


でも、大学1年の時は・・・
なぜか左肩が上がらなくなる「五十肩」のような症状が出たことがありました。

寝返りも出来ない。何をしなくても痛い。


その時に治療していただいたお師匠との出会いが、「トレーナー」を勉強するきっかけになったので、

まさに、「ケガノコウミョウ」・・・っていうんでしょうね。



野球やバレーボール、テニス、バドミントン・・・など肩の動きを伴う競技の選手は、

肩の内旋動作に対して可動域制限が起こりやすい、と言われています。

”万歳”から肩の位置まで肘を曲げて、手のひらを床の方へ向けて動かすと、利き腕側が下げにくい・・・


という状態が、今の私の肩の具合です(涙)。


例えば、背中で手を組む。利き腕が上側だと楽だけど、下側だと、難しかったり、左右差があったりします。
(反対の肩に問題なければ、の話ですが・・・)



話は変わりますが、
私は写真を撮ると、必ず左肩が下がっているんです。

なんでかなあ~と思いつつも、気に留めなかったのですが、気づいたこと。

左肩が下がっているんじゃなくて、右肩が上がっている・・・(笑)。


右肩上がりは、有難いことですが、右の肩こりがひどい時はひどい!

僧帽筋というマッサージされたら気持ちいい筋肉が、あと、首と頭と上体を支えてくれる小さな筋肉たちが、

いつも頑張ってくれているようです。


偏頭痛が起こる方、頭の中に問題がなければ、時々、筋肉の凝りからくることも疑ってくださいね。


それから、最近はペンを持っていると、肘の外側が異様に疲れる(笑)!

あれ?手首を回しづらいぞ~って事にもなってます。


で、どう対応したか・・?


やっぱり不思議なもんで・・・

まず股関節のつまりをとって、腹筋背筋など体幹の筋肉を十分つかえるようにすると、

「姿勢」が安定します。

そうすることで、肩から先、上肢の筋肉が緩んでくると、まず手首が回しやすくなりました。

肘から手首にかけての皮膚に動きが出てきます。


あとは胸、肩甲骨、そして背中の筋肉を使う。


肩の動きは大分、引っ掛かりが少なくなって、スムーズになりました。


でも、やっぱりこうしてパソコンを打っていると、腕がだるくなります。

肩の支持が安定してない・・・のかなあ。とかいろいろ考えてしまいます。



関節の可動性と、体幹の安定性。

身を以て、体感中!


まだまだ自分のカラダを使える部分がある、ということです。楽しみです(笑)。


痛みがある部分ばかりに注目すると、痛くてがっくり、動く気もなくなりますが・・・


身体は繋がってます!痛みのない元気な部分をしっかり動かしましょう!


もしかしたら「ケガノコウミョウ」が起こるかもしれません(^-^)。



  


Posted by ここ at 12:14Comments(0)ブログ

2013年05月06日

渡辺杯、優勝!

ゴールデンウイーク、気がつけばあと一日…

連日、太陽が丘に通いました(笑)

昨日の準決勝、決勝。

ちょっと、チームが「壁」を乗り越えた気がしました。

ベンチで観るより、ギャラリーから試合みる方が全体がよく見えるので、ゲームの流れもよく分かるんです。

私は仕事柄、ゲームよりカラダの動きと、心情を追ってみる事が多いので、あまり純粋にバレーを観る事はあまりなく、今やっている事の目的と、現在のギャップの修正点をどうしても探してしまう…悲しい職業病(T_T)

ま、でも。

終始ゲームの流れをコントロールできた試合でした。選手一人一人が「孤立」ではなく「自立」出来た内容でした。

話を聞いてみると、この影には上級生の温かい配慮があったようです。

こうして…時に、指導者の意図をはるかに越える力を発揮する事が、子供達にはあります!


決して指導のエゴによる強制ではなく、自分達で考えてプレー出来るって最高だと思うんです!

その思いを伝え続けて、今に至ります。
私はBチームの方が、今回先に乗り越えたと思いました。その結果がW優勝という形に(^^)

まだまだ、きっと彼女達の可能は無限です!それぞれの学年がそれぞれの役割なりやりたい思いを発揮して欲しいな〜

絶対出来るって、自信もって。



初日は、予告通りウォームアップの講師をさせて頂きました。


200名近い生徒、学生を対象に
アップというかトレーニングというか…。

捉え方は様々でしょうけれど、

私はアップも体力トレーニングの一貫だと思って指導させて頂きました。

意外と指導者の方々が必要性は感じつつもその場にいらっしゃらない事の多い時間ではないでしょうか?

「毎日やる必要があるモノ」

だからこそ、上手くこの時間を使えれば、
積み重ねは思うより効果を発揮します。


今回は4つのステップに分けて…
1 股関節・肩関節の筋肉の活性化(筋トレ)
2 動的ストレッチング
3 スキップ・ステップ系
4 反応・アジリティー系

全て出来なくても、今日は1と2、明日は2と4…というようにチームの事情に応じて選択してもいいと思います。
子ども達は特に、同じモノは飽きるし、カラダも慣れてしまうと神経系の改善はそれ以上の効果が見込めなくなります。

日によっては鬼ごっことか、リレー形式にしてモチベーションを引き出したり(^^)

高校生と中学生、小学生、それぞれのステージで子ども達の発達や発育は異なります。
全日本がやってる事が自分のチームでも必要か?といえば

当然、それが全てではない、ですよね。


まだまだ私も試行錯誤の状態ですが、
これはこの仕事に携わる限り、終わりはない。

考えるのをやめた時、この仕事は終わりにしよう、と私は思ってます(笑)





  


Posted by ここ at 07:37Comments(0)for team

2013年05月01日

宇検村スポーツ指導者研修会

昨日の夜、宇検村の生涯学習センターで行われた研修会で

『スポーツ現場における「応急処置」と「テーピング」』の講習をさせていただきました。







保護者や指導者の方々が30名弱でしょうか。

テーピングの実技にはちょうどよい人数です。


依頼内容に応えるべく・・・応急処置15分、テーピング45分の強行スケジュール!

どうにか、出来るものだなあ、と思いましたが

テーピングを初めて巻くお母さん達には、少し時間が足らなかったですね^_^;


もっと現場での実体験を踏まえられれば、話も面白かっただろうなあとおもいつつ、

今回は基本的な知識のみ、お伝えさせていただきました。


テーピングも、基本中の基本、アンダーラップとホワイトテープを使って行いました。


今は、テープの種類もいろいろあるので、指導者の方によっては、違うものを使われる方もいらっしゃるようでした。

実際、私も様々なテープを使いながら現場では選手の症状に合わせて対応しております。


ですが・・・「基本」はやはり大事かな。


テープも、 慣れないうちは巻く事に一生懸命になりますが、

大切なのは、「どの関節を、どのように固定したいか」ということ。


私たちのような者は、解剖学を学んで、靭帯の位置やその役割、関節の動きを頭に入れた上で

テーピングを行っていくので、スタンダードから少々外れても選手にあわせた「固定」が可能ですが、


「基本」のテーピングは、そのような知識がなくても、

きちんと巻ければ、確実に関節の動きを止めることができる。



だから、やはり、「基本」にこだわります。



その後の懇親会(飲み会)でも、

「ストレッチングをどうしたらいいのか?」「子どものオスグッド病に対してどう対応すればいいのか?」

いろんな質問やご意見を頂きました。


何か、そういう場を設けたいという『構想』はあります(行動に起こせてないだけで・・・)。



ちなみに、5月3日は、9時~10時の1時間ほど、太陽が丘で

中・高校生のバレーボール競技対象にウォーミングアップなどの実技講習をやる予定です!


強化合宿の一環で依頼されたものですが、

ご興味あれば、観に来てくださいね(無論、無料ですので~)。

いろんな方面で声を掛けていただいて、
本当に感謝です(^^)

でも、何か私には足らない気がして…

まだまだ試行錯誤の毎日です。
もっと柔軟に、もっとクオリティ高く。

勉強しなきゃなぁ(>_<)  


Posted by ここ at 13:23Comments(2)トレーナーの仕事