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2017年10月30日

「かんたんテーピング講習会」終わりました!

昨日、「かんたんテーピング講習会」無事終了いたしました。

台風明けにもかかわらず、多くの方にご参加いただき

本当にありがとうございました。


講義の内容と様子を少し載せたいと思います。

金久中の武道場にて。初めて入りましたが、まだまだ畳もきれいで、いい場所でした!


腰のテープの様子です。


自分でも貼れる!というテーマだった・・・ので自分で貼ってみてます。
が、長ズボンは、失敗でした(苦)。


今回は「誰でも、かんたんにテーピングを使ってみよう」をテーマに

決まった長さのテープ(キネシオテープ)をたった2~3枚で

痛みがあるような部位に貼ってみる、という内容でした。

キネシオテープも、”裏紙”のはがし方、テープの端の切り方など

ちょっとしたポイントをお知らせしつつ、



「実際貼ってみると、こんな感じ。貼った後に動かしたら、こんな感じ」


とにかく、まずは「試して」みないことには、


もし本当にテーピングが必要なときに、勇気をもって使えないような気がします。



小学生や中学生も親子で参加してくださった方も多く、


「かんたん」だけど、いざ試してみると・・・?


私も、極論まで「かんたん」にこだわりましたが、

テープを使ったことの無い人には、これでもまだ「難しい」のかもしれない・・・


私にとっても発見や気づきがありました。



決してスポーツするような人、特別な人だけが使う、特別な方法ではなく


日常でも、なんらかの「痛み」を抱えながら、不安に感じる人にも


活用してもらって、少し動きがスムーズになれば、いいなと思います。



でも、ここは大切!「テープは予防のために使うもので、治療とは違うこと」

おおむね、キネシオテープは「痛みのある部位に貼る」ことが多いのですが、


これ以上負担がかからないように(予防)貼るのであって、

実際、痛みの原因は「テープを貼った部分ではない」ことがほとんどです。


それは、個々の体の使い方、筋力、柔軟性など「スポーツの動作における身体の使い方」という面を

観察し、原因をみつけて、改善のアプローチを図る。


これがトレーナーの役割であって、大事なのは、ケガをどう予防していくかということ。

そういう考え方が前提だということはしっかり伝えさせていただきました。




さて、次の講師の依頼は・・・名瀬中学校です。


家庭教育学級でテーマ

「やってみよう!身体づくりの基本 ストレッチングと体幹トレーニング~怪我の予防からアンチエイジングまで~」

という内容で、ストレッチングと体幹トレーニングを体験してもらいます!


中学生の部活動はケガの一番多い時期・・・保護者の皆さんにも「成長期の身体」について

少し学んでもらったり、保護者の皆さんこそ「身体を使う必要性」をあらためて認識してもらいつつ


心地よく、身体を動かしてもらえたら幸いです。


頭と身体を使って、心身ともにスッキリしたい方は是非ご参加ください!


  


2017年10月28日

赤ちゃんの発達から学ぶ。「子供には体幹トレーニングは必要ない」という理由

前回のブログが意外にも閲覧数が多かったです。
それを受けて、ちょっと追加します。


まったくスポーツには関係なさそうな話題ですが

これは、非常に重要な話題です。


近年、こういうイスを目にするようになりました。

うちの子供たちの時代には無かったものなのですが・・・

これをみると非常に不安になります。できれば使うのを止めたほうがいい。

お座りの弊害

これはベネッセのたまひよのサイトからの引用です。
興味あれば、ご覧ください。
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=12410

育児に関しては、あまりとやかく言いたくはないので、情報提供のみで収めます。


実は、赤ちゃんの発育・発達に関することは

私の失敗から学んだことでした。


長女を産んだ時、まったく育児のことが分からず、赤ちゃんの発育発達について

知らないことだらけでした。

ただ、7か月近くになっても、全く寝がえりが出来ない。
もちろん、四つん這いもハイハイもできない。

なぜだろう?そのうちするのかな?

でも「可愛さ」から、お座りの「強制」をさせていた。


それくらいに捉えていた時に、私のお師匠にむっちゃ怒られました。

「歩行器を使ってるだろう?!そんなものは早くやめなさい!」


そこで、初めて知りました。赤ちゃん歩行までの順番は「不動」だ、ということを。。

皆さん、ご周知だと思います。


うつ伏せ → 寝がえり → 四つん這い → ハイハイ →

お座り → つかまり立ち → 歩行


びっくりした私は慌てて歩行器を片づけ、できるだけうつ伏せにするようにしていくと


アッと言う間に寝がえり → 四つん這い・・・というレールに乗り始めました。
(それでも、時折、長女を観ながら、思うんです。「ママが無知でごめんね」って。)


これをもって、何を伝えたいか、というと

「体幹トレーニングは、子供にとって本当に必要なのか?」

体幹筋の一番の重要性は脊柱をしっかり支えて、姿勢を安定させること。
要するに赤ちゃんは、1年間で歩くために必要な体幹の筋肉をいろんな動きで身につけているのです。

腹筋をシックスパックにすることではないし、むっちゃ筋肉つける事ではないし、フォームがきちんと出来てないと効果を実感出来ない。


前回の話と被りますが、


暦年齢(歳や学年)で分類すると、生まれた月で発育発達の差が生じる。

成長期の子供は、個人差が大きいのです。


それよりも、しっかり走る、跳ぶ、投げる・・・

すべて体幹が安定していないと、力を足や手に伝えることができないから


「若いアスリートは、いろんな動きを経験しておいたほうがいい」


本当にそう思うんです。

こういう基本動作が出来ない子供たちに、スポーツの戦術や難しい技術

もちろん、要点の多い体幹トレーニングなどの習得は

お座りができなくて、ひっくり返る赤ちゃんに、お座りを強制するようなものです。



言葉の伝わらない赤ちゃんは、

誰からも教えられることなく、発育をすすめます。

ちゃんと、時期が来て、身体ができてこそ初めて、動きが完成する。


自分の足で歩く。しっかり歩くことができたら

「興味」とともに、自らの意思で身体を使う。


私は、子供も中学生も、高校生もそして大人も

同じなんだろうな・・と感じます。


教えすぎなくても、押しつけすぎなくても(そういう然るべきタイミングはあるけど)


「興味」「意欲」があれが、自ら学び、使える身体の準備が整った時に

指導者が求める形が、表現できる。


だから、ある程度成長が完了した頃の高校生~大学生の子たちは

フィジカルトレーニング(身体づくり)を積んで、さらに高い技術を身につける身体の準備をすることで

その子の「伸びしろ」を伸ばすことが出来る理由なのだろうと

思います。




昔の、自分の間違いを知り、ショックを受ける私に師匠は言いました。


「大丈夫。子供は、ちゃんと修正する力があるから」


今でも、この言葉は支えになっています。




  


2017年10月25日

「若いアスリートは、いろんなスポーツを経験すべき」という考え方

最近のフィジカルトレーニング界では

もっぱら取り挙げられている内容です。



実際は最近・・・に始まったことではないです。ずっと言われていたけれど、


ようやく世間が現実問題として捉えて始めている、いうところでしょうか。


簡単に言うと、


「日本のアスリートは技術を磨くことに重きを置きすぎている」


という現状がかなり問題だということです。


このコメントを述べているのは
(株)ドームのパフォーマンスディレクター兼ゼネラルマネージャーの友岡和彦氏。

トレーニング界では実力ともに有名な方です。


「テクニックを持っていれば(ある程度の事が)出来るようになるが、得るべきからだを持っていないがために

”早熟”になり、結果頭打ちになってしまう。リトルリーグやサッカー、体操競技の選手は

18歳までにトップ選手になるが、その時期を過ぎると彼らのパフォーマンスは低下する。

逆にアメリカとヨーロッパのアスリートは20歳を超えてからだんだん良くなる」

と述べてあります。


また、他の文献でも青少年におけるタレント発掘についても言及されており


暦年齢でグループ分けされる時代から、すでに身体年齢(発育や成熟)に関する属性に基づき

グループ分けしていく考え方へ流れができつつあるようです。


暦年齢で区分すると、4月生まれの子が、3月生まれの子より体格的に有利だからです。


同学年でも年齢的に若い(早生まれ)の子は

サッカーのように年齢で区切られる競技において選抜選手から外される可能性が20倍!

といいます。

前者について、私の経験上、

高校生や大学生を指導していて、

専門スポーツの技術はとても高いけれど、他の動きが出来ない子もいます。

専門スポーツ以外の経験が少ないから、です。

確かに(プレーは)上手いけれど、もっと能力を引き出すためには、受け皿である「身体を準備する事」が大事です。

身をこなす事の重要性よりも、目先の技術習得がどうしても先行して(難しくて出来ないから…と受け入れようとしない場合がある)

(上手いんだけど)結果、「プレーが伸びない」。

プレーはそれほど…だった子もきちんと身体を使いこなせるようになると、驚くほどの技術を身につけていく事もある。

勝つ事は大事。一生懸命練習する事も大事。

でも、身体を壊してしまったり、勝つ事でしかスポーツの価値を見出せなかったり、
評価されないと感じてしまう、そんな子供達を

大人が育ててしまうのは、もったいない。


海外と日本の、体育・スポーツの概念の違いは否めません。価値観が根本的に違うというのもありますが…

スポーツそのものを"楽しむ"事を
なんでもいい、いろんな経験して欲しい。


せめて、トップアスリートの育成の考え方は

世界基準で、世界と戦える選手を。


その母体となる…目の前の、今の子供達へ

ここ奄美でも、ちょこっと配慮が出来たらいいなと思います。

  


2017年10月24日

かんたんテーピング講習会

イベントの告知です。

10月29日(土)19時~ 金久中武道館にて

「かんたんテーピング」講習会を行います!




テーピング用のテープもいろいろ種類がありまして、

目的や用途に応じて選んだり、使い方があるのですが


今回は「キネシオテープ」を使って

・脚部・足部→シンスプリント、オスグッド病、アキレス腱炎、足関節捻挫対応
・腰部→腰痛対応
・手指→突き指対応
・肩→インピンジメント、肩痛対応

短時間ですが、誰でもサクサクできる・・・予定なので

欲張って、やってみます。


全部必要ない人は、たぶん観ているだけでも面白い(はず)。


テープ代込で¥1,000(おそらく、テープは1本¥500くらいする)はお得です。

確実に余るので、持ち帰ってお使いください。


ご予約は奄美体験交流館
 
56-2030

・・・までどうぞ。


テープの方法のみならず、おまけの情報が満載です。

  


2017年09月28日

技術指導者のサポートとなるように・・・

パーソナルトレーニング指導するクライアントさんの中には

子供達の技術指導に携わる、いわゆる ”先生” もいらっしゃいます。


そもそものきっかけは、ご自身の身体づくりから始まったご縁ですが

会話の中には、どうしても 「指導」 に関する話題もあがります。


先生方のお話の中から


「体幹トレーニングをすると、(求める技術が)身につきやすくなるのか?」


そういう質問は多く上がります。



答えは間違いなく YES なのですが


きっとそういう質問があがるということは実際の現場では


「スポーツ技術(スキル)」 と 「体幹トレーニング」 との

繋がりみえない(実感しにくい)のだと思います。


私は、技術は分かりませんが、身体の動き方や、動かし方、その選手のウイークポイントはわかりますから

競技に関係なく、


「(先生が)求めるスキル」 と 「(その選手が)必要なトレーニング」 のコネクト部分を

どう観ている(私の視点で)か、を伝えることはできます。



体幹トレーニングにこだわらなくとも、その選手に優先的にすべきことは違うこともある。




こういう先生方の面白いところは


私のような者の視点を、指導の閃きに繋げて下さることです。


その瞬間の顔は、本当に素晴らしい。



それが、ゆくゆくは、先生の発想のツールとなり、指導の局面で必要な時に、


子供達の指導に還元されるのであれば


非常にありがたいことだと思っています。





トレーナーは、表舞台に出る役割では決してありません。


すべては、スポーツする選手、子供達がケガなく、出来なかったことが出来るようになる


楽しさ、うれしさを感じてくれたら・・・それをサポートする役割です。



直接的に選手にかかわれなくても、こうして日々選手と関わる先生方のサポートができれば

それはそれで、私の役割なのだと思っています。



現場に居て感じることは


教える先生方が生き生きと、迷いなく指導してくれる時、


選手も生き生きと、うれしい顔で練習をするってことです。

  


2017年09月08日

ストレッチング 試した後の 心地よさ

今回のおススメは 「ストレッチング」 です。


私の通常業務(?)は 一般の方へのトレーニングレッスンです。

もう、かれこれ4年程度続けています。

週1回、気の合うお友達同士(2~3名)でのグループレッスンが

運動を継続できる一番のスタイルのようです。


その時は、私も一緒に行います。フォームを観てもらったり、

一緒に行うことで、ペース配分がとりやすいからです。


最近、スポーツのチーム単位での指導や講義が多かったのですが


9月に入り、また通常の時間が流れています。


昨日、久々にレッスンがありました。


ここのグループは唯一、「自由参加」 です。


小さなお子さんを連れているお母さんたちや、仕事の合間?に身体を動かしに

来られている方など、時間の融通がきく方が集われています。


皆さんが集まる前に、私も一人、久々に広げるヨガマットの上で


ストレッチングをしてみたら・・・あいたたた・・・(笑)。


最近、身体を動かしてない、わけではなく・・・


走ってもいるし、トレーニング指導もするし、人にもストレッチングするし、バレーもするし。



でも、ふと、気付いたこと。


改めて、「自分だけのためにトレーニング」 をする 「時間」 を確保することが


久しぶりだった。


そして、レッスンの後は、私自身の身体が軽かった・・・という。



クライアントさんが レッスンを継続してくださる「気持ち」が

また違った感覚で、分かった気がしました。


やっぱり

身体を動かす 「ストレッチング」 大切だなと思っての


今回のブログです。


ちなみに・・・


このレッスン、ストレッチングでのんびりするだけでなく、


基本 「筋力つけましょうね」 を要所要所でゴリ押しする私なので


もれなく、「体幹トレーニング」 も含まれますが(コレが大切!)。




「一人で、気ままに、じっくりと」 という方には

パーソナルレッスンを希望される方もいらっしゃいます。


動きをチェックして、問題点をみつけたり、

クライアントの気づきの中から、要求をみつけたり

体調やトレーニング効果をフィードバックしたというメリットがあります。



レッスンに通うまではちょっと・・・という方


年内は学校行事や地域活動などでちょいちょい「基本のストレッチング」(テーマに沿って)をやりますので

(今のところ、名瀬小、名中、奄小、住用中、朝日中)


案内等、お目になさいましたら、お試しになられてください。


時々 「非日常的な動きをやってみる」 のも身体にも頭にもいい刺激だと思います。
  


2017年09月06日

中学生バスケットボール部へのトレーニング指導

先日、中学校の部活動へトレーニング指導へ行きました。

競技はバスケットボール。


先月指導へ行ったチームへの再チェックとメニュー変更を行いました。



今回のメインは「自体重を利用したトレーニング」


いわゆる「体幹トレーニング」も含まれますが


私は、「体幹トレーニング」とは


「下肢トレーニング」「上肢トレーニング」と別個のものではなく


股関節、肩関節(肩甲帯)との連結を意識させて行います。



なぜなら、その意識一つで、動作の効率性が上がる(動きが改善される)からです。


メニュー的には本当にシンプルなものばかりです。

頻繁にメニューをチェックしたり、変更するわけにはいかないので

基本的なポイントを、先生にもお伝えしながら

動作確認したり、カウントやセットを変更したり。

・クックヒップリフト
・ヒップリフト
・フロントランジ
・サイドランジ
・押し合い
・手押し車(ラテラル)
・腕立て伏せ


もうひとつは、ランニングスキルドリルをステップアップしてみました。


1ヶ月間、基本動作を行ってもらって、その状況をまずチェックしましたが


動きも「慣れて」、見違えるような動きの変化です!


この「慣れる」というのは、トレーニングを変える時期の一つの目安であり


すこしづつ、難易度をあげながら、「慣れた」ころに変えていくと


子供達のモチベーションもアップします。



最後に、各自で出来るケアも少し。。



指導者の先生方の、一番の心配は「ケガ」です。


「ケガ」を恐れすぎると、練習量が足りなくなるし、結果を出そうと思うと、練習が過多になり

「ケガ」が増えるという本末転倒な状況に陥りやすいのが、この時期の子供達です。



少し前に、スポーツ栄養学の講義を聞きにいったときの話ですが


栄養学の専門の方たちは、成長期の子供達へのスポーツ活動についてこう、思うそうです。



「技術の向上よりも、この時期(成長期)は身体の成長のことを優先的に考えるべき」



なるほど、と思いました。


確かに、技術はこの先いくらでも練習で身につけることはできるけれど


身体の成長の時期はその瞬間しかない。



どう、捉えるかはそれぞれの考え方次第でしょうけれど


多様的な知見をもち、その状況に沿った対応とアドバイスが出来るような


立場でありたいと思いました。


  


2017年09月05日

ログのススメ

年齢のせいにはしたくないんですが

「歳をとる」とすぐ太ってしまう


と、いう事を身をもって感じる年齢になりました。

「自分にはまだまだ関係ない」

と思ってたけど、確実に歳を取る。


危機感を覚えて、運動と食事の管理を何となく気をつけていたのですが

"文明の利器" を頼らない手はない。


デジタルツールは、本当に使いこなせば便利なものです。

最近、身体組成と合わせて毎日の食事を

アプリでログ(記録)を取る事を始めてみました。

体重計に乗ると、Bluetoothで携帯へデータが送信され、そして食事管理アプリともデータを共有して

目標体重の設定に応じて、食事の記録、そしてアドバイスまでもらえるんです。




もちろん、カロリーに気をつけますが、意外と足りない(もっと食べても問題ない)事に気付く。

バランスもグラフで出るし、トータルの評価もしてくれるので、

とっても便利。


運動と食事のバランス、あとは睡眠をもう少し取ろう…


いつも講義などで人に言う立場ですからね・・・自分もしっかりしなきゃ、です。



自分の体調管理のモチベーションアップに


是非チャレンジしてみてください。
  


2017年09月02日

食について

先月19日、文化センターで行われた

鹿児島県栄養士会主催の「スポーツ栄養セミナー」に参加してきました。


講師は、現在、「日本体育協会公認スポーツ栄養士」を受講中の龍さん。

瀬戸内町のいずはら整形外科で、管理栄養士をされており、

現在、このような講習会をなどでもご活躍中。


食事に関して、うちのチームでも助言をいただいており、

私も栄養に関してはたくさん学ばせていただいている先生です。




再三、このブログでもお伝えしていますが


トレーニング(身体づくり)と食事(栄養補給)・・・そして睡眠(休養)は


バランスがとれてこそ、その効果が表れます。


とくにジュニア期(成長期)の選手は

基本的なライフスタイルを整えることが最優先です。


今回の内容も、基本的な栄養素の説明や、食の重要性を伝えてくださいました。


加えて、試合前や試合の日の食事のタイミングや内容なども。


講義の中では、「実際のご飯の量はこのくらいです」


と、炊飯器からご飯、そして計量されたご飯の見本を準備してくれました。



その時には写真で取れなかったので、うちで摂ったものですが・・・

160gのご飯


200g


300g


いつも食べているご飯の量はいかがでしょうか?


成長期の子供は女の子と男の子で必要なエネルギー量が異なるそうです。

女の子は12~14歳、男の子は14~17歳が、成長を含め一番エネルギーが必要な時期です。


さらに、部活をしていると、女の子はこの時期に2,700kcal 、男の子で3,150kcal 必要とされています。

だいたい200gのご飯を一食に食べて、さらにおにぎり一個、補食につけるくらいで

2,700kcalのエネルギーが必要な子供の、炭水化物の量です。


さらに、たんぱく質、脂質、カルシウムなどを主食や副菜などで補います。



毎日、バランスよい食事を摂るのは難しいですが、


知る事で心がけの意識がまず1歩です。



私も、お味噌汁に乾燥わかめを足すことや


できるだけ納豆を常備することを心がけるようになりました。


また、今後も栄養に関してお話される機会があることでしょう。


学んで、自らの健康、家族の健康に生かされてはいかがでしょうか?





  


2017年08月28日

中学生陸上部のコンディショニング指導

先週、中学校の部活動指導へいきました。

競技は陸上。内容は「コンディショニング」についてです。


これから、駅伝の大会へ向けて練習が始まるんですね。

この時期、長距離練習をするとケガが増える、ということで


「予防のストレッチング、ケアを教えてほしい」


というご依頼でした。



スライドを準備して、


「ケガ」の種類の説明から・・・


長距離に多い「スポーツ障害」について、


なぜ、痛みが出てしまうのか・・・練習量のみならず


中学生の身体の特徴や、ケガの原因などを知ってもらったうえで


「自分で出来ること」


「チーム全体で出来ること」


本当に、少しですが細かくストレッチの動きの確認や、

自分の身体について知ってもらう時間となりました。



部活の先生と、保護者の方々も何名か参加してくださりました。


コンディショニングもトレーニングの一環です。


少しずつ、必要性を伝えながら、繰り返し繰り返し、身体と頭に叩き込む作業です。



何か、健康を守り、目標に向かって競技の楽しめるきっかけとなれば幸いです。  


2017年08月14日

中学生バレーボール部のトレーニング指導

今日も中学生へのチーム指導でした。

競技はバレーボール。


今回は・・・

「数年前に教えてもらっていたストレッチやトレーニングを続けてきたけど、

思いつきでやらせてたところもあったので、新しいものを指導してほしい」

という依頼でした。



このチームは初めての指導という事もあり


まず、

「(身体作りの)トレーニングはなぜ必要なのか?」

「コンディショニング(勝つための全ての準備)について」



などについて、生徒さんに話をするところから始めさせてもらいました。

トレーニング(技術・体力)は

高いパフォーマンスを身につける為、

そして

ケガの予防の為

シンプルに、この2点が主な目的です。


ちょっと、中学生には難しい話だったかな・・・



特に、中学生は

成長の個人差が激しく、同じ負荷をかけていても、その負荷が見合わない子もいれば

足りない子も出てきます。


「ケガも多い時期なんだよ、気をつけてね」


ということが、なんとなくわかってくれたらいいな。


静的なストレッチング(クールダウン用)から、動的なストレッチング、

スキップ・ステップ系のドリルと、ダッシュなどのアジリティ系のドリル


それと、自体重のコントロールドリルを指導しました。



ごくごく、基本的な動作のみ、です。



子供たちを指導していて、思う事があります。


人の動きをみて、自分の中にイメージを取り込み、比較的すぐ出来る子や

無意識にスッとやってしまう子や


『答え』をすぐに人に委ねる子や


(自信がないから)時間はかかるけど、出来ることが分かるとすぐに取り込める子


出来ないことに果敢にチャレンジする子、


チャレンジする意欲と勢いはあるけど、人の話を聞かない子・・・などなど



今日だけに限らず、本当に子供たちは多種、多様で面白い。


すぐすぐ、出来るようになったり、結果がでるわけではないからね、と

言いましたが、


少しでも、身体が健康に、練習にちゃんと参加して


バレーボールが上手くなる、何かきっかけとなればいいな、と思います。









  


2017年08月11日

肩の痛みと股関節?

身体は、本当に不思議です。


肩が痛くても、原因が別のところにある場合がほとんどで

全身の動きをしっかり観察しないと


痛みがある部分に目を向けているだけでは改善しないことがほとんどです。



今日は、半年前からパーソナルトレーニングを担当していた

中学生の子(野球)を、久しぶりに訪ねました。


今月末に開催される「離島甲子園」が控えているなかで、


「肩の調子が悪いから」と連絡をいただきました。



この子と出会ったもともとのきっかけは「腰痛」でした。


いろんな治療を施したけれど、あまり・・・ということだったのですが


運動能力は非常に高い選手だったので、動作の指導を徹底して指導することで


本人も、努力してくれて、改善も早かったのですが、


身体がまだまだ小さい(細い)上に、股関節の可動域が狭いので


腰痛よりも、時折肩の痛みは訴えていたのは記憶にあります。



今回も、股関節(特にお尻の筋肉と太ももの後ろ)回りを動かしながら、緩めることをメインに


・・・「股関節を動かす」=「体幹を動かす」 ことに結果的に繋がりますから


体幹とのつなぎ目である「肩」は効率よく動かさざるを得ない、という感じでしょうか。



あとは胸椎の伸展(胸を前に押し出す動き)に制限がかかっていて


すぐ背中が丸くなる。


その大きな原因はやはり「股関節」でした。


股関節へのアプローチが先か、体幹が先か・・・これも個人差がありますが


最近は一緒に上手く動かせるように、指導しています。




一般的に野球選手の肩の痛みは、「片脚で立つ」動作で、だいたい原因が判明するといわれています。



実際、動いて(野球の動作)みないと、まだ原因が隠れているかもしれないです。



人間のカラダは面白いんですが答えがあってないことなので



こうやってパソコンに向かいながらも


「もっと出来たこと(やるべきこと・みるべきこと)はなかったかなあ」 と


ずっと頭で考え、やはり心配してしまうのも


この仕事の悩ましいところ・・・



でも、この子がケガで中学生活が潰れずに、高校まで健康に繋がってくれたら・・・


男の子は身体も今からどんどん変わるので、

もっと先々のことを考えると、本当に楽しみで。



心配したところで、仕方ない。


また、何かあれば、考えてサポートしていくのみです。
  


2017年08月10日

部活動へトレーニング指導

夏休みということもあって


部活動からの「トレーニング指導」の依頼がぼちぼちきています。


昨日は中学生のバスケットボール部へお邪魔しました。


このチームへは2年前、指導した事があります。

中学部活動でのストレッチング指導



先生からの今回の指導要望は


・以前指導したメニュー(ストレッチング・フットワークドリル)のチェック

・短距離走(短いダッシュ?)を速くしたい


あとはバスケットボールの技術を高めるうえで、「股関節を安定させる(スタビリティ?)」

というフレーズを耳にしたけど、具体的にはどういうことなのか?というご質問。


・シュート時の構えの安定性を高めるにはどうしたらいいのか?



よく、ありますよね・・・技術指導の上で

「動作はイメージできるけれど、実際トレーニングとして取り入れるには何をすればいいんだろう?」


「体幹トレーニングが大切だとはいうけれど、このトレーニングは本当に効果があるのか?」


体幹トレーニングについては、「効果はあります」が、

その種目が、選手の成長段階やチームづくりの時期的に

”適切な時期” と ”導入のアプローチ” そして ”目的” は 

トレーニング指導する側にとっても、一筋縄ではいかない難しさ。


日々変化、成長する子供たちへ与えるメニューの「正解」はあってないようなものなのですが



私は、私の専門知識を、部の活動の中に『投じる』ことで起こる


化学変化のようなものが、面白いと思っています。


そこには、個々の能力や年齢が違う子供たちがいて


先生の技術指導における信念があるからこそ


一つのトレーニングプログラムが現場それぞれに応じて


面白い変化を起こす。本当にいい形につながるかもしれないし、ダメかもしれないし。



それはやってみないと、わからないことで。



昨日も指導しながら・・・与えられたものを、何の意味もわからずやらされるか


このメニューは「こういうところを意識するのか」「こういうところがバスケットにつながるのか」


それを知る、理解できた子供たちは目の色と取り組み方が変わります。



私の中に、そういう経験をまたひとつ積ませてもらった時間でした。




数週間後、もう一度チェックさせてもらえたら、と思っています。


思うような効果や、思うような取り組み方・・・それはできてなくて当たりまえ。


その中に、小さくても昨日と絶対違う変化を、子供たちの中からみつけてあげたいと思います。







  


2017年08月08日

宇検村で合宿中

チームは昨日から、宇検村で長期の合宿中。

残念ながら、台風で島外からのチームが来れなくて、単独合宿です。


今日は少し時間があったので、みにいきました。


たった1日半ですが、すでにお疲れ気味のみなさん・・・(笑)。


そりゃ、日ごろ3時間程度の練習しかできないのですから、


長いよね・・・


いい意味で、2~3時間の日々の練習は集中して取り組んでいますが、


技術的な面を高めたり、全員のスキルを高めるには


それでは時間が足りないから、仕方ない。頑張って~


私も体育館到着直後から、1年生が来ました。一人は膝、一人は腰。


膝の子は、昨日携帯のfacetimeで動きをみせてもらって、大方の原因がわかったので


ストレッチングを指導しました。


便利な世の中です。動画のやりとりで簡単なアドバイスや原因を究明できるのですから・・・


昨日よりは、ましになっていました。もう少しきちんと説明と指導をして、


痛みは消失。早い段階で対応できると、早期復帰が可能です。



もう一人の子は、腰回り、背中回りがガチガチになってました。


こうなるとほおっておくほど、痛みはどうにもならなくなります。


何か、自分なりに取り組んだり、昨日のように相談すればよかったのでしょうが、


そういうところ(考え方)も含めて、今からです。


少しづつ、自分のカラダを知って、何を自分のトレーニングとして取り入れて、


身体づくりの大切さと自己管理を


1年生は今の時期から繰り返し、繰り返し、繰り返し、教えていきます。



午前中最後は、時間をもらえたのでトレーニング指導させてもらいました。


合宿中はウエイトトレーニングができないので、自重負荷のトレーニングのチェックと


ジャンプ動作の基本動作を、これまた繰り返し、説明しながら・・・



女の子は、どうしても太ももの前側を使ってしまいがちになるので


太ももの後ろの筋肉やお尻(股関節)を、実際のプレーの中でどう使っていくのか


自重のトレーニングとジャンプスキル(レシーブ動作なども)


ほぼ一線上にあることをコツコツと伝えていきます。



1年生は頭に???がたくさん出てます。


2年生はやればやるほど「わかった!」という言葉が出てきます。

(実際はわかってないことも多いのですが、違いを掴めた瞬間は本当にキラキラ、素晴らしい)



1年生、初合宿。いろんな経験しながら、いろんな事を観察しながら・・・


成長に期待。


いろんな発見を聞かせてもらえることを、楽しみにしておこう。
  


2017年08月05日

女性アスリートのコンディショニング その2

雨風がすごいですね・・・

7年いた中で、一番の雨の量です。うちはかろうじて停電こそしていないものの

この雨が続くと、どうなってしまうんだろうと、不安は拭えません。


こんなに家に居ざるを得ないことも珍しいので

やらなきゃいけないことを片づけながら、時折、外の雨にため息です。



前回の続きです。

女性アスリートの”三主徴”

①利用可能エネルギー量不足
②視床下部性無月経
③骨粗鬆症


これらは、それぞれ単独ではなく、相互に関連しています。

食事や運動の状況に応じて、健康な状態から、治療が必要な状態へ変化する。


女性アスリートの”三主徴”は、選手寿命の短縮や

将来、女性としての機能(妊娠のしやすさ)の低下に繋がることから


国際的にも重要な問題として取り上げられているようです。



これらの兆候が表れてしまうと、短期間で回復することは難しく、

特にジュニア期から続く無月経はとても問題が大きく

思春期を迎える前からの予防が非常に重要になってきます。


以下は、「三主徴のスクリーニングのための質問事項」として挙げられていた項目です。

1.月経は規則的にきていますか?

2.初めて月経があったのは何歳ですか?

3.最近月経があったのはいつですか?

4.ここ1年間で月経は何回ありましたか?

5.あなたはピルを服用していますか?

6.あなたは自分の体重を気にしていますか?

7.あなたはだれかに減量または増量することを勧められていますか?

8.特別な減量方法を実施していますか?もしくは特定の食品を避けていますか?

9.あなたは摂食障害になったことがありますか?

10.あなたは疲労骨折を起こしたことがありますか?

11.あなたは骨密度が低い(低骨量、骨粗鬆症)と言われたことがありますか?


ここに挙げられている項目は、もしかすると極端なものに感じられる方や、

該当しない方がほとんどかもしれませんが


問題とする女性アスリートが実在する、という事実や


減量に対して間違った考え方を持っている人が多いこと


ダイエットなどあふれる情報は、本当に今の自分に必要なことなのか


特に若年層には食に関しての知識も含め


教育は大事だと感じます。



どうぞ、ご家庭の食卓で、話題になさってください。


  


2017年08月04日

女性アスリートのコンディショニング

人間の成長過程を考慮する(幼少期・成長期・高齢期など)のと同様に、

男性、女性という性差についても

コンディショニングに考慮が必要になります。


女性アスリート特有の健康障害として・・・

ひとつはなんと、


①「利用エネルギー不足」

つまり、スポーツ活動するにあたり、身体を十分に使うためのエネルギー量が

食事などの摂取エネルギー量を上回る。

要するに、食べる量が足りていない人が多い、という。


これは、大きな問題です。

②「視床下部性無月経」

一昔前は、「生理が止まるくらい練習した」 それが、何かステイタスのような風潮がありました。

これは、単にオーバートレーニングによる影響や、

①にも繋がりますが、食べる量が足らないことによる急激な減量、もしくは

強制的、意図的な体重減少(ダイエット)によるもの、利用エネルギー不足、そしてストレス。


③「骨粗鬆症」

高齢者の疾病のようなイメージがありますが、これも成長期のエネルギー摂取、バランスによって

若年者にも大きな影響を与えます。

練習などによって身体にかかる負荷・ストレスは骨の代謝を促すものですが、

②のような状態が続くと、卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモン濃度が低下し、

骨の成長に影響をあたえるそうです。

これは必然的に「疲労骨折」のリスクが高まります。


女性特有の「月経」は、アスリートであろうとなかろうと、きちんと起こるべきことであり、

指導者が男性であろうと女性であろうと、配慮しながらトレーニングに取り組むことは

とても重要です。


当然のことながら、女性特有のコンディショニングの崩れですから、


パフォーマンスの低下にもつながります。



女性は、どんなにパフォーマンスが優れていたとしても

一生のうちに妊娠や出産、そして閉経などライフステージにおいて性ホルモン濃度が変化する。

そしてこういう変化とともに、女性の心や身体の調子にさまざまな影響を与えます。



栄養学的な面も、大きく関与することですが


どんなに良い練習をしたり、どんなに素晴らしいパフォーマンスを備えていても


心身ともに健康である、ということは、


原則だと思います。



また、少しずつ、触れていきたいと思います。  


2017年07月18日

新聞の一面に…

昨日、ブログに載せた矢先の…今日の出来事。



先週、取材を受けましたが、まさかの一面…

担当の西田さん、取り留めのない話をまとめてくれてありがとう。。

一生に一度のいい思い出になりました(笑)

そんな今日の新聞に限って、お茶をガッツリ新聞の上に溢してくれたウチの長女は、やはりツワモノです。おかげでシワシワです。


この取材を受けるにあたり、ある救急隊の方に相談しました。

「熱中症→重症化の可能性→救急車」

そんな文言が定着しつつある昨今。

私よりももっと身近に、今の季節対応されている事でしょう。

実際の現場の現状をお聴きしました。


確かに熱中症は重症化すると死に至りますが、

予防や適切な処置を知り、実行さえすれば、自分達で管理できる病気です。

消防隊の皆さんは、もっと重篤な方々に対応しなければならない。

「熱中症の心配に1人1人対応したいのは山々だが、救われるはずの命を守るために、救急車の適正利用をお願いしたい…」


そういう立場の方もいる。

そんな思いも踏まえた今回の取材でした。

ただ、メディアというものは

受け手側の持っている知識や考え方によって如何様にも捉えることが出来る。

また発信側の視点によっても、メディアは変わる。


発信者として、本当に適切な情報を提供出来たのだろうか、受け手側はどう捉えているだろうか…

そういう "怖さ" も感じつつ

どこかの誰かが「気をつけよう」と思ってくれて、

誰かの健康が守られたらいいな

そう願います。  


2017年07月17日

試合の日の食事と水分補給

奄美に来て、何度目かの郡大会。
徳之島に行ってきました。もちろん、今回は選手です。

練習後のクールダウンのストレッチング担当は毎年恒例。
様々なチームから集まるメンバーに、練習後のケアは、当たり前にやる事は少し伝わったでしょうか?

ストレッチも

「何を、どうすればいいのかわからない」人は多く、最終的に5分程度で同じ流れのプログラムを実施しました(いつも一緒の流れ…とは気づいてないかもしれないけど)。

今年は、さらに「エネルギーと水分補給」のプログラムを導入。

試合期間中の日程から、水分補給の取り入れ方、いつも何気に準備している「お弁当」からエネルギーゼリーやおにぎりなどの補食スタイルに変更。
試合後の100%オレンジジュースを摂る事など、マネージャーさんにあれこれとご協力頂いて準備させてもらいました。

ウチの高校生チームにとっては当たり前に導入している事ですが、

「そういえば、自分が試した事ないなぁー」

エネルギーゼリーも、3つ目あたりからだんだん飽きる(笑)

…そんな事も気づきながら、若手も私には文句言えず(笑)

素直に遂行してくれました。

そんな中、「試合後は毎回1週間くらいダルさが続く」と呟く選手もいて

水分を摂るタイミングや、量について詳しく説明しながら、普段の試合期間との違いを気づいてもらいながら

話を聞けたのは面白かったです。

「試合の後は食べられない。でも今回はすぐジュースとか飲んだせいか、食べられる方だ」とか…なるほどなぁ。

他のチームでも熱中症の症状が出てる選手もいて、唇の痺れを訴えてました。

聞いたら経口補水液をスポーツドリンク代わり飲んでいた…という!

同じモノだと捉えている人もいる、という事を知り

正しい活用の仕方を伝えてみました。


スポーツが盛んな島ですが、いや、これは島とか関係なく

「スポーツと健康」が噛み合わない現実を改めて実感します。

知る事で救われる健康。

実践することで、自分の力(パフォーマンス)を出し切れるかもしれない事。


こうした呟きが、誰か1人にでも

届きますように…

  


2017年07月08日

食事の勉強会

今日は体育館が使えないので、ミーティングの日。

毎年恒例、「スポーツ栄養学」。
食事からのコンディショニングについて学びます。





講師は最近、産休に入った家庭科の先生。

基本的な内容は毎年変わらないのですが、
我が家の食事をチェックすると…

あれが足りない、これが足りない。量が足りない。


生徒も、やっぱり食に関して勘違いしている部分も多く、

「もっと、食べても大丈夫なんだ…食べなきゃいけないんだ…」

そういう事は理解出来たと思います。

合わせて、水分補給に関してや、女性なので栄養不足やストレスが生理不順にも影響する事、カルシウムと骨粗鬆症…など

「身体が資本」のスポーツ選手にとって
食事、栄養摂取は毎日の事だからこそ考えて、意識的に摂らなければならないこと。



意外と知らない、自分の身体、健康について

改めて考える機会となりました。


でも、こういう積み重ねは

数年前からするとケガが減り、体力も身につき、体格も大きくなり

パフォーマンスを高めるための土台はしっかり築けてきています。



彼女達が、いつの日か親になったとき

自分達がこうして、身を以て学んだ事を

生かしてくれたら…


そんな願いも込めて。


健康な命ほど、大切なものはない。

自分の身体を、まず大切に考える事が

私は大事だと思います。  


2017年07月03日

知的障がい者バレーボール教室

昨日、鹿児島県の「地域における障がい者スポーツ振興事業」として

大島地区知的障がい者バレーボール教室に講師として参加しました!



私はウォームアップ担当。

高校生とともに、鬼ごっこしたり、フープドリルをしたり、ボールを使って遊んでみたり・・・



鹿児島本島のほうでは、月に1回、このようなバレーボール教室を開催して、

昨日、九州大会へ出場したとのこと。

2020年に鹿児島で開催される全国障害者スポーツ大会に向けての事業を

今回大島地区でもやろう!ということで大島養護学校に通う生徒さんが

15名参加されました。


私は正直、知的障害の方が、どこまでバレーボールができるのか、まったくわからず、

ウォームアップも、どう進めていいのか直前まで不安でした。

身近に接する機会がなく、本当に未知の世界。


でも、びっくりするくらいみんな上手で!

最後はゲームを高校生を交えて行い・・・


高校生たちの応援ダンスも一緒に踊りながら、みんな楽しそうでした!




「楽しかった!」


その一言に尽きます。そして、人生でこんなにバレーをしていて笑ったことのないくらい、笑いました。


なぜ?でしょうね・・・。

とても、優しい気持ちに、皆がなりました。笑顔しか、ありません。

プレーするたびに歓声があがり、ボールが繋がるたびに、拍手がおこります。


たった15名の存在が、バレーボール本来の楽しみ方を教えてくれました。

貴重な経験でした。。。



この事業の担当者は、14年前お世話になった高校の先生でした。

当時、まだ広島で働きながらトレーナーの勉強をする、駆け出しのころの私に


「鹿児島に戻ったら、うちの部でトレーナーとしてサポートしてください」


とずっと声をかけてくださっていました。


そして当時のチームは、春の高校バレー、インターハイ出場。その場に携わることができ、

トレーナーとしての現場経験を積ませてくださった方でした。


こうして、月日が過ぎ、再び奄美の地で再会できたことを不思議に思いつつ、


また違う視点から、バレーボール観を伝えてくださったこと


いろんな繋がりの大切さを教わった一日でした。




  


Posted by ここ at 13:54Comments(0)ブログ