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2017年10月25日

「若いアスリートは、いろんなスポーツを経験すべき」という考え方

最近のフィジカルトレーニング界では

もっぱら取り挙げられている内容です。



実際は最近・・・に始まったことではないです。ずっと言われていたけれど、


ようやく世間が現実問題として捉えて始めている、いうところでしょうか。


簡単に言うと、


「日本のアスリートは技術を磨くことに重きを置きすぎている」


という現状がかなり問題だということです。


このコメントを述べているのは
(株)ドームのパフォーマンスディレクター兼ゼネラルマネージャーの友岡和彦氏。

トレーニング界では実力ともに有名な方です。


「テクニックを持っていれば(ある程度の事が)出来るようになるが、得るべきからだを持っていないがために

”早熟”になり、結果頭打ちになってしまう。リトルリーグやサッカー、体操競技の選手は

18歳までにトップ選手になるが、その時期を過ぎると彼らのパフォーマンスは低下する。

逆にアメリカとヨーロッパのアスリートは20歳を超えてからだんだん良くなる」

と述べてあります。


また、他の文献でも青少年におけるタレント発掘についても言及されており


暦年齢でグループ分けされる時代から、すでに身体年齢(発育や成熟)に関する属性に基づき

グループ分けしていく考え方へ流れができつつあるようです。


暦年齢で区分すると、4月生まれの子が、3月生まれの子より体格的に有利だからです。


同学年でも年齢的に若い(早生まれ)の子は

サッカーのように年齢で区切られる競技において選抜選手から外される可能性が20倍!

といいます。

前者について、私の経験上、

高校生や大学生を指導していて、

専門スポーツの技術はとても高いけれど、他の動きが出来ない子もいます。

専門スポーツ以外の経験が少ないから、です。

確かに(プレーは)上手いけれど、もっと能力を引き出すためには、受け皿である「身体を準備する事」が大事です。

身をこなす事の重要性よりも、目先の技術習得がどうしても先行して(難しくて出来ないから…と受け入れようとしない場合がある)

(上手いんだけど)結果、「プレーが伸びない」。

プレーはそれほど…だった子もきちんと身体を使いこなせるようになると、驚くほどの技術を身につけていく事もある。

勝つ事は大事。一生懸命練習する事も大事。

でも、身体を壊してしまったり、勝つ事でしかスポーツの価値を見出せなかったり、
評価されないと感じてしまう、そんな子供達を

大人が育ててしまうのは、もったいない。


海外と日本の、体育・スポーツの概念の違いは否めません。価値観が根本的に違うというのもありますが…

スポーツそのものを"楽しむ"事を
なんでもいい、いろんな経験して欲しい。


せめて、トップアスリートの育成の考え方は

世界基準で、世界と戦える選手を。


その母体となる…目の前の、今の子供達へ

ここ奄美でも、ちょこっと配慮が出来たらいいなと思います。



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