2015年10月29日
「トレーナーになる」には・・・
「トレーナーになりたい」
という学生さんが多い、という話をよく聞く。
「トレーナーで進路を希望している学生の受験の相談に・・・」と
学生を預かる先生の方からのお尋ねが時折ある。
選択肢としては、専門学校か、治療の資格(鍼灸や柔道整復師)をとるための学校か
・・・といったところが多い中、
九州のある大学の学科の中にある
「トレーナー養成コース」を目指しているという学生さんと話もしました。
私が学生の頃からすれば、勉強する場は増えています。
私が就職を「トレーナーで!」と考えた時、
「仕事はないし、お金を稼げないから、やめておきなさい」
とことごとく、夢を打ち砕かれた。
資格を取りに、海外へ行くことも考えた。
その当時、師匠に引きとめられた言葉が今でも頭をよぎる。
「日本でも、まだまだ出来ることは、ある。学ぶことは出来る。」
私は運よく、「トレーナー」で地元、広島の整形外科に就職することができたのですが、
自分の力では全くなく、
人との出会いが、本当に大きかった。
20年経った今でも、「トレーナー」という役割は素晴らしいと思う。
私は、世の為、人の為に…と大きく活躍する事よりも、結婚や出産という道を選択した。日本、世界へ目を向ける事より、自分の置かれた環境の中で出来る精一杯をやる事にした。
それでも、この、ような活動をしている人はまだまだ少なく、課題も沢山ある。
トレーナーにも、いろんな選択肢がある。しかしながらトレーナーの根本的な「課題」というものは昔も今もあまり変わっていないように、世界でも活躍されている友岡和彦氏のコラムを読んで思った。
・ 一般サラリーマンとは違い、安定した収入の保証はない(長く働くか、単価を上げるか)。
・ 歳をとっても、20代の若い子達と健康にカラダを動かしていけるか。
・ プロで働いたとしても、働き盛りの40・50代での解雇も珍しくない。
また、現在活躍されているトレーナーの方達は、大学を卒業したのち、大学院か海外の大学、
さらには博士号、さらには治療の資格・・・と
莫大な投資をしてきた方が沢山いらっしゃいます。
そんなに活躍していない、私も然りです。
資格の保持には継続学習が必要です。私は微々たるものですが、
活動する限り、自己投資は続きます。
もっとも、自分の健康と体力の維持には気を使わなければならない年齢になってきました。
おかげさまで、ケガや痛みは自分で治す術を身につけたのですが、
鍛え続けるためには、気力とやはりお金(奄美は安いので助かります)が必要です。
そして、なかなか・・・トレーナーの活動自体がボランティアから抜け出せないのも現状です。
ちゃんと、お金を頂いて、活動するようにしていますが、
「あの人に頼んだら、お金かかるよ。」 と後ろ指刺されることも、しばしばです。
当然、こちらも、しっかりと知識と技術を使いこなさければなりません。
トレーナーという活動を、れっきとした「職業」として確立できるように
これからの、夢を持つ学生さんに胸をはって
「トレーナーという仕事はね、いろんな人の手助けとなって、やりがいのある仕事なんだよ。」と
言ってあげたいですね。
昔の私のように、夢を打ち砕かれる言葉は、かけたくない。
最後に私が今考える「トレーナー」への道です。
どんなトレーナーを目指すか、にもよりますが・・・「大学進学」を勧めます。
前述した進路の相談を受けた学生さんの、推薦入試の内容を見せてもらいましたが、
かなり深い内容まで、受験時にトレーナーの知識を持っておかなければ
恐らく面接試験でことごとくやられてしまうでしょう。
それは、その学校で学べるカリキュラムの質や、
そこを受験する学生の意欲も、ある程度高いものとなることが考えられます。
そのために、確実に中学校、高校の勉強をこなしておくこと、です。
現在の思いや考え方は、未来も同じかといえば、そうではありません。
その時点で、「大学」か「専門学校」か、決めればいいことです。
必ず出会う人、置かれた環境によって、変化していきます。
「トレーナーになりたい」という今の気持ちを大事にして、将来に生かしたいと思うならば、
今、出来ることは、学校の勉強に励むことです。
将来のために、選択肢を広げるためには最低限、学校の勉強をクリアすることです。
なぜなら、トレーナーの必要知識に、高校で学ぶ生物、化学、物理が必要だからです。
トレーナーは、今後科学的なデータを読み取り、それを生かしていく分野が重視されるでしょう。
そのためには、やはり学ぶ姿勢を身につけておかなければなりません。
プロのアスリートが リタイア後の ”セカンドキャリア” を考えるように
「トレーナー」も、社会の動向を読み、多様性をみにつけて、身の振り方を時代に合わせて考えていく。
スポーツをビジネスとする事は難しい事かもしれないけど、魅力ある仕事です。
沢山の人と出会い、刺激を受けながら
夢を追ってみて欲しいです。
という学生さんが多い、という話をよく聞く。
「トレーナーで進路を希望している学生の受験の相談に・・・」と
学生を預かる先生の方からのお尋ねが時折ある。
選択肢としては、専門学校か、治療の資格(鍼灸や柔道整復師)をとるための学校か
・・・といったところが多い中、
九州のある大学の学科の中にある
「トレーナー養成コース」を目指しているという学生さんと話もしました。
私が学生の頃からすれば、勉強する場は増えています。
私が就職を「トレーナーで!」と考えた時、
「仕事はないし、お金を稼げないから、やめておきなさい」
とことごとく、夢を打ち砕かれた。
資格を取りに、海外へ行くことも考えた。
その当時、師匠に引きとめられた言葉が今でも頭をよぎる。
「日本でも、まだまだ出来ることは、ある。学ぶことは出来る。」
私は運よく、「トレーナー」で地元、広島の整形外科に就職することができたのですが、
自分の力では全くなく、
人との出会いが、本当に大きかった。
20年経った今でも、「トレーナー」という役割は素晴らしいと思う。
私は、世の為、人の為に…と大きく活躍する事よりも、結婚や出産という道を選択した。日本、世界へ目を向ける事より、自分の置かれた環境の中で出来る精一杯をやる事にした。
それでも、この、ような活動をしている人はまだまだ少なく、課題も沢山ある。
トレーナーにも、いろんな選択肢がある。しかしながらトレーナーの根本的な「課題」というものは昔も今もあまり変わっていないように、世界でも活躍されている友岡和彦氏のコラムを読んで思った。
・ 一般サラリーマンとは違い、安定した収入の保証はない(長く働くか、単価を上げるか)。
・ 歳をとっても、20代の若い子達と健康にカラダを動かしていけるか。
・ プロで働いたとしても、働き盛りの40・50代での解雇も珍しくない。
また、現在活躍されているトレーナーの方達は、大学を卒業したのち、大学院か海外の大学、
さらには博士号、さらには治療の資格・・・と
莫大な投資をしてきた方が沢山いらっしゃいます。
そんなに活躍していない、私も然りです。
資格の保持には継続学習が必要です。私は微々たるものですが、
活動する限り、自己投資は続きます。
もっとも、自分の健康と体力の維持には気を使わなければならない年齢になってきました。
おかげさまで、ケガや痛みは自分で治す術を身につけたのですが、
鍛え続けるためには、気力とやはりお金(奄美は安いので助かります)が必要です。
そして、なかなか・・・トレーナーの活動自体がボランティアから抜け出せないのも現状です。
ちゃんと、お金を頂いて、活動するようにしていますが、
「あの人に頼んだら、お金かかるよ。」 と後ろ指刺されることも、しばしばです。
当然、こちらも、しっかりと知識と技術を使いこなさければなりません。
トレーナーという活動を、れっきとした「職業」として確立できるように
これからの、夢を持つ学生さんに胸をはって
「トレーナーという仕事はね、いろんな人の手助けとなって、やりがいのある仕事なんだよ。」と
言ってあげたいですね。
昔の私のように、夢を打ち砕かれる言葉は、かけたくない。
最後に私が今考える「トレーナー」への道です。
どんなトレーナーを目指すか、にもよりますが・・・「大学進学」を勧めます。
前述した進路の相談を受けた学生さんの、推薦入試の内容を見せてもらいましたが、
かなり深い内容まで、受験時にトレーナーの知識を持っておかなければ
恐らく面接試験でことごとくやられてしまうでしょう。
それは、その学校で学べるカリキュラムの質や、
そこを受験する学生の意欲も、ある程度高いものとなることが考えられます。
そのために、確実に中学校、高校の勉強をこなしておくこと、です。
現在の思いや考え方は、未来も同じかといえば、そうではありません。
その時点で、「大学」か「専門学校」か、決めればいいことです。
必ず出会う人、置かれた環境によって、変化していきます。
「トレーナーになりたい」という今の気持ちを大事にして、将来に生かしたいと思うならば、
今、出来ることは、学校の勉強に励むことです。
将来のために、選択肢を広げるためには最低限、学校の勉強をクリアすることです。
なぜなら、トレーナーの必要知識に、高校で学ぶ生物、化学、物理が必要だからです。
トレーナーは、今後科学的なデータを読み取り、それを生かしていく分野が重視されるでしょう。
そのためには、やはり学ぶ姿勢を身につけておかなければなりません。
プロのアスリートが リタイア後の ”セカンドキャリア” を考えるように
「トレーナー」も、社会の動向を読み、多様性をみにつけて、身の振り方を時代に合わせて考えていく。
スポーツをビジネスとする事は難しい事かもしれないけど、魅力ある仕事です。
沢山の人と出会い、刺激を受けながら
夢を追ってみて欲しいです。
2015年10月23日
足の捻挫受傷後の経過例(重症度Ⅰ度)
足関節の捻挫をした選手の経過例を載せてみます。
ご参考までに。。
<背景>
競技・・・バレーボール(中学1年生・女子)
発生機転・・・ジャンプ着地時にネット越しにプレーヤーの足を踏み足首をひねる。
処置・・・痛みはあったが、自身で歩いて帰宅し、帰宅後にRICE処置を行った。
夜間のため、整形外科の受診は見送る。
その他・・・
試験期間明け。角膜炎のため、視力矯正なしの状態で練習参加。
試合1週間前。
以上から、
ケガの原因は「コンディショニング(準備)不足」。
選手に自己管理能力があれば、未然に防ぐことができたと推測します。
<所見>
重症度・・・Ⅰ度
*Ⅰ度とは?・・腫れもなく、歩行が可能、2~3日安静後、1週間程度でスポーツ復帰可能
発生機転と、足関節の外側の痛みより、足関節内反捻挫(内返し)と推測。
<受傷2日目>
起床後の様子・・・腫れはなし。荷重で痛みあり。
その他・・・本人の希望で、練習(練習ゲーム)に参加したい、とのこと。
再発予防・・・テープ固定(キネシオ)と足関節のバンド固定。
トレーナー所見・・・動くことによって、腫れが出てくる事を予想して、キネシオテープで
関節の固定を行った。テープ事前にRICE処置。
本人がまき直しができるバンドでさらに固定した。
帰宅後の様子・・・「痛かった。昨日よりもズキズキする。」
前日よりも若干の腫れと熱感。アイシングで処置。
通常の対応・・・「2~3日のアイシングと患部の安静」が適当です。
軽度の捻挫でも、”無理” をすると、腫れと痛み(炎症反応)が出てきます。
RICE処置で、寝る前までアイシング。
<受傷3日目>
起床後の様子・・・「夜中に急に足が熱くなって、とても痛かった。」「昨日の朝と変わらない痛み」
その他・・・本人の希望で、練習に参加したい、とのこと。
再発予防・・・テープ固定(前日よりも、もうすこししっかりと固定:スパイラルテープ・
キネシオテープ・フレックステープ)とバンド固定(前日と巻き方を変えてみる)。
トレーナー所見・・・痛みはあるが、腫れはほとんどなかったが、動くことでの腫れの出現を考慮して、
キネシオテープなどで関節の固定を図る。
*テープで圧迫しているため、練習途中のアイシングは冷たさが通らないだろう、と
患部の拳上を促した。
<受傷4日目>
起床後の様子・・・痛みあり。
再発予防・・・アイシングをして、学校生活での動作範囲を考慮してきっちりテーピング固定(ホワイトテープ)。
部活時には、テープ固定も緩みが出るため、必要に応じてバンド固定を促した。
トレーナー所見・・・受傷4日目で、腫れも痛みもピークは越えたので学校生活では関節の安静を図った。
朝練習のランニングはやらずに、ストレッチングなどを別メニューで行うことを促す。
帰宅後の様子・・・いつもよりテープ固定がきっちりされたので、スポーツ動作に制限があったことを訴える。
痛みはほとんどなかった。
<受傷5日目>
起床後の様子・・・痛みなし。軽いテープ固定と、バンドの固定でいい、と本人の希望。
帰宅後の様子・・・「大丈夫だった」
<受傷6日目>
再発予防・・・バンド固定のみ
これが重症度Ⅰの、軽度の捻挫の今回の経過です。
ちなみに選手とは、うちの娘です。
娘には申し訳ないですが、完全に私の実験台です(笑)。
トレーナーと選手といえど、寝食をともにする機会はあまりないので
私の今までの「経験」と、「教科書」がどれくらいマッチするのか
非常にいい体験データとなりました。
セオリーは、「無理はしないほうがいい」です。
その方が、回復が速い。3日、練習を我慢して安静にしていれば
4日目にはなんでもないケガの程度だったと思います。
これが出来る(試せる)前提には
経験と知識と技術があるからに過ぎません。
きちんと受傷後のフォローが出来ない事がほとんどなので
・整形外科での受診、画像診断による医師の診断
・受傷3日間程度の患部の安静
やはり、このようにおススメするのが、現実的かな、と思います。
結果的に今回は、試合までに間に合う程度のケガでした。
私はケガを治すことはできませんが
何か、ご相談があれば、このような人間を、気軽にご活用ください。
ご参考までに。。
<背景>
競技・・・バレーボール(中学1年生・女子)
発生機転・・・ジャンプ着地時にネット越しにプレーヤーの足を踏み足首をひねる。
処置・・・痛みはあったが、自身で歩いて帰宅し、帰宅後にRICE処置を行った。
夜間のため、整形外科の受診は見送る。
その他・・・
試験期間明け。角膜炎のため、視力矯正なしの状態で練習参加。
試合1週間前。
以上から、
ケガの原因は「コンディショニング(準備)不足」。
選手に自己管理能力があれば、未然に防ぐことができたと推測します。
<所見>
重症度・・・Ⅰ度
*Ⅰ度とは?・・腫れもなく、歩行が可能、2~3日安静後、1週間程度でスポーツ復帰可能
発生機転と、足関節の外側の痛みより、足関節内反捻挫(内返し)と推測。
<受傷2日目>
起床後の様子・・・腫れはなし。荷重で痛みあり。
その他・・・本人の希望で、練習(練習ゲーム)に参加したい、とのこと。
再発予防・・・テープ固定(キネシオ)と足関節のバンド固定。
トレーナー所見・・・動くことによって、腫れが出てくる事を予想して、キネシオテープで
関節の固定を行った。テープ事前にRICE処置。
本人がまき直しができるバンドでさらに固定した。
帰宅後の様子・・・「痛かった。昨日よりもズキズキする。」
前日よりも若干の腫れと熱感。アイシングで処置。
通常の対応・・・「2~3日のアイシングと患部の安静」が適当です。
軽度の捻挫でも、”無理” をすると、腫れと痛み(炎症反応)が出てきます。
RICE処置で、寝る前までアイシング。
<受傷3日目>
起床後の様子・・・「夜中に急に足が熱くなって、とても痛かった。」「昨日の朝と変わらない痛み」
その他・・・本人の希望で、練習に参加したい、とのこと。
再発予防・・・テープ固定(前日よりも、もうすこししっかりと固定:スパイラルテープ・
キネシオテープ・フレックステープ)とバンド固定(前日と巻き方を変えてみる)。
トレーナー所見・・・痛みはあるが、腫れはほとんどなかったが、動くことでの腫れの出現を考慮して、
キネシオテープなどで関節の固定を図る。
*テープで圧迫しているため、練習途中のアイシングは冷たさが通らないだろう、と
患部の拳上を促した。
<受傷4日目>
起床後の様子・・・痛みあり。
再発予防・・・アイシングをして、学校生活での動作範囲を考慮してきっちりテーピング固定(ホワイトテープ)。
部活時には、テープ固定も緩みが出るため、必要に応じてバンド固定を促した。
トレーナー所見・・・受傷4日目で、腫れも痛みもピークは越えたので学校生活では関節の安静を図った。
朝練習のランニングはやらずに、ストレッチングなどを別メニューで行うことを促す。
帰宅後の様子・・・いつもよりテープ固定がきっちりされたので、スポーツ動作に制限があったことを訴える。
痛みはほとんどなかった。
<受傷5日目>
起床後の様子・・・痛みなし。軽いテープ固定と、バンドの固定でいい、と本人の希望。
帰宅後の様子・・・「大丈夫だった」
<受傷6日目>
再発予防・・・バンド固定のみ
これが重症度Ⅰの、軽度の捻挫の今回の経過です。
ちなみに選手とは、うちの娘です。
娘には申し訳ないですが、完全に私の実験台です(笑)。
トレーナーと選手といえど、寝食をともにする機会はあまりないので
私の今までの「経験」と、「教科書」がどれくらいマッチするのか
非常にいい体験データとなりました。
セオリーは、「無理はしないほうがいい」です。
その方が、回復が速い。3日、練習を我慢して安静にしていれば
4日目にはなんでもないケガの程度だったと思います。
これが出来る(試せる)前提には
経験と知識と技術があるからに過ぎません。
きちんと受傷後のフォローが出来ない事がほとんどなので
・整形外科での受診、画像診断による医師の診断
・受傷3日間程度の患部の安静
やはり、このようにおススメするのが、現実的かな、と思います。
結果的に今回は、試合までに間に合う程度のケガでした。
私はケガを治すことはできませんが
何か、ご相談があれば、このような人間を、気軽にご活用ください。
2015年10月19日
中学生の合同練習会にて・・・
昨日は、中学女子バレーボール部の合同練習会の合間に
「ケガの処置」に関する講義をちょこっと(20分間)させてもらいました。

話を聞いてもらう間に、
実際に 「RICE処置」 と 「アイスバケツ」 で足関節捻挫に対する初期の処置を
中学生に体験してもらいました。
15分間のアイシング、どうだったかな・・・。
ホントは・・・こんな時間を割いてもらって、皆さんの前でエラそうに
話するつもりはなかったのです(一保護者の分際で・・・!)。
「せっかくなので」と先生の計らい、です。。恐縮です(汗)。
準備不足で、時間もやはり足りませんでしたが、
聞いていたうちの長女が 「 大丈夫、わかりやすかったよ、ママ 」 と
中学生にも理解できるレベルで話が出来たようなので
まあ・・・いっか。
「ケガの処置」に関する講義をちょこっと(20分間)させてもらいました。

話を聞いてもらう間に、
実際に 「RICE処置」 と 「アイスバケツ」 で足関節捻挫に対する初期の処置を
中学生に体験してもらいました。
15分間のアイシング、どうだったかな・・・。
ホントは・・・こんな時間を割いてもらって、皆さんの前でエラそうに
話するつもりはなかったのです(一保護者の分際で・・・!)。
「せっかくなので」と先生の計らい、です。。恐縮です(汗)。
準備不足で、時間もやはり足りませんでしたが、
聞いていたうちの長女が 「 大丈夫、わかりやすかったよ、ママ 」 と
中学生にも理解できるレベルで話が出来たようなので
まあ・・・いっか。
2015年10月15日
妊娠中のトレーニングは可か否か?
「妊娠中のコアトレーニングエクササイズの選択」と題して
トレーニングの情報誌 「Strength & Conditioning Journal」に掲載されていました。
以前にも、妊娠中のトレーニングについて触れたことがありました。
今回はAmerican College of Obstetricians and Gynecologists(ACOG:アメリカ産婦人科学会)のガイドラインや
コアトレーニングを扱った諸研究のレビューから、妊娠中の体幹筋群のトレーニングについて書かれた記事をもとに
考えてみたいと思います。
「妊娠34週で800mに出場し、全力疾走した」
・・・アリシア・モンタニョさん(28)という方の映像を観た時には衝撃を受けました。。。
イギリス健康保健機関が定めているガイドラインにも、
「妊娠中によりアクティブになればなるほど、妊娠による体重増加や体型の変化に適応しやすくなります。
また、出産もスムーズにいきやすくなり、産後は元の体型に戻りやすくなります。
なので一般的な日々の肉体的な運動(ランニングやヨガ、ダンス、ウォーキングなど)を
心地良い範囲で続けて下さい。」
ここまで、頑張れとは思わないけど(笑)
人間ってすごいなあと思いました。
でも、妊娠中のトレーニングを推奨する動きはなんら新しいことでもないし、
妊娠中の体幹筋群のトレーニングは、医学的にも推奨されているようです。
妊婦さん、だんだん大きくなるお腹に伴って、
腰が痛くなったり、背中が痛くなったり・・・
妊婦じゃなくても、辛いのに、大きくなるお腹を抱えては大変です。
私も経験しましたが、大変でした。
合併症の危険性がなく、医師から運動の許可をとって定期的な健診を受ける条件なら、
積極的に、運動をしてみましょう。
<制限(気をつけるべき点)>
・母体が健康であること、合併症がないこと
・ハイリスク妊娠でないこと
・仰臥位エクササイズ、静止状態の立位でのエクササイズは避ける
・突発的な動作や衝撃的動作を含む活動はさける
<妊娠中の運動がもたらす利点>
・陣痛の軽減
・陣痛時間の短縮
・産後の回復促進
・骨密度低下の軽減
・下背部痛の軽減
・妊娠線の予防
<妊婦の運動に関する一般的ガイドライン>
・必ず医師に運動の許可をとる
・トレーニングのプログラムを考慮する
・有酸素性トレーニング、ストレングストレーニングどちらも実施可能
(ジョギング、水泳、サイクリング、また安全な形での荷重(ウエイト)エクササイズも可)
・最大心拍数の50~80%の範囲で実施
・水分摂取をこまめに行い、母体の深部体温を調節する
・1日30分の運動を目標に
運動経験や、運動に対する知識がない方は、個人的な判断では実施することが難しいですね。
一般の人の大半が運動する目的は
「体重減少(ダイエット)」というのが主だとおもいますが、
妊婦の場合は、多少違うと考える。
「母親と胎児の安全性を最優先して、可能な限り高いレベルの体力を身につける」
こういう内容を、知るのと知らないのとでは
妊娠中の過ごし方も変わってくるのではないか、と考えます。
でも、私達の母親世代には、受け入れがたい情報かもしれない、ということも考慮すべきです。
そもそもの育った環境と考え方が異なります。
それでも、もしかするともう一世代昔では、妊婦も積極的に畑仕事や家事をやらざるを得なかった
(積極的に動かざるを得ない環境)・・・だった、かもしれませんね。。
ちなみに、
私は長女の時には出産前に「絶対安静」を告げられ、ベッド上での生活でした。
運動という運動は、ほとんどしていません。
次女の時には妊娠5か月でウエイトトレーニングもしましたし、試合帯同もしました。
出産3日前まで体育館でトレーニング指導も行ってました。
同じ妊婦でも状況が異なれば過ごし方も当然変わりますが、
次女の時の産後の方が(3年違う割には)、非常に体力的にラクでした。
産後がラクだと、子育ても少しゆとりがもてました。
赤ちゃんの為、家族の為・・・といえど
大切なのは、お母さんになる女性自身のココロとカラダの健康が第一と考えます。
素敵な妊婦生活を送るために、一つの参考とされてくださいね。
トレーニングの情報誌 「Strength & Conditioning Journal」に掲載されていました。
以前にも、妊娠中のトレーニングについて触れたことがありました。
今回はAmerican College of Obstetricians and Gynecologists(ACOG:アメリカ産婦人科学会)のガイドラインや
コアトレーニングを扱った諸研究のレビューから、妊娠中の体幹筋群のトレーニングについて書かれた記事をもとに
考えてみたいと思います。
「妊娠34週で800mに出場し、全力疾走した」
・・・アリシア・モンタニョさん(28)という方の映像を観た時には衝撃を受けました。。。
イギリス健康保健機関が定めているガイドラインにも、
「妊娠中によりアクティブになればなるほど、妊娠による体重増加や体型の変化に適応しやすくなります。
また、出産もスムーズにいきやすくなり、産後は元の体型に戻りやすくなります。
なので一般的な日々の肉体的な運動(ランニングやヨガ、ダンス、ウォーキングなど)を
心地良い範囲で続けて下さい。」
ここまで、頑張れとは思わないけど(笑)
人間ってすごいなあと思いました。
でも、妊娠中のトレーニングを推奨する動きはなんら新しいことでもないし、
妊娠中の体幹筋群のトレーニングは、医学的にも推奨されているようです。
妊婦さん、だんだん大きくなるお腹に伴って、
腰が痛くなったり、背中が痛くなったり・・・
妊婦じゃなくても、辛いのに、大きくなるお腹を抱えては大変です。
私も経験しましたが、大変でした。
合併症の危険性がなく、医師から運動の許可をとって定期的な健診を受ける条件なら、
積極的に、運動をしてみましょう。
<制限(気をつけるべき点)>
・母体が健康であること、合併症がないこと
・ハイリスク妊娠でないこと
・仰臥位エクササイズ、静止状態の立位でのエクササイズは避ける
・突発的な動作や衝撃的動作を含む活動はさける
<妊娠中の運動がもたらす利点>
・陣痛の軽減
・陣痛時間の短縮
・産後の回復促進
・骨密度低下の軽減
・下背部痛の軽減
・妊娠線の予防
<妊婦の運動に関する一般的ガイドライン>
・必ず医師に運動の許可をとる
・トレーニングのプログラムを考慮する
・有酸素性トレーニング、ストレングストレーニングどちらも実施可能
(ジョギング、水泳、サイクリング、また安全な形での荷重(ウエイト)エクササイズも可)
・最大心拍数の50~80%の範囲で実施
・水分摂取をこまめに行い、母体の深部体温を調節する
・1日30分の運動を目標に
運動経験や、運動に対する知識がない方は、個人的な判断では実施することが難しいですね。
一般の人の大半が運動する目的は
「体重減少(ダイエット)」というのが主だとおもいますが、
妊婦の場合は、多少違うと考える。
「母親と胎児の安全性を最優先して、可能な限り高いレベルの体力を身につける」
こういう内容を、知るのと知らないのとでは
妊娠中の過ごし方も変わってくるのではないか、と考えます。
でも、私達の母親世代には、受け入れがたい情報かもしれない、ということも考慮すべきです。
そもそもの育った環境と考え方が異なります。
それでも、もしかするともう一世代昔では、妊婦も積極的に畑仕事や家事をやらざるを得なかった
(積極的に動かざるを得ない環境)・・・だった、かもしれませんね。。
ちなみに、
私は長女の時には出産前に「絶対安静」を告げられ、ベッド上での生活でした。
運動という運動は、ほとんどしていません。
次女の時には妊娠5か月でウエイトトレーニングもしましたし、試合帯同もしました。
出産3日前まで体育館でトレーニング指導も行ってました。
同じ妊婦でも状況が異なれば過ごし方も当然変わりますが、
次女の時の産後の方が(3年違う割には)、非常に体力的にラクでした。
産後がラクだと、子育ても少しゆとりがもてました。
赤ちゃんの為、家族の為・・・といえど
大切なのは、お母さんになる女性自身のココロとカラダの健康が第一と考えます。
素敵な妊婦生活を送るために、一つの参考とされてくださいね。
2015年10月13日
苦手なこと、頑張りたいこと
トレーナーという役割について、この場でいろいろ書き込んでみているが、
いまいち、自分でもしっくりこないというのがホンネで、
たまには、素の自分で語ってみてはどうだろうかと思ってみた。
トレーニングのプログラムや、メニュー紹介をしてみても、実際は正確には伝わらない。
ブログって、写真付きの方が、目に止まりやすい・・・?そう思っていた時期も、あったなあ。
あまり目立つ事は好きではないので閲覧件数も、あまり気にならない
(いや、気にならない、といったらウソか)。写真掲載も結局長くは続かない。
そもそも、指導しながらトレーニング風景の写真なんて撮る余裕はないのです。
じゃあ、なんでこういうことをぼちぼち続けているのかなあ、と改めて考えた時に、ちゃんときっかけがあって、
それなりに今の私の信念に基づいて行動しているのです。
私が尊敬している人の1人、堀江貴文さん(通称ホリエモン)。
どこかの大学の卒業式で述べられていた文言の中にこういう言葉があった。
インターネット、スマートフォンの普及で、いつでも最新の情報が手に入る世の中になった。
できるだけ多くの情報に触れる、まず自分で情報を入手する。そして仕入れた情報を整理して発信していく。
できれば毎日発信し続ける。これからの世の中は、自分で考えて、自分なりの判断が必要となる
情報は沢山あって、誰でも簡単に手に入り、その中から何を自分で選択して、どう自分の生活や仕事や、生き方に活用していくのか?
それをアウトプットしていく。より簡潔に、わかり易く。より多くの人に。
そのトレーニングが積める場としてSNSやツイッター、ブログがある。
昔から、インプットした情報をアウトプットすることが下手だった。苦手としていた。
こういう人相手の仕事をすると、否が応でも必要とされる能力の一つで、
自分が数十年間、大切に学んできたこのトレーナーという役割を世間に広めるためには不可欠だと考えた。
講習会も然り。人様に情報を伝えるために、準備に費やす時間、人一倍かかります。
だけど、やるしかない。自分が変わるしかない。
他人は他人、自分は自分。お互いいろんな人やいろんな意見や考え方があって世の中は成り立っている。
多くの人に閲覧されれば、この役割を広めることも出来ると、考えたこともあったけど
みんなが、みんなスポーツしているわけでも興味あるわけでもないし、
ほんま、今は興味ある人が覗いてくれたらいいな、という程度で書くことにしています。
これはトレーナーの役割を人様に知っていただくブログなので、最後に一言。
トレーニングは絶対必要です。でも・・・
トレーニングに多くの時間をかけたからといって、
試合に勝つことができたり、パフォーマンスが100%変わるわけではありません。
そんなジレンマ(笑)を感じつつも、さらなる向上を目指して・・・・
いまいち、自分でもしっくりこないというのがホンネで、
たまには、素の自分で語ってみてはどうだろうかと思ってみた。
トレーニングのプログラムや、メニュー紹介をしてみても、実際は正確には伝わらない。
ブログって、写真付きの方が、目に止まりやすい・・・?そう思っていた時期も、あったなあ。
あまり目立つ事は好きではないので閲覧件数も、あまり気にならない
(いや、気にならない、といったらウソか)。写真掲載も結局長くは続かない。
そもそも、指導しながらトレーニング風景の写真なんて撮る余裕はないのです。
じゃあ、なんでこういうことをぼちぼち続けているのかなあ、と改めて考えた時に、ちゃんときっかけがあって、
それなりに今の私の信念に基づいて行動しているのです。
私が尊敬している人の1人、堀江貴文さん(通称ホリエモン)。
どこかの大学の卒業式で述べられていた文言の中にこういう言葉があった。
インターネット、スマートフォンの普及で、いつでも最新の情報が手に入る世の中になった。
できるだけ多くの情報に触れる、まず自分で情報を入手する。そして仕入れた情報を整理して発信していく。
できれば毎日発信し続ける。これからの世の中は、自分で考えて、自分なりの判断が必要となる
情報は沢山あって、誰でも簡単に手に入り、その中から何を自分で選択して、どう自分の生活や仕事や、生き方に活用していくのか?
それをアウトプットしていく。より簡潔に、わかり易く。より多くの人に。
そのトレーニングが積める場としてSNSやツイッター、ブログがある。
昔から、インプットした情報をアウトプットすることが下手だった。苦手としていた。
こういう人相手の仕事をすると、否が応でも必要とされる能力の一つで、
自分が数十年間、大切に学んできたこのトレーナーという役割を世間に広めるためには不可欠だと考えた。
講習会も然り。人様に情報を伝えるために、準備に費やす時間、人一倍かかります。
だけど、やるしかない。自分が変わるしかない。
他人は他人、自分は自分。お互いいろんな人やいろんな意見や考え方があって世の中は成り立っている。
多くの人に閲覧されれば、この役割を広めることも出来ると、考えたこともあったけど
みんなが、みんなスポーツしているわけでも興味あるわけでもないし、
ほんま、今は興味ある人が覗いてくれたらいいな、という程度で書くことにしています。
これはトレーナーの役割を人様に知っていただくブログなので、最後に一言。
トレーニングは絶対必要です。でも・・・
トレーニングに多くの時間をかけたからといって、
試合に勝つことができたり、パフォーマンスが100%変わるわけではありません。
そんなジレンマ(笑)を感じつつも、さらなる向上を目指して・・・・
2015年10月09日
「ロコモ」って言葉、ご存じですか?
「ロコモ予防の推進を」
新聞を開くと、大きく掲載されていました。

健康寿命を延ばすための「ロコモ予防推進」を県の政策として取り組んでいく、
という内容。
「ロコモ」
一見美味しそう、楽しそう・・・と3年前初めて聞いた時に思ったなあ(笑)。
「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」
簡単に言うと、
「年を取ると、カラダの筋肉量が減って、筋力は低下するよ。
そのまま、ほおっておくと立ったり、歩いたりできなくなっちゃうよ。」
・・・というもの。
2022年度までに、県民の「ロコモ」認知度を80%にあげるのが、まず目標、とのこと。
(現在、県では35.6%、全国では44.4%)
似たような言葉、ありますね。
「メタボ」
こちらは、数年前から認知度は定着しましたね。
「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」
こちらは・・・
「内臓脂肪がたまると、血管がつまったりして大変なことになっちゃうよ。」
食生活の改善や、運動のススメなど
「生活習慣の改善」を、この言葉をキーワードに少なからず、
意識をされた方もいらっしゃると思います。
ロコモとメタボ。
これは、健康を阻害する要因だけでなく、「認知症を合併する」方も多いそうです。

人間は、誰しも歳をとり、老いていくことは避けられない道です。
薄々、そう感じながらも
できるだけ人様の支援を受けなくても、自立した生活を送りたいと思っている方も多いと思う。
「ロコモ」という言葉の提唱には、
『 運動器に支えられて生きている人間が、健康であるためには
生活を送るだけの運動機能を落とさないための対策が必要なことを、日々意識してくださいね 』
というメッセージが込められているようです。
なるほど・・・
わかっちゃいたけど、ガックリきたのが、この現実 ↓↓
運動機能の低下が徐々にあらわれ始めるのが40代から・・・(苦)。
新聞を開くと、大きく掲載されていました。

健康寿命を延ばすための「ロコモ予防推進」を県の政策として取り組んでいく、
という内容。
「ロコモ」
一見美味しそう、楽しそう・・・と3年前初めて聞いた時に思ったなあ(笑)。
「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」
簡単に言うと、
「年を取ると、カラダの筋肉量が減って、筋力は低下するよ。
そのまま、ほおっておくと立ったり、歩いたりできなくなっちゃうよ。」
・・・というもの。
2022年度までに、県民の「ロコモ」認知度を80%にあげるのが、まず目標、とのこと。
(現在、県では35.6%、全国では44.4%)
似たような言葉、ありますね。
「メタボ」
こちらは、数年前から認知度は定着しましたね。
「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」
こちらは・・・
「内臓脂肪がたまると、血管がつまったりして大変なことになっちゃうよ。」
食生活の改善や、運動のススメなど
「生活習慣の改善」を、この言葉をキーワードに少なからず、
意識をされた方もいらっしゃると思います。
ロコモとメタボ。
これは、健康を阻害する要因だけでなく、「認知症を合併する」方も多いそうです。

人間は、誰しも歳をとり、老いていくことは避けられない道です。
薄々、そう感じながらも
できるだけ人様の支援を受けなくても、自立した生活を送りたいと思っている方も多いと思う。
「ロコモ」という言葉の提唱には、
『 運動器に支えられて生きている人間が、健康であるためには
生活を送るだけの運動機能を落とさないための対策が必要なことを、日々意識してくださいね 』
というメッセージが込められているようです。
なるほど・・・
わかっちゃいたけど、ガックリきたのが、この現実 ↓↓
運動機能の低下が徐々にあらわれ始めるのが40代から・・・(苦)。
2015年10月06日
ココロも、トレーニング。
数年前から、心理学についての書籍を手にすることが多くなりました。
「コンディショニング」の中に心理的サポートという役割も含まれるのがこの仕事です。
まさしく、「 ココロとカラダは繋がっている 」のだなあ、と実感します。
先日、奄美パークに 「 メンタリスト Daigo 」の講演会を聞きに行きました。
読書が趣味、というだけあって、話し方がスマートな方でした。
Daigo さん、自分の過去の実話をベースに
「 自分を変える 」というテーマでお話されたのが非常に興味深かった。
内容までは書けませんが、「 自己分析 」 と 「 目標設定 」から自分を変えていくことが出来る。
メンタル面のスキル(技術)を学ぶことで、実際、自らを変えた当人だということが
この 「 メンタリスト 」として成功をつかむきっかけとなったようです。
私が一番面白かったのは、ココですが、
テレビでよくする 「人の心を読む」かのように、ペン8色から
観客が引き当てた色を当てる 「パフォーマンス」 は本当に驚きでしたね。
私と出会うスポーツ選手は、「ケガをして練習ができない」状況が大半です。
そして、「こいつは、治療も出来ないくせに、何をする人だろう?」と
疑心暗鬼の目で、来ます(笑)。
そんな疑心暗鬼+マイナスオーラ全開でやってきますから、
「原因」が見えていても、聞く耳をもってもらうまでに、「パフォーマンス」が大事です。
ペンの色をあてることは絶対できませんが(笑)
ホンの数センチのテープで、動きを変えることはできます。
そういう 「パフォーマンス」 が結構大事だと、講演の中でも触れられていまして
これも私なりの 「 心理作戦 」だったんだな、と納得しました。
その作戦が成功したら、次は 「 自己分析 」です。
動きながら、自分のカラダと向き合うことを追求します。
頭で考えた動きを、身体で表現し、五感を研ぎ澄まして、身体の変化を感じてもらいます。
そこで、自分のカラダに気づいてもらう。
「ココが硬い」とか「これが出来ない」とか「ココが弱い」とか。
マイナスの子に、出来ない事ばかりに目を向けさせて、余計凹ましては本末転倒なので
「 やれば、できるんだよ 」
・・・身体の使い方を知り、出来ることが増える。徐々に笑顔が見えてきます。
そこで、やっと、本人が原因を知る。いや、知ろうとする。そしてどうにかしたい、と欲する。
選手にとって、「痛みを取る事」は、最終目標ではなく、優先順位の問題であって、
最終目標はあくまで
「パフォーマンスを高める」 ことなのです。
目標が明確に定まれば、あとはやるべきことがおのずと見えてきます。
今は、練習には同じように参加できないかもしれないけど、
その練習時間で、自分はどう時間を使うべきか
そこまで判断してくれる選手は、賢い。
「 考え方が変われば、行動が変わる 」
ココロも、適切なアプローチで地道にトレーニングを積めば、
「弱い心」もきっと、強くなれる。
トレーナー活動を通じて、私が一番学んだことの一つかもしれません。
「コンディショニング」の中に心理的サポートという役割も含まれるのがこの仕事です。
まさしく、「 ココロとカラダは繋がっている 」のだなあ、と実感します。
先日、奄美パークに 「 メンタリスト Daigo 」の講演会を聞きに行きました。
読書が趣味、というだけあって、話し方がスマートな方でした。
Daigo さん、自分の過去の実話をベースに
「 自分を変える 」というテーマでお話されたのが非常に興味深かった。
内容までは書けませんが、「 自己分析 」 と 「 目標設定 」から自分を変えていくことが出来る。
メンタル面のスキル(技術)を学ぶことで、実際、自らを変えた当人だということが
この 「 メンタリスト 」として成功をつかむきっかけとなったようです。
私が一番面白かったのは、ココですが、
テレビでよくする 「人の心を読む」かのように、ペン8色から
観客が引き当てた色を当てる 「パフォーマンス」 は本当に驚きでしたね。
私と出会うスポーツ選手は、「ケガをして練習ができない」状況が大半です。
そして、「こいつは、治療も出来ないくせに、何をする人だろう?」と
疑心暗鬼の目で、来ます(笑)。
そんな疑心暗鬼+マイナスオーラ全開でやってきますから、
「原因」が見えていても、聞く耳をもってもらうまでに、「パフォーマンス」が大事です。
ペンの色をあてることは絶対できませんが(笑)
ホンの数センチのテープで、動きを変えることはできます。
そういう 「パフォーマンス」 が結構大事だと、講演の中でも触れられていまして
これも私なりの 「 心理作戦 」だったんだな、と納得しました。
その作戦が成功したら、次は 「 自己分析 」です。
動きながら、自分のカラダと向き合うことを追求します。
頭で考えた動きを、身体で表現し、五感を研ぎ澄まして、身体の変化を感じてもらいます。
そこで、自分のカラダに気づいてもらう。
「ココが硬い」とか「これが出来ない」とか「ココが弱い」とか。
マイナスの子に、出来ない事ばかりに目を向けさせて、余計凹ましては本末転倒なので
「 やれば、できるんだよ 」
・・・身体の使い方を知り、出来ることが増える。徐々に笑顔が見えてきます。
そこで、やっと、本人が原因を知る。いや、知ろうとする。そしてどうにかしたい、と欲する。
選手にとって、「痛みを取る事」は、最終目標ではなく、優先順位の問題であって、
最終目標はあくまで
「パフォーマンスを高める」 ことなのです。
目標が明確に定まれば、あとはやるべきことがおのずと見えてきます。
今は、練習には同じように参加できないかもしれないけど、
その練習時間で、自分はどう時間を使うべきか
そこまで判断してくれる選手は、賢い。
「 考え方が変われば、行動が変わる 」
ココロも、適切なアプローチで地道にトレーニングを積めば、
「弱い心」もきっと、強くなれる。
トレーナー活動を通じて、私が一番学んだことの一つかもしれません。
2015年10月03日
「運動」と「トレーニング」
「温故知新」
” 昔のことをよく学び そこから新しい知識や 道理を得ること
また 過去の事柄を研究して 現在の事態に対処すること ”
トレーニングの世界も、常に新しいツールが生み出されています。
「コアトレーニング」や「体幹トレーニング」も
言葉が先走り、流行めいた時期も
もはや大昔のことのような感覚です。
(無論、重要なトレーニングの1つであることは、間違いありません。)
情報が交錯し、グローバル化したスピード時代の中で
自分の 「信念」 と自問自答しながら、何の情報を、何の為に活用していくのか?
自らの判断基準を、明確にしていくために
「 温故知新 (故きを温め、新しきを知る) 」
基本は、大切だと思います。
少し、時間に余裕があるときには
トレーニング理論の基礎 となる本を読み返したり、
活躍されているトレーナーさんの考え方をネットで検索したりします。
トレーニングには昔から変わらない 「 原則 」 というものがあり
その中核となるのが
「 漸進性の原則 」・・・身体を強化するには、少しづつ(=漸進)負荷を挙げて、身体をその負荷に適応させていく
「 過負荷の原則 」・・・身体を強化するには、「慣れている」刺激よりも、
さらに大きな刺激(=過負荷)を身体に与える必要がある
日常生活と違う動作(スポーツだったり、行事だったり)をすると、疲れますよね?
普段の生活で、「座る」仕事の多い人が、旅行で、いつもになく「歩く」とする。
次の日、足が痛かったり、筋肉痛があることに気づく。
「日頃、運動不足だからなあ・・・」と、旅行をきっかけに、ウォーキングの時間を日常生活に取り入れる。
最初は10分の運動が、1週間後、15分、2週間後、20分に増やしてみる。
そのうち、「ウォーキング」から「ランニング」に。まず5分のランニングから始める。
・10分のウォーキングから、15分、20分と時間を増やす。
・ウォーキングからランニングにする。
いずれも 「 漸進性・過負荷の原則 」 に当てはまります。
運動の内容 (ウォーキング→ランニング) をかえたり、回数、時間、頻度など、
「 トレーニング 」とは、こういった負荷を変えることで、刺激に変化をあたえ
環境の変化に身体を適応させていくことをさします。
「 運動 」とは、同じ負荷、同じ刺激で、内容に変化をもたないものをさします。
これは、どちらが良くて、どちらが間違いというものではなく、
「 目的 」の違いで選択が変わります。
週1回でも、「 身体を動かして、すっきりしたい 」 という目的ならば
後者の、「運動」という定義は適当かな、と思います。
「 運動 」と 「 トレーニング 」 の違い
基本、原則、基礎は、全ての原点
不変なものであり、深いもの。
何か、新しい物事が巡ってくるその瞬間のために
今は、基本を丁寧に学び直して
その一瞬を見逃さないよう、待つ時期なのかな、と思います。。
” 昔のことをよく学び そこから新しい知識や 道理を得ること
また 過去の事柄を研究して 現在の事態に対処すること ”
トレーニングの世界も、常に新しいツールが生み出されています。
「コアトレーニング」や「体幹トレーニング」も
言葉が先走り、流行めいた時期も
もはや大昔のことのような感覚です。
(無論、重要なトレーニングの1つであることは、間違いありません。)
情報が交錯し、グローバル化したスピード時代の中で
自分の 「信念」 と自問自答しながら、何の情報を、何の為に活用していくのか?
自らの判断基準を、明確にしていくために
「 温故知新 (故きを温め、新しきを知る) 」
基本は、大切だと思います。
少し、時間に余裕があるときには
トレーニング理論の基礎 となる本を読み返したり、
活躍されているトレーナーさんの考え方をネットで検索したりします。
トレーニングには昔から変わらない 「 原則 」 というものがあり
その中核となるのが
「 漸進性の原則 」・・・身体を強化するには、少しづつ(=漸進)負荷を挙げて、身体をその負荷に適応させていく
「 過負荷の原則 」・・・身体を強化するには、「慣れている」刺激よりも、
さらに大きな刺激(=過負荷)を身体に与える必要がある
日常生活と違う動作(スポーツだったり、行事だったり)をすると、疲れますよね?
普段の生活で、「座る」仕事の多い人が、旅行で、いつもになく「歩く」とする。
次の日、足が痛かったり、筋肉痛があることに気づく。
「日頃、運動不足だからなあ・・・」と、旅行をきっかけに、ウォーキングの時間を日常生活に取り入れる。
最初は10分の運動が、1週間後、15分、2週間後、20分に増やしてみる。
そのうち、「ウォーキング」から「ランニング」に。まず5分のランニングから始める。
・10分のウォーキングから、15分、20分と時間を増やす。
・ウォーキングからランニングにする。
いずれも 「 漸進性・過負荷の原則 」 に当てはまります。
運動の内容 (ウォーキング→ランニング) をかえたり、回数、時間、頻度など、
「 トレーニング 」とは、こういった負荷を変えることで、刺激に変化をあたえ
環境の変化に身体を適応させていくことをさします。
「 運動 」とは、同じ負荷、同じ刺激で、内容に変化をもたないものをさします。
これは、どちらが良くて、どちらが間違いというものではなく、
「 目的 」の違いで選択が変わります。
週1回でも、「 身体を動かして、すっきりしたい 」 という目的ならば
後者の、「運動」という定義は適当かな、と思います。
「 運動 」と 「 トレーニング 」 の違い
基本、原則、基礎は、全ての原点
不変なものであり、深いもの。
何か、新しい物事が巡ってくるその瞬間のために
今は、基本を丁寧に学び直して
その一瞬を見逃さないよう、待つ時期なのかな、と思います。。
2015年10月01日
いくつになっても…
チーム指導以外にも、一般の方々へのトレーニング指導や
「パーソナルトレーナー」として
マンツーマンでのトレーニング指導も行っています。
最高齢は80歳オーバーのクライアント。
現在約8ヶ月。毎週一回、自宅に伺って、1時間ほど身体を動かしています。
人生初の80歳へのトレーニング指導…正直、自分自身にも不安もありました。。
が、とにかくアクティブなおばあちゃん!
病院へも一切かからず、このお年で投薬もなし。タラソへも積極的に通われています。
スタートは、徒手抵抗のストレッチから開始。
「膝の痛みの改善」が一番の課題だったのですが、加齢による筋力の萎縮と関節の拘縮がある。
毎週、毎週、少しずつ、少しずつ
会話しながら、動きを確認しながら手探りで指導を始めました。
トレーニングを開始して4ヶ月くらいから、自体重をコントロールしていく方向に切り替えると、意外と「動ける」。
話を聞いて…納得。
自営業の為、以前は重い荷物を持って、忙しく働かれていたようです。。
関節は拘縮しているものの、
とても身体の使い方が上手。
生活習慣の中で、筋力が身に付いてらっしゃったようです。
この自体重でのトレーニングを開始してから、歩行時の膝の痛みは改善されました。
80年の積み重ねが、今にあるのだ、
そう確信しています。
例えば、今ではこんな動きも出来ます。

股関節のストレッチ

肩甲骨の内・外転
今日は、自体重で「デッドリフト」も
正しいフォームで出来るようになりました!
ちょうど、「椅子からの立ち上がり」によく似た動作です。
「20年連れ添って初めてパーソナルトレーナーと呼べる」
と私の恩師はおっしゃっていました。
それくらい、クライアントの健康を守る為に寄り添う仕事なのだと思います。
病院とは違い、痛みが消えてからが本当のトレーニング。
健康を維持し続けるには
身体を動かし続けるしかない。
日々変化していく身体に、トレーナーは
「クライアント自身が自分の健康どう向き合うのか」
お手伝いをするのが
パーソナルトレーナーの本来の仕事なのかな。。と思います。
今、私自身が未来をみた時
このクライアントのように80歳を越えても
健康に、素敵なライフスタイルを
私も送りたいなぁ。。
「パーソナルトレーナー」として
マンツーマンでのトレーニング指導も行っています。
最高齢は80歳オーバーのクライアント。
現在約8ヶ月。毎週一回、自宅に伺って、1時間ほど身体を動かしています。
人生初の80歳へのトレーニング指導…正直、自分自身にも不安もありました。。
が、とにかくアクティブなおばあちゃん!
病院へも一切かからず、このお年で投薬もなし。タラソへも積極的に通われています。
スタートは、徒手抵抗のストレッチから開始。
「膝の痛みの改善」が一番の課題だったのですが、加齢による筋力の萎縮と関節の拘縮がある。
毎週、毎週、少しずつ、少しずつ
会話しながら、動きを確認しながら手探りで指導を始めました。
トレーニングを開始して4ヶ月くらいから、自体重をコントロールしていく方向に切り替えると、意外と「動ける」。
話を聞いて…納得。
自営業の為、以前は重い荷物を持って、忙しく働かれていたようです。。
関節は拘縮しているものの、
とても身体の使い方が上手。
生活習慣の中で、筋力が身に付いてらっしゃったようです。
この自体重でのトレーニングを開始してから、歩行時の膝の痛みは改善されました。
80年の積み重ねが、今にあるのだ、
そう確信しています。
例えば、今ではこんな動きも出来ます。

股関節のストレッチ

肩甲骨の内・外転
今日は、自体重で「デッドリフト」も
正しいフォームで出来るようになりました!
ちょうど、「椅子からの立ち上がり」によく似た動作です。
「20年連れ添って初めてパーソナルトレーナーと呼べる」
と私の恩師はおっしゃっていました。
それくらい、クライアントの健康を守る為に寄り添う仕事なのだと思います。
病院とは違い、痛みが消えてからが本当のトレーニング。
健康を維持し続けるには
身体を動かし続けるしかない。
日々変化していく身体に、トレーナーは
「クライアント自身が自分の健康どう向き合うのか」
お手伝いをするのが
パーソナルトレーナーの本来の仕事なのかな。。と思います。
今、私自身が未来をみた時
このクライアントのように80歳を越えても
健康に、素敵なライフスタイルを
私も送りたいなぁ。。