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2012年12月28日

一期一会

今年最後のブログです。

現在、故郷の広島に帰省しております。


島の子供達も多くは高校卒業後、親元を離れるわけですが、
私も同じように故郷を離れ、鹿児島という地に縁をもつ事になった1人です。


里帰りを機に、高校時代に多大な影響を受けたバレー部の顧問の先生を訪ねて、
現在赴任されている高校へ伺いました。



母校…ではないのですが、
その時その時の転勤先のバレー部を観に先生に会いに行ってる気がします(笑)


「個性も出せない、がんじがらめのバレーはやりたくない。自分の高校時代のような…」

練習の節々に、その思いは感じ、自分達もこうしてバレーの楽しさを教えて頂いてたんだなぁ…と。その当時は必死であまりそんな事まで気づかなかったけれど。


「この先生のおかげで今もバレーボールに携わる事が出来て、本当に感謝しています。皆さんも、これから先もバレー続けて下さいね!」見ず知らずのおばちゃんから…一言を残して、後にしました。


年末はこうして懐かしい顔と会う事で、自分の過去を振り返り、新しい年への励みにするいい機会ですね。

こんな事思うのもきっと、歳を取った証拠でしょう(ーー;)


「初心」を忘れず、素直な心で新年を迎え、来年は夢を叶える年にします!


ブログ閲覧ありがとうございました。
来年も皆様にとって良い一年でありますように(^_^)
  


Posted by ここ at 17:30Comments(0)ブログ

2012年12月23日

陸上競技のクライアント

いよいよ年末!お~なんか有難いことに忙しいぞ・・・


帰省目前で、コンロの掃除をさっき終わらせて、大掃除もほぼ完了・・・。
やっとブログにたどり着けました。


久々!新しいクライアントさんがお母さんと尋ねてきてくれました。

中学生、陸上競技の男の子です。長距離選手。


痛みのある部位は、外くるぶしの上あたり。レントゲン検査も異常なし。
10日間ほど安静にしていたものの、なかなか走るまでに至らず・・・

・・・と昨日お電話いただき、みせていただくことに。


到着されて、移動するまでの歩き方、階段の上がり方、降り方から情報収集は始まります!


今までのケガの既往や診察や治療を受けてきたときのアドバイス、
現在求められる、中距離選手の走り方や立つ姿勢の一つ一つにヒントがあります。


診断自体は「腓骨筋腱炎」だったので、痛みの部位は確定されているわけですが、

トレーナーは、ここから・・・

「なぜ、痛みが起こったのか?」「これからどう改善していくのか?」

を話のヒントから仮説を立て、
実際身体を使ってもらって、動きの感覚を踏まえてアドバイスしていくのが役割です。


治していくのは、”クライアント自身”

だからこそ、自分の身体の特徴を知り、向き合ってもらう作業が必要と考えます。


競技実績があるだけに、動きの感覚のいいクライアントさんでした。

「股関節が硬い」さんざん他でも言われて、わかっていることだけど・・・

実際何をやったらいいのか・・・というところの悩みは解決できたようです。


股関節が硬くて、うまく体が使いこなせなくなると無理がくるのが

足指やふくらはぎなどの小さな筋肉。


合わせて、上半身もガチガチになると、左右に大きく横ブレしてきます。


股関節が硬いので、腰幅が狭くなる。こうなると振り子のようにブレる上半身を

頑張って支えるのが・・・脚ではなく、「足(足首や足指を含む)」。


股関節のストレッチングと同時に「腹筋」をしっかりつかうような動きや

最近おススメの「ストレッチポール」を使ってやる腹部の内側の筋肉を使うエクササイズ、

腹筋の持久性を高めるのにポピュラーなエクササイズの細かいポイントや

片足支持で動きをプラスしたバランスエクササイズなどを指導しました。


コツコツと努力する子のようですから・・・

いい感覚で、いい方向づけが出来たらなあ。


卒業後は内地の高校で頑張る予定だとか。

短い期間ですが、彼の未来へ向けての準備期間のサポートとして

出来る限りお役に立てたらと思います。

  


2012年12月10日

ジュニア指導における「やってはいけない」Part2

NSCAジャーナル12月号の特集からの情報です。


「単なる早期専門化をやってはいけない」 葛原 憲治(CSCS,愛知東邦大学教授)


これはスポーツ指導者のみならず、親としても考えさせられる内容でした。


あくまで、この連載のコンセプトは ジュニア指導者に対しての「完全否定」的な見方ではなく、
『 日々子供達へのスポーツ指導について、改めて考えてみよう 』
というもので、あえて 「やってはいけないシリーズ」 として立ち上げられています。


子供達のスポーツ環境をよりよくする発想の一つとして、
この情報を共有したいと考えます。


本文は長いので、
あくまで私の視点で、情報提供させていただきます。


(私の視点でまとめても、長いので・・・興味のない方は・・・今回はごめんなさい。)


今、日本のスポーツ界、特にロンドンオリンピックをはじめ、国際大会での女子スポーツ選手の躍進が目覚ましく、このような選手が


「小さい頃から、その競技に取り組んでいた」


というエピソードが紹介されるたび、幼い子供を持つ親たちは、自分の子供を早くからその競技に関わらせようとするだろう。

また、親たちが 「 スポーツで成し得なかった夢を、自分の子供に託す 」 意味で、
早期にその競技に関わらせる場合もある。

日本においても、特に、野球やサッカーで小学校低学年から、スポーツ専門化現象が強いことは
よく知られている。


はたして、それがどのような影響を子供たちの一生涯に及ぼすのか・・・


ここで、筆者は、「発達モデルを基礎として、エリートレベルに到達する2つの方法」を
挙げています。

『 早期専門化 』 と 『 早期多様化 』 という方法です。


前者は、早い時期から専門種目を徹底して練習する方法。
後者は、練習の中で遊びの要素を多く取り入れて練習する方法。


つまり・・・『 早期多様化 』とは、
10~12歳頃の、身長が急増し始める時期では、様々なスポーツ種目を経験し、

12~14歳頃、思春期前、(中学校に入りちょうど部活に専念するのと同じように)
ある特定のスポーツ種目にだんだん絞られてきて、

思春期後半、15~16歳頃、いわゆる身長成長速度(PHV)が下降する時期には
主なスポーツへ集中し、専門化する。



エリート競技者を育成するためには、計画的に行われる練習が10000時間必要だそうです。
競技レベルと練習時間は正の相関があることは明らかなようです。


しかしながら、ある特定のスポーツを幼いころから始めることが、
エリート競技者の育成に必要不可欠である、とは、必ずしも言えないのも現実のようです。

理由として・・・

①スポーツの早期開始と、競技に専門的なトレーニング量の多さが、必ずしも成功に結びつかない
②『 早期専門化 』 は心身の健康を害する結果につながる可能性が指摘されている
③新体操選手についての研究で、オリンピックレベルの選手は、国際大会レベルの選手と比べて健康状態は悪く、競技に取り組む楽しさも低いことが示されている
④若い選手のドロップアウト(逃避)やバーンアウト(燃え尽き症候群)を助長し、オーバーユース障害のリスクも高くなる


綿密に計画された練習が、高い競技レベルを身に付けるには必要であるが、
上記の理由から 「アスリートの成功」のために、『 早期専門化 』が最善であるとは
必ずしも言えないようです。


また、『 早期多様化 』に適している種目とそうでない種目もあるようです。

例えば、ピークパフォーマンスが成長期終了前の女子器械体操やフィギュアスケートなどのスポーツは、『 早期多様化 』による効果は得られない、と指摘されています。

『 早期多様化 』に適している種目は、ホッケー、バスケットボール、バレーボール、野球、テニス、トライアスロン、ボート競技など。

また距離や重量、タイムを競うスポーツ(自転車、ヨット、スキー、水泳、陸上競技など)は専門化を遅くした方がより利点がある事も指摘されています。


米国小児科学学会によると

『 早期多様化 』や思春期到達後に専門化した選手は、ケガのリスクが少なく、『 早期専門化 』の選手より長く競技に携わっている、事が示されているそうです。


したがって、
スポーツ競技における、適切な道筋として、
トレーニング量だけでなく、いつから主なスポーツに関わるトレーニングを開始すればよいか・・・

結論として、これがアスリートを安全に育てるポイントのようです。


歴年齢はあくまで目安であり、
それぞれの子供のPHV(最大身長成長速度)を用いて判断することが勧められます。


最後に、こんなことも記載されていました。


『スポーツの早期多様化は、仲間との積極的な人間関係やリーダーシップを促進することができる』



「スポーツ」の素晴らしさって、こういうところに人々は一番魅かれるのかもしれませんね。


指導する子供達へ、またスポーツを通して頑張る我が子へ望むものは何でしょう?


大人として、親として何が出来るのか?

私自身も、改めて子供との関わり方を考えてみたいと思います。
  


Posted by ここ at 14:29Comments(0)スポーツ情報

2012年12月09日

今日のトレーニング

午前中のトレーニングの様子です(^^)

まず、アップを兼ねた自重トレーニングからスタート。



先月から各自で考えて、15~20分間アップをやってもらっています。

始めは、どーなるかなぁ…と見守っていましたが、
少しづつ、「自分に必要なアップ」という意識が出てきたのかな?
・体幹のメニュー
・肩のメニュー
・股関節のメニュー
など、こちらが提供した参考メニューから選択してもらう形をとっていますが、

それぞれ個別で指導しているメニューも積極的に取り入れてくれているようです。


その後、ウエイトトレーニング。


今回は5つのステーションを設定して
インターバルトレーニングを取り入れてみました。
各グループ3名づつ、3分間でつぎのステーションに移る。
時間が計算出来るし、限られたスペースの中で、効率よく行うことができました。3分×5種目×3セット、計45分間
・スクワット
・ベンチプレス
・バタフライ
・デッドリフト
・サイドベンド

フォームはほぼ完成しています。
これは自重トレーニングで徹底したフォーム作りの賜物です。

最後はインターバル走で締めくくり。


緩やかな傾斜を利用。代謝能力向上を考慮して、
運動:休息比を1:3に設定。1本20秒。

3本×3セット。


ダウンを15分して、
2時間のトレーニングでした。


これを週1回出来たらなぁ!
いや、でもキチッとこなせるだけの体力が身についている事は自信にして欲しいですね(^^)

シーズン的に、今が1番追い込みたい時期。

ちょっと午後からのボール練習に疲労感もみられたようですが…

頑張れ!

  


Posted by ここ at 18:43Comments(0)for team

2012年12月05日

ウエイトトレーニング

昨日の忘年会の「不摂生解消」兼ねて


今日は三儀山で「ウエイトトレーニング」をやってみました(^^)

いい歳した主婦が、昼間からバーベルをわしゃわしゃ挙げている光景はちょっと引く…かも…(ま、気にしませんけど。)


私が持つ資格の一つはこの『ウエイトトレーニング指導』が看板ですので、

今は指導の機会がないとしても、

ちゃんと技術を磨いておかないと…(>_<)

思い立ったが吉日。



久々だったので、軽い負荷で全身の筋肉に刺激を与えた程度でしたが、

やっぱり、ウエイト(負荷)をかけると、いいです。

普段から自体重のトレーニングはやっていますが、ウエイトを持つことで、負荷がかかる部分が意識し易いし、

やればやるほど、カラダに、どしっとした「安定感」が実感できます!


アスリートを目指しているわけじゃないのですが、

筋量を増やして、代謝をあげれば、ダイエットにもなる(^^)

私はダイエットにウエイトトレーニングはオススメですけどね☆

体重は言わなくとも、カラダが絞られれば確実に「痩せたね!」と言われますから( ̄▽ ̄)


(ただ、筋量が増える=体脂肪率が下がる=体重は増える、ので体重にはあまり変化がないかも…)


ま、ただ…ウエイトルームで気になった事は…

やはり、事故防止にも見た目にも、

ウエイトルームでは「シューズ」を履かれた方がいいって事ですかね。


足に、プレートが落ちたら、痛いですよ~(>_<)


  


Posted by ここ at 15:02Comments(0)ブログ

2012年12月02日

小学生のクライアント

ある日、私のブログを読んで下さっている方が、

「専門用語が出てくると、わからない」 と(笑)。

そうですね、自分の思いが熱くなると、ここで語ってしまいたくなるので、


わかり易い言葉と内容を・・・という反省。有難いご意見でした。



少年団県大会をきっかけに、

依頼してくださった方がいらっしゃいました。有難いことです。


競技はバレーボール。

練習場所の方へ伺わせていただきました。


現場の雰囲気や練習の様子、指導される方から聞く情報のすべてが

初めて会う、クライアントを知るヒントとなります。


症状は・・・

・ 動き続けると、膝が痛くなる。練習後は特に、痛みが気になる。
・ 過去にアキレス腱あたりの痛み、腰の痛みもあった

姿勢などをみてみると・・・

・ 偏平足。これは遺伝的なものもあるようです。
・ 円背(いわゆる猫背)。首から肩にかけての筋緊張が気になります。
・ 足を閉じてのしゃがみ込み動作ができない。
・ 前屈・・・指先が床から遠いなあ(苦)。
・ 足指を曲げると、重なる指がある。

小学校5年生ですから、ある程度本人の意思も意欲も出ていると思い・・・

できるだけ、本人にも 「じぶんのからだ」について少し興味を持ってもらえるように、

お母さんもいらっしゃったので、


お家で親子で出来るケアや、普段やっているストレッチで意識することや、工夫してみること、

身体の特徴とこれからの目標などを・・・


なるべくわかり易くお話しながらすすめてみました。


正直、「膝」に対しては、何もしていません。

筋力トレーニングなども、特に今は必要なさそうです。


ストレッチをしている姿をみても、”頑張って”いる。

でも、ストレッチングは、筋肉を弛めてあげる目的で行うもの。

力を入れて”頑張る”ことが、逆に効果を減らしていることもあります。


できるだけ、楽に。力を抜く。


子どもは、感覚をつかむのが本当に早いです。

ツッパリ感は感じながらも、無駄な力を抜くように誘導してあげると、きちんとできます。


小学生の可愛いクライアントさんに対して、何をやったかって・・・


膝に負担のかからない「フォーム」について、少し触れただけで


「床に指がつくようになった!」そんな素直に喜ぶ姿を見るだけで

お母さんも笑顔になってくれましたから(笑)。


これで、いいんじゃないですかね?


まあ、まずはこんな感じで、「トレーナーさん」の仕事に触れてもらいました。

また、必要あれば、繰り返し繰り返し、クライアント自身が自分の身体と向き合って、


「やっぱり、変わろう」


そう思ってもらうサポートをするだけです。