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2017年10月30日

「かんたんテーピング講習会」終わりました!

昨日、「かんたんテーピング講習会」無事終了いたしました。

台風明けにもかかわらず、多くの方にご参加いただき

本当にありがとうございました。


講義の内容と様子を少し載せたいと思います。

金久中の武道場にて。初めて入りましたが、まだまだ畳もきれいで、いい場所でした!


腰のテープの様子です。


自分でも貼れる!というテーマだった・・・ので自分で貼ってみてます。
が、長ズボンは、失敗でした(苦)。


今回は「誰でも、かんたんにテーピングを使ってみよう」をテーマに

決まった長さのテープ(キネシオテープ)をたった2~3枚で

痛みがあるような部位に貼ってみる、という内容でした。

キネシオテープも、”裏紙”のはがし方、テープの端の切り方など

ちょっとしたポイントをお知らせしつつ、



「実際貼ってみると、こんな感じ。貼った後に動かしたら、こんな感じ」


とにかく、まずは「試して」みないことには、


もし本当にテーピングが必要なときに、勇気をもって使えないような気がします。



小学生や中学生も親子で参加してくださった方も多く、


「かんたん」だけど、いざ試してみると・・・?


私も、極論まで「かんたん」にこだわりましたが、

テープを使ったことの無い人には、これでもまだ「難しい」のかもしれない・・・


私にとっても発見や気づきがありました。



決してスポーツするような人、特別な人だけが使う、特別な方法ではなく


日常でも、なんらかの「痛み」を抱えながら、不安に感じる人にも


活用してもらって、少し動きがスムーズになれば、いいなと思います。



でも、ここは大切!「テープは予防のために使うもので、治療とは違うこと」

おおむね、キネシオテープは「痛みのある部位に貼る」ことが多いのですが、


これ以上負担がかからないように(予防)貼るのであって、

実際、痛みの原因は「テープを貼った部分ではない」ことがほとんどです。


それは、個々の体の使い方、筋力、柔軟性など「スポーツの動作における身体の使い方」という面を

観察し、原因をみつけて、改善のアプローチを図る。


これがトレーナーの役割であって、大事なのは、ケガをどう予防していくかということ。

そういう考え方が前提だということはしっかり伝えさせていただきました。




さて、次の講師の依頼は・・・名瀬中学校です。


家庭教育学級でテーマ

「やってみよう!身体づくりの基本 ストレッチングと体幹トレーニング~怪我の予防からアンチエイジングまで~」

という内容で、ストレッチングと体幹トレーニングを体験してもらいます!


中学生の部活動はケガの一番多い時期・・・保護者の皆さんにも「成長期の身体」について

少し学んでもらったり、保護者の皆さんこそ「身体を使う必要性」をあらためて認識してもらいつつ


心地よく、身体を動かしてもらえたら幸いです。


頭と身体を使って、心身ともにスッキリしたい方は是非ご参加ください!


  


2017年10月28日

赤ちゃんの発達から学ぶ。「子供には体幹トレーニングは必要ない」という理由

前回のブログが意外にも閲覧数が多かったです。
それを受けて、ちょっと追加します。


まったくスポーツには関係なさそうな話題ですが

これは、非常に重要な話題です。


近年、こういうイスを目にするようになりました。

うちの子供たちの時代には無かったものなのですが・・・

これをみると非常に不安になります。できれば使うのを止めたほうがいい。

お座りの弊害

これはベネッセのたまひよのサイトからの引用です。
興味あれば、ご覧ください。
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=12410

育児に関しては、あまりとやかく言いたくはないので、情報提供のみで収めます。


実は、赤ちゃんの発育・発達に関することは

私の失敗から学んだことでした。


長女を産んだ時、まったく育児のことが分からず、赤ちゃんの発育発達について

知らないことだらけでした。

ただ、7か月近くになっても、全く寝がえりが出来ない。
もちろん、四つん這いもハイハイもできない。

なぜだろう?そのうちするのかな?

でも「可愛さ」から、お座りの「強制」をさせていた。


それくらいに捉えていた時に、私のお師匠にむっちゃ怒られました。

「歩行器を使ってるだろう?!そんなものは早くやめなさい!」


そこで、初めて知りました。赤ちゃん歩行までの順番は「不動」だ、ということを。。

皆さん、ご周知だと思います。


うつ伏せ → 寝がえり → 四つん這い → ハイハイ →

お座り → つかまり立ち → 歩行


びっくりした私は慌てて歩行器を片づけ、できるだけうつ伏せにするようにしていくと


アッと言う間に寝がえり → 四つん這い・・・というレールに乗り始めました。
(それでも、時折、長女を観ながら、思うんです。「ママが無知でごめんね」って。)


これをもって、何を伝えたいか、というと

「体幹トレーニングは、子供にとって本当に必要なのか?」

体幹筋の一番の重要性は脊柱をしっかり支えて、姿勢を安定させること。
要するに赤ちゃんは、1年間で歩くために必要な体幹の筋肉をいろんな動きで身につけているのです。

腹筋をシックスパックにすることではないし、むっちゃ筋肉つける事ではないし、フォームがきちんと出来てないと効果を実感出来ない。


前回の話と被りますが、


暦年齢(歳や学年)で分類すると、生まれた月で発育発達の差が生じる。

成長期の子供は、個人差が大きいのです。


それよりも、しっかり走る、跳ぶ、投げる・・・

すべて体幹が安定していないと、力を足や手に伝えることができないから


「若いアスリートは、いろんな動きを経験しておいたほうがいい」


本当にそう思うんです。

こういう基本動作が出来ない子供たちに、スポーツの戦術や難しい技術

もちろん、要点の多い体幹トレーニングなどの習得は

お座りができなくて、ひっくり返る赤ちゃんに、お座りを強制するようなものです。



言葉の伝わらない赤ちゃんは、

誰からも教えられることなく、発育をすすめます。

ちゃんと、時期が来て、身体ができてこそ初めて、動きが完成する。


自分の足で歩く。しっかり歩くことができたら

「興味」とともに、自らの意思で身体を使う。


私は、子供も中学生も、高校生もそして大人も

同じなんだろうな・・と感じます。


教えすぎなくても、押しつけすぎなくても(そういう然るべきタイミングはあるけど)


「興味」「意欲」があれが、自ら学び、使える身体の準備が整った時に

指導者が求める形が、表現できる。


だから、ある程度成長が完了した頃の高校生~大学生の子たちは

フィジカルトレーニング(身体づくり)を積んで、さらに高い技術を身につける身体の準備をすることで

その子の「伸びしろ」を伸ばすことが出来る理由なのだろうと

思います。




昔の、自分の間違いを知り、ショックを受ける私に師匠は言いました。


「大丈夫。子供は、ちゃんと修正する力があるから」


今でも、この言葉は支えになっています。




  


2017年10月25日

「若いアスリートは、いろんなスポーツを経験すべき」という考え方

最近のフィジカルトレーニング界では

もっぱら取り挙げられている内容です。



実際は最近・・・に始まったことではないです。ずっと言われていたけれど、


ようやく世間が現実問題として捉えて始めている、いうところでしょうか。


簡単に言うと、


「日本のアスリートは技術を磨くことに重きを置きすぎている」


という現状がかなり問題だということです。


このコメントを述べているのは
(株)ドームのパフォーマンスディレクター兼ゼネラルマネージャーの友岡和彦氏。

トレーニング界では実力ともに有名な方です。


「テクニックを持っていれば(ある程度の事が)出来るようになるが、得るべきからだを持っていないがために

”早熟”になり、結果頭打ちになってしまう。リトルリーグやサッカー、体操競技の選手は

18歳までにトップ選手になるが、その時期を過ぎると彼らのパフォーマンスは低下する。

逆にアメリカとヨーロッパのアスリートは20歳を超えてからだんだん良くなる」

と述べてあります。


また、他の文献でも青少年におけるタレント発掘についても言及されており


暦年齢でグループ分けされる時代から、すでに身体年齢(発育や成熟)に関する属性に基づき

グループ分けしていく考え方へ流れができつつあるようです。


暦年齢で区分すると、4月生まれの子が、3月生まれの子より体格的に有利だからです。


同学年でも年齢的に若い(早生まれ)の子は

サッカーのように年齢で区切られる競技において選抜選手から外される可能性が20倍!

といいます。

前者について、私の経験上、

高校生や大学生を指導していて、

専門スポーツの技術はとても高いけれど、他の動きが出来ない子もいます。

専門スポーツ以外の経験が少ないから、です。

確かに(プレーは)上手いけれど、もっと能力を引き出すためには、受け皿である「身体を準備する事」が大事です。

身をこなす事の重要性よりも、目先の技術習得がどうしても先行して(難しくて出来ないから…と受け入れようとしない場合がある)

(上手いんだけど)結果、「プレーが伸びない」。

プレーはそれほど…だった子もきちんと身体を使いこなせるようになると、驚くほどの技術を身につけていく事もある。

勝つ事は大事。一生懸命練習する事も大事。

でも、身体を壊してしまったり、勝つ事でしかスポーツの価値を見出せなかったり、
評価されないと感じてしまう、そんな子供達を

大人が育ててしまうのは、もったいない。


海外と日本の、体育・スポーツの概念の違いは否めません。価値観が根本的に違うというのもありますが…

スポーツそのものを"楽しむ"事を
なんでもいい、いろんな経験して欲しい。


せめて、トップアスリートの育成の考え方は

世界基準で、世界と戦える選手を。


その母体となる…目の前の、今の子供達へ

ここ奄美でも、ちょこっと配慮が出来たらいいなと思います。

  


2017年10月24日

かんたんテーピング講習会

イベントの告知です。

10月29日(土)19時~ 金久中武道館にて

「かんたんテーピング」講習会を行います!




テーピング用のテープもいろいろ種類がありまして、

目的や用途に応じて選んだり、使い方があるのですが


今回は「キネシオテープ」を使って

・脚部・足部→シンスプリント、オスグッド病、アキレス腱炎、足関節捻挫対応
・腰部→腰痛対応
・手指→突き指対応
・肩→インピンジメント、肩痛対応

短時間ですが、誰でもサクサクできる・・・予定なので

欲張って、やってみます。


全部必要ない人は、たぶん観ているだけでも面白い(はず)。


テープ代込で¥1,000(おそらく、テープは1本¥500くらいする)はお得です。

確実に余るので、持ち帰ってお使いください。


ご予約は奄美体験交流館
 
56-2030

・・・までどうぞ。


テープの方法のみならず、おまけの情報が満載です。