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2015年10月06日

ココロも、トレーニング。

数年前から、心理学についての書籍を手にすることが多くなりました。


「コンディショニング」の中に心理的サポートという役割も含まれるのがこの仕事です。

まさしく、「 ココロとカラダは繋がっている 」のだなあ、と実感します。


先日、奄美パークに 「 メンタリスト Daigo 」の講演会を聞きに行きました。

読書が趣味、というだけあって、話し方がスマートな方でした。


Daigo さん、自分の過去の実話をベースに

「 自分を変える 」というテーマでお話されたのが非常に興味深かった。


内容までは書けませんが、「 自己分析 」 と 「 目標設定 」から自分を変えていくことが出来る。

メンタル面のスキル(技術)を学ぶことで、実際、自らを変えた当人だということが

この 「 メンタリスト 」として成功をつかむきっかけとなったようです。


私が一番面白かったのは、ココですが、

テレビでよくする 「人の心を読む」かのように、ペン8色から

観客が引き当てた色を当てる 「パフォーマンス」 は本当に驚きでしたね。



私と出会うスポーツ選手は、「ケガをして練習ができない」状況が大半です。

そして、「こいつは、治療も出来ないくせに、何をする人だろう?」と

疑心暗鬼の目で、来ます(笑)。


そんな疑心暗鬼+マイナスオーラ全開でやってきますから、

「原因」が見えていても、聞く耳をもってもらうまでに、「パフォーマンス」が大事です。

ペンの色をあてることは絶対できませんが(笑)

ホンの数センチのテープで、動きを変えることはできます。



そういう 「パフォーマンス」 が結構大事だと、講演の中でも触れられていまして

これも私なりの 「 心理作戦 」だったんだな、と納得しました。


その作戦が成功したら、次は 「 自己分析 」です。

動きながら、自分のカラダと向き合うことを追求します。

頭で考えた動きを、身体で表現し、五感を研ぎ澄まして、身体の変化を感じてもらいます。


そこで、自分のカラダに気づいてもらう。

「ココが硬い」とか「これが出来ない」とか「ココが弱い」とか。


マイナスの子に、出来ない事ばかりに目を向けさせて、余計凹ましては本末転倒なので


 「 やれば、できるんだよ 」


・・・身体の使い方を知り、出来ることが増える。徐々に笑顔が見えてきます。


そこで、やっと、本人が原因を知る。いや、知ろうとする。そしてどうにかしたい、と欲する。

選手にとって、「痛みを取る事」は、最終目標ではなく、優先順位の問題であって、


最終目標はあくまで 

「パフォーマンスを高める」 ことなのです。


目標が明確に定まれば、あとはやるべきことがおのずと見えてきます。

今は、練習には同じように参加できないかもしれないけど、

その練習時間で、自分はどう時間を使うべきか

そこまで判断してくれる選手は、賢い。



「 考え方が変われば、行動が変わる 」


ココロも、適切なアプローチで地道にトレーニングを積めば、

「弱い心」もきっと、強くなれる。



トレーナー活動を通じて、私が一番学んだことの一つかもしれません。