2013年09月17日
トレーニングの効果と盲点
「最近ブログ更新してないですね」
と、言われるくらい・・・更新してませんね。すいません。
そしていつも、「トレーニングバカのつぶやき」にお付き合い、有難うございます。
ここ3か月間、奄美市のバレーボールチームのメンバーとして郡大会、そして先日県民体育大会に出場しました。


競技については、チーム競技であり、対戦相手あっての戦いなので、
ここではバレーについては語りません・・・(こっちの話の方が面白いかもしれませんが・・・)
再三、ここでも「私はトレーニングをしています」と宣言しておりますので、
「さて、この年齢でどこまでのトレーニング効果が生じるのか?」
という ”疑問と好奇心” をきっかけに、引き受けた選抜選手の話ですが・・・競技を通じて様々な体験と発見したことについて今回はお話したいと思います。
ここでお断りするまでもありませんが、私は今年38歳、れっきとしたアラフォー世代です(涙)。要するに、若い選手ほどの体力もなければパワーもない。でも、年齢以上に「よく動けますね。」「元気ですね。」「ケガもしないんですか?」と言われます。
自分でも、よく動いている方だと思います。ケガもありません。
ただ、「回復」には時間がかかる。ここは年齢をごまかせないところだと思いました。
郡大会までは主に体幹と下半身のウエイトトレーニングを重点的にやってみました。土台作りという意味で、最終的にスクワットは60㎏をパラレルスクワットできるまでに。大学時代にもウエイトトレーニングはしていましたが、身体の使い方を知る今では、ウエイトの乗せる場所や、カラダを使う場所を意識すると意外に重量を上げられることに気づきました。
ポイントはやはり、「股関節」と「体幹」です。
ただ、郡大会の当日、会場についたとたん・・・首が回らなくなったんです・・・
初日、帰るころには、自分の頭を支えられない状態に・・・
次の日、準決勝、決勝を控えているのに 「なんじゃこりゃー?」という状況でした。
その日帰って、徹底的に自分のカラダの感覚を見直したところ、全く、今までの感覚と違うものに変わっていました。完全なる「思い込み」です。
テープの貼り方ひとつ、身体の使い方ひとつ変わってきます。
寝る間も惜しんで、次の日に備えたところ・・・カラダが戻りました。痛み一つありません。前日の苦しみが嘘のよう・・・
” 調子がいい時ほど、気をつけよう・・・ ”
これほど自分の「思い込み」が恐ろしい結果を生むことになるとは・・・自分で良かったです。これを選手にしていては、トレーナー失格だと思いました。
県体会に向けては、肩甲骨周りの安定性と上半身のトレーニングを追加してみました。
私は、あまりボールを強くたたけないのですが、サーブをもっと強くしたかったのと、この時はセッターの控えという役割を頂いたので、トスの安定性を考慮して・・・
レシーバーとして起用されましたが、オーバーカットの恐怖心も、上半身強化でクリア出来た気がします。
ところが、県大会でも盲点が・・・前日までもカラダがとっても「軽かった」。すこぶる動ける。よし、よし、と思うのに、
一つ、しっくりこないのが、オーバーパス。
ボールが手にはまらないことが多々あって、「なんでだろー・・・」と悩み、気持ちの問題だろうか・・・とココロに原因を追究していました。
そこに気づけたのが試合間での練習の時。
回復が遅いので、試合が終わってだんだん身体が重くなってくるのを感じたのに反して・・・「安定感」という感覚?
不安に思っていたパスががっつり手にはまる。
レセプションも、ボールが手もとにくるまで待てる。
思うようにボールをコントロールする感覚が戻ってきました。
「軽すぎた」「動けすぎた」がゆえの「不安定さ」。これも完全なる「思い込み」です。
試合でベストコンディションに持っていくむずかしさを本当に痛感しました。
自分ですら、こんな状態を・・・チーム全体がピークをむかえるには至難の業だなあ~。
だからこそ日頃からの「自己管理」や「自分のカラダを知る」ことが、こういうアクシデントを除くカギになるなあと、改めて実感しました。
今回、選手として出場する、ということは自分自身と向き合う、という事が多くなるので、私はトレーナーとしての仕事は出来ないもどかしさもありましたが、最終的には、「自己管理」。一つ割り切るきっかけにもなった気がします。
自分の身を以て、これだけの経験ができたことは、これからの活動に大きなヒントとなります。
カラダが動かないことで、思うようなプレーが出来ないもどかしさが一番選手としては悔しい。心理的な部分をどうコントロールできるかで、生かすも殺すも自分次第。
これからの学生さんに対しては、きちんと教育していくことが競技力を向上させることにも繋がります。生涯通じて、カラダを動かすことの喜びを、伝えることに繋がると思います。
心から思います。
「健康」であってこそ、スポーツを心から楽しめる。自分をスポーツで生かすことができる。
これからも、「自分で自分のカラダを守る」方法を広めていければいいなと思いました。
何か、皆さんの今後のスポーツ活動への参考となれば幸いです。
と、言われるくらい・・・更新してませんね。すいません。
そしていつも、「トレーニングバカのつぶやき」にお付き合い、有難うございます。
ここ3か月間、奄美市のバレーボールチームのメンバーとして郡大会、そして先日県民体育大会に出場しました。


競技については、チーム競技であり、対戦相手あっての戦いなので、
ここではバレーについては語りません・・・(こっちの話の方が面白いかもしれませんが・・・)
再三、ここでも「私はトレーニングをしています」と宣言しておりますので、
「さて、この年齢でどこまでのトレーニング効果が生じるのか?」
という ”疑問と好奇心” をきっかけに、引き受けた選抜選手の話ですが・・・競技を通じて様々な体験と発見したことについて今回はお話したいと思います。
ここでお断りするまでもありませんが、私は今年38歳、れっきとしたアラフォー世代です(涙)。要するに、若い選手ほどの体力もなければパワーもない。でも、年齢以上に「よく動けますね。」「元気ですね。」「ケガもしないんですか?」と言われます。
自分でも、よく動いている方だと思います。ケガもありません。
ただ、「回復」には時間がかかる。ここは年齢をごまかせないところだと思いました。
郡大会までは主に体幹と下半身のウエイトトレーニングを重点的にやってみました。土台作りという意味で、最終的にスクワットは60㎏をパラレルスクワットできるまでに。大学時代にもウエイトトレーニングはしていましたが、身体の使い方を知る今では、ウエイトの乗せる場所や、カラダを使う場所を意識すると意外に重量を上げられることに気づきました。
ポイントはやはり、「股関節」と「体幹」です。
ただ、郡大会の当日、会場についたとたん・・・首が回らなくなったんです・・・
初日、帰るころには、自分の頭を支えられない状態に・・・
次の日、準決勝、決勝を控えているのに 「なんじゃこりゃー?」という状況でした。
その日帰って、徹底的に自分のカラダの感覚を見直したところ、全く、今までの感覚と違うものに変わっていました。完全なる「思い込み」です。
テープの貼り方ひとつ、身体の使い方ひとつ変わってきます。
寝る間も惜しんで、次の日に備えたところ・・・カラダが戻りました。痛み一つありません。前日の苦しみが嘘のよう・・・
” 調子がいい時ほど、気をつけよう・・・ ”
これほど自分の「思い込み」が恐ろしい結果を生むことになるとは・・・自分で良かったです。これを選手にしていては、トレーナー失格だと思いました。
県体会に向けては、肩甲骨周りの安定性と上半身のトレーニングを追加してみました。
私は、あまりボールを強くたたけないのですが、サーブをもっと強くしたかったのと、この時はセッターの控えという役割を頂いたので、トスの安定性を考慮して・・・
レシーバーとして起用されましたが、オーバーカットの恐怖心も、上半身強化でクリア出来た気がします。
ところが、県大会でも盲点が・・・前日までもカラダがとっても「軽かった」。すこぶる動ける。よし、よし、と思うのに、
一つ、しっくりこないのが、オーバーパス。
ボールが手にはまらないことが多々あって、「なんでだろー・・・」と悩み、気持ちの問題だろうか・・・とココロに原因を追究していました。
そこに気づけたのが試合間での練習の時。
回復が遅いので、試合が終わってだんだん身体が重くなってくるのを感じたのに反して・・・「安定感」という感覚?
不安に思っていたパスががっつり手にはまる。
レセプションも、ボールが手もとにくるまで待てる。
思うようにボールをコントロールする感覚が戻ってきました。
「軽すぎた」「動けすぎた」がゆえの「不安定さ」。これも完全なる「思い込み」です。
試合でベストコンディションに持っていくむずかしさを本当に痛感しました。
自分ですら、こんな状態を・・・チーム全体がピークをむかえるには至難の業だなあ~。
だからこそ日頃からの「自己管理」や「自分のカラダを知る」ことが、こういうアクシデントを除くカギになるなあと、改めて実感しました。
今回、選手として出場する、ということは自分自身と向き合う、という事が多くなるので、私はトレーナーとしての仕事は出来ないもどかしさもありましたが、最終的には、「自己管理」。一つ割り切るきっかけにもなった気がします。
自分の身を以て、これだけの経験ができたことは、これからの活動に大きなヒントとなります。
カラダが動かないことで、思うようなプレーが出来ないもどかしさが一番選手としては悔しい。心理的な部分をどうコントロールできるかで、生かすも殺すも自分次第。
これからの学生さんに対しては、きちんと教育していくことが競技力を向上させることにも繋がります。生涯通じて、カラダを動かすことの喜びを、伝えることに繋がると思います。
心から思います。
「健康」であってこそ、スポーツを心から楽しめる。自分をスポーツで生かすことができる。
これからも、「自分で自分のカラダを守る」方法を広めていければいいなと思いました。
何か、皆さんの今後のスポーツ活動への参考となれば幸いです。