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2015年11月30日

国体強化練習会にて

週末は、小学生を対象に大島地区のバレーボーラーが集った合同練習会があり、そこで、ウォームアップとクールダウンを担当させていただきました。

7年後の鹿児島国体で中学一年生〜小学5年生が高校生になっているから、という程の…練習会は鹿児島県内、様々な競技が県からの依頼の元、強化のために行っているようです。。




主な企画、運営、技術指導担当は、中学生の先生方でした。

今回は、その企画をされた先生からの依頼で、させていただきました。

内容についても、特に指摘はなかったので


国体を前提・・・というよりもむしろ普段の選手のコンディショニングの一つとして

何か提供できたらいいな、という思い。


少しでしゃばって、

「ストレッチングはなぜ必要か?」というお話を、簡単にさせてもらいました。


子供たちを見守る、お父さん、お母さん達へも、少しご理解いただきたく。。


小学生高学年から中学生の成長期にかけてのカラダの変化や

カラダの硬さが、技術(プレー)獲得に及ぼす弊害、

自分自身で、まず自分のカラダに興味を持つことの必要性


・・・など、「自分のコンディションを整えるための方法の1つ」として


ゆくゆくは、こういう意識が、「自己管理」につながっていくといいな・・・という思いでした。



練習会が終わり、先生方のミーティングにも参加させてもらいました。

最後に、「次回も、ストレッチングとかウォームアップの指導を入れる時間は設けたほうがいい」と


お世辞でも、そう言ってくださったのは、うれしかったです。


今回、こうした中学生の先生方とお話しする機会の中で、

先生方の思いは、競技問わず同じです。


「ケガは、させたくない。でも練習時間短いので、(確保する)時間がない。」


難しい問題です。でも、ストレッチングの必要性は、理解してくださっていること、

また、これを機に再認識していただければ、ありがたい。

子供たちも含めて、繰り返しこういう提供ができれば


やらない(提供しない)よりは、何か救われる子供も出てくると信じて


またの機会を、待ちたいと思います。



さて、最後に・・・一言申し上げておきたい。

『 国体強化練習会 』と名前ばかりは良いのですが、果たして本当に必要なのか?


「地区の強化」ではなく、「鹿児島県全体での国体に向けての強化」なはずなのに、

県としての一貫性はなく、地区に丸投げのこの事業はいかがなものかな・・・

と個人的には思います。


というのも、「国体」そのもの自体が昨今、必要性や意義について疑問を投げかけられている。

他県でも国体の「強化費」を各競技団体に渡し、

あとは ”お任せ” というところも少なくないようです。


おそらく、ほとんどの国体開催県は「優勝」を掲げて強化に励む、

しかし、開催後のフォローは? 選手の育成は?

指導者はさらに資質・技術レベルを上げる努力ができるのか?


「国体優勝」を掲げた、その後の目標設定が、本当に明確で

県も資質の維持・向上につとめているのか・・・


鹿児島国体は、奇しくもオリンピックイヤー。


世界と戦うことを視野にいれた、選手・指導者の資質向上のために

国全体の強化システム(ジュニア育成からの具体的な方針など)が早急に見直され、

この大島地区にも、情報が通い、本当の意味での「強化」になることを


願うばかりです。