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2015年09月15日

素早く、動く。

運動会シーズンです。

一昨日、初めての中学校の体育祭でした。

中学生にもなれば、子供達だけで、運営が出来るんだ・・・
私はとても子供達の成長に感動しました。


体育祭でもついつい職業病で・・・走る動作を分析しながら観てしまう私(笑)。



素早く、動く。

これもトレーニングの目的の中で大事な「体力要素」の一つですが

「スピード」と「アジリティ」と、大きく二つの要素に分けられます


「スピード」とは 動作速度を高めるために必要な、技術と能力。
つまり、「速く身体を動かす」ということ。

「アジリティ」とは、動作速度または動作様式を急激に変化させるために必要な、技術と能力。
つまり、「速く身体を動かす中で、方向転換をする」ということ


「走る」動作って、単純だし、何かしら「走る」場面って多いので、
速く走れる子は、 「センス(感覚・能力)」があって、遅い子は 「センス」がない と思われがちです。

「走る」のも技術、そう捉えれば、

技術を身につければ、速く走る(動く)こともできるようになる。


子供の「かけっこ教室」に参加すると
様々な走り方(技術)を教えてくださって、意外と知らない事が多い。
「走り方」なんて…詳しく教えてもらった事が無い。そういう人がほとんどではないでしょうか?


チームトレーニングも
今年は 『走る動作』 トレーニング(ランニングスキル) から始めてみました。
ポイントは4つ。陸上部ではないので、ごくごくシンプルに。。

①股関節の回転半径を短くする
②両脚を前後に幅広く、速く動かす
③肘から後ろに、肩の高さまで腕を引く
④片足で立った時に、頭までまっすぐコアが崩れない姿勢 

最初ははちゃめちゃだった動作も、少しかっこよく(?)なってきましたよ。

私は、大学時代、陸上部の先生にトレーニング指導を受けていて
「バレーボールになぜ走るフォームって必要なのかな?」と疑問に思ったこともありました。

今更ですが、納得。

選手も理屈でイメージ作り。あとは実践。
わかっちゃいるけど、難しい。

ラダーを使ってみたり、ミニハードルを使ってみたり

手をかえ、品をかえ、ひたすらコツコツ、理想の動き作りを時間をかけて目指します。


きちんと指導する側のイメージをやってみせて、修正して、できたら褒めて、伝え続ける。
指導者の気持ちがブレるような事は、子供達には伝わりません。

これですね。まさに、これ。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。  (山本五十六)


何が一番大変かって・・・自分のカラダを鍛え続けて、見本となることです・・・(涙)