2016年08月03日
成長期の子どものカラダとケガ
昨日はある中学校の職員研修の講師を務めさせていただきました。
テーマは 「 成長期の子どものカラダとケガ/応急処置 」
予め、部活動の先生方に、日ごろのケガについての悩みや考えてらっしゃることの
事前アンケートをとってくださっていたので、なるべくその意に添うように・・・・
でも基本的なことは外さないように・・・と思いながら資料の準備をしてきました。
「先生」にあんまりとやかく言うのもなあ~
と思いつつも・・・
現場では、スポーツを経験されてない先生が部活動を受け持たなければならないのも
現実で、そりゃあ、大変ですよ!
でも、「事故、ケガ」は大なり小なり、起こるのがスポーツ。
これはレベル関係なく、部活動で発生することなのです。
一生懸命、技術指導し、目標に向かって子供たちを頑張らせている。
スポーツの楽しさや、仲間との時間の共有を体験できる活動の一つですが
健康を維持しつつ、勝負の楽しさを伝えるべく 「バランス」 は非常に難しい。
今回は
”すいません、失礼とは思いながらも、言うべきことは言わせてもらいます!”と心で頭を下げつつ
偉そうにしゃべらせていただきました。
①「防衛体力」を考慮すること
体力とは、大きく2つに「行動体力」と「防衛体力」にわけられます。
免疫力、とでもいいましょうか・・・活動のメインとなる「行動体力」ばかりに重きを置きすぎると、
オーバーワークとなり、健康を損ねます。
ここを、もう少し考慮することがコンディショニングに繋がり、試合前にケガをしたり、体調を崩したり、
インフルエンザに罹患したり、熱中症にかかったりすることを、予防することができます。
もちろん、「行動体力」とのバランスが大切
②成長期の骨は、もろい
骨折は多いです。足関節捻挫でも、この時期は骨折することが多くあります。
また、野球肩、野球肘など、体幹筋の安定しない子供が動きを間違えたまま運動を続けると
取り返しのつかないことも、まれに起ります。
骨端症と呼ばれる、この時期特有のケガも、多くの原因は「使いすぎ」によるものです。
③「応急処置が出来る」救急箱の中身をそろえよう
今回は、あえて部の救急箱を、先生方にもってきて中身を確認していただきました。
意外と、最低限そろえるべきものが揃っていない、子供たちが使い方がわからないまま入っているもの、
使用期限が切れているものなどが眠っていることが多い救急箱。
使わないに越したことがないのも、事実ですが「備えあれば憂いなし」。
④トレーニングマネージメントの大切さ
素晴らしい技術を支えるものは、心身のコンディションが整うこと、そして一番の土台はライフスタイル。
食事から栄養を摂ること、リカバリーのための休養(睡眠)をとること。そして運動とのバランスが
一番大切であり、成長期であるジュニア選手には絶対不可欠なことだと、信じます。
水面下のこともあり、先生方の関与より家庭にゆだねる部分も多分にあるのですが、
子供たち自身が、そのことを認識できるように日ごろの時間の使い方が大切ですね・・・
(親の立場から考えても、頭を悩ますところですが・・・)
全ての質問には応じることができなかったのですが、研修会の時間で質問も多数上がりました。
実際、現場をこの目でみて、先生方の考え方や悩みを聞いて、部内の現状を把握しないことには
なんともお答えできない、というのが本音です。
本当の問題は、こういった座学で伝える表面上のコンディショニングではなく、
もっと違う場所に眠っている事も多いと感じます。
最後は、完全に「私を、ぜひ現場に呼んでください!(出来る限りの協力と、アイデアは一緒に考えますから!)」と自己アピールでした…
昔の私では、そんなことを言うなんて到底できなかったけど…
新しいスポーツ環境を作る「何か」に挑戦したい。
そう共感してくれる人と出会えると信じて、これからもスポーツ現場のトレーナーの必要性を訴えていきたいと思います。
今日も、中学生のパーソナルトレーニング。
出来なかったことが、こなすほどメキメキできる。
その場での動きの変化が面白いほど、出来る子でした。
これも、「成長期」ならではの素晴らしい能力だと思っています。
テーマは 「 成長期の子どものカラダとケガ/応急処置 」
予め、部活動の先生方に、日ごろのケガについての悩みや考えてらっしゃることの
事前アンケートをとってくださっていたので、なるべくその意に添うように・・・・
でも基本的なことは外さないように・・・と思いながら資料の準備をしてきました。
「先生」にあんまりとやかく言うのもなあ~
と思いつつも・・・
現場では、スポーツを経験されてない先生が部活動を受け持たなければならないのも
現実で、そりゃあ、大変ですよ!
でも、「事故、ケガ」は大なり小なり、起こるのがスポーツ。
これはレベル関係なく、部活動で発生することなのです。
一生懸命、技術指導し、目標に向かって子供たちを頑張らせている。
スポーツの楽しさや、仲間との時間の共有を体験できる活動の一つですが
健康を維持しつつ、勝負の楽しさを伝えるべく 「バランス」 は非常に難しい。
今回は
”すいません、失礼とは思いながらも、言うべきことは言わせてもらいます!”と心で頭を下げつつ
偉そうにしゃべらせていただきました。
①「防衛体力」を考慮すること
体力とは、大きく2つに「行動体力」と「防衛体力」にわけられます。
免疫力、とでもいいましょうか・・・活動のメインとなる「行動体力」ばかりに重きを置きすぎると、
オーバーワークとなり、健康を損ねます。
ここを、もう少し考慮することがコンディショニングに繋がり、試合前にケガをしたり、体調を崩したり、
インフルエンザに罹患したり、熱中症にかかったりすることを、予防することができます。
もちろん、「行動体力」とのバランスが大切
②成長期の骨は、もろい
骨折は多いです。足関節捻挫でも、この時期は骨折することが多くあります。
また、野球肩、野球肘など、体幹筋の安定しない子供が動きを間違えたまま運動を続けると
取り返しのつかないことも、まれに起ります。
骨端症と呼ばれる、この時期特有のケガも、多くの原因は「使いすぎ」によるものです。
③「応急処置が出来る」救急箱の中身をそろえよう
今回は、あえて部の救急箱を、先生方にもってきて中身を確認していただきました。
意外と、最低限そろえるべきものが揃っていない、子供たちが使い方がわからないまま入っているもの、
使用期限が切れているものなどが眠っていることが多い救急箱。
使わないに越したことがないのも、事実ですが「備えあれば憂いなし」。
④トレーニングマネージメントの大切さ
素晴らしい技術を支えるものは、心身のコンディションが整うこと、そして一番の土台はライフスタイル。
食事から栄養を摂ること、リカバリーのための休養(睡眠)をとること。そして運動とのバランスが
一番大切であり、成長期であるジュニア選手には絶対不可欠なことだと、信じます。
水面下のこともあり、先生方の関与より家庭にゆだねる部分も多分にあるのですが、
子供たち自身が、そのことを認識できるように日ごろの時間の使い方が大切ですね・・・
(親の立場から考えても、頭を悩ますところですが・・・)
全ての質問には応じることができなかったのですが、研修会の時間で質問も多数上がりました。
実際、現場をこの目でみて、先生方の考え方や悩みを聞いて、部内の現状を把握しないことには
なんともお答えできない、というのが本音です。
本当の問題は、こういった座学で伝える表面上のコンディショニングではなく、
もっと違う場所に眠っている事も多いと感じます。
最後は、完全に「私を、ぜひ現場に呼んでください!(出来る限りの協力と、アイデアは一緒に考えますから!)」と自己アピールでした…
昔の私では、そんなことを言うなんて到底できなかったけど…
新しいスポーツ環境を作る「何か」に挑戦したい。
そう共感してくれる人と出会えると信じて、これからもスポーツ現場のトレーナーの必要性を訴えていきたいと思います。
今日も、中学生のパーソナルトレーニング。
出来なかったことが、こなすほどメキメキできる。
その場での動きの変化が面白いほど、出来る子でした。
これも、「成長期」ならではの素晴らしい能力だと思っています。