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2013年04月06日

親の思い

ここ何日か、子どものケガに対する相談を受けることがありました。

子どものケガって・・・

子ども自身が当然、身体に対する痛みの経験がないので


「本当に痛いの?」


って思うこと、ありますよね・・・

「でも、運動はやりたい、休みたくない。」

なんて言い出した時には、

ホント、出来るの?出来ないの?って

我が子ながら、わからず悩まされるのが親です。


2年前、次女が後ろ向きに転倒した際、背中から落ちたはずなのに・・・

「肩が痛い」と言い続けていました。

うーん、どうしたんだろうねえ・・・

でも、手を下げると肩のあたりが痛む。

病院へ行くと、鎖骨がきれいにパキッと折れておりました。

その時、私自身も、恥ずかしながら鎖骨骨折がこんな形で起こるとは知らず、

仕事柄、自分の知識不足に反省した事がありました。


やはり今でも自分が経験したことのないケガに関しては「わからない」ことは多いです・・・


だから、子どもさんのケガに対する親の思いは、心配だけど

どうしていいのか、何をしてあげたらいいのか

「わからない」と悩まれている。


それぞれのバックグラウンド、
子ども1人1人の性格や、置かれている状況、その子の体力や身体の使い方によって
回復に向かう方向性が違うような気がするので、
ここでは詳しく書ききれませんが・・・


あー・・・私、何が出来るんだろう、何をしてあげられるんだろう・・・

そんな事を考えさせられます。


でも、今日その子が、3日前の表情や動きから一転、

笑顔でお友達と遊んでいる姿をみて、

子どもって、やっぱり素直だなあ・・・って改めて思いました。


私の師匠に相談すると、こんな言葉が返ってきました。

「子どもは、素直だから痛くなければどんどん勝手に動かしだす。

”こうすれば痛くないんだよ”っていうことをまずは教えてあげたら安心するんだよ。」


大人は「どうやったら痛いのか?」と痛みを探すことが多い気がします。

こうやったら痛い、こういう動作が痛い・・・私も痛みが起こる動作を観察することはありますが、

痛みは「不安」を招きます。


まずは、「こうやったら楽、痛くない」という安心感を与えてあげる方法を

子どもと一緒に考えることなら、出来るのではないかと思いました。


親も不安です。でも、その不安を出来るだけ伝染させないように、

大人はグッと ”我慢” です・・・(苦)。


予防できるのが最善ですが、

人間は悩みや苦しみが起こってから考えさせられる・・・というなんとも辛い生き物です・・。


でも、この経験をどう生かすかが大切!と、思うしかないですよね(笑)。

ピンチはチャンスです。


何も出来ないかもしれませんが・・・

そんな親御さんの煮え切らない思いは、聞いてあげられるのかな?

そこから何か一緒に、新しい道を考えることなら、私にも出来るのかな?


そんな事を考えさせられた週末でした。  


Posted by ここ at 20:38Comments(2)ブログ