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2017年06月29日

「水分補給と熱中症」講習会 今週土曜日です!

今週土曜日19時~ 文化センター2Fで行います!



以前、ブログで告知してから・・・すでに何件か脱水状態の方をみてきました。。

うちの娘も、まさかの熱中症に(汗)

「トレーナーの娘が!」

って声が聞こえてきそうです・・・(笑)


娘には悪いのですが、おかげで非常に面白い(興味深い)経験をさせてもらいました。

それは、

『脱水の状況を、処置してくださった方から細かく聞けたこと』

『熱中症を起こした子のご家族の気持ち』


いつも現場で応急処置をする立場で、

私がいたら、周りの方は「私に任せる」ので


実際、どんなことが現場で起こり、処置をしながら何を感じるのか?


私は観ることは少ないのです。

また、自宅に帰ってから、家族はどう対応するのか、本人はどう反応するのか?


自分が体験できて、本当に良かった(良かった、というのもおかしいですが・・)!



私は、熱中症が起きた場を何度も経験しているので、ある程度の判断・対応はできるのですが


これが、実際に「今目の前で起きた時」


あなたは、本当に適切な応急処置、できるでしょうか?


その場に氷など、冷やすものがなかった時、どう対応するでしょうか?


顔を真っ赤にして、「大丈夫」という、患者の言葉をそのまま信じますか?


そして、自分の子が、立ち上がれないほどの状態になったとき、


親として、どう思うでしょうか?



スポーツ現場、いやどこでも「事故」は起こりうることで、


「自分の子は大丈夫」 


そう信じていたいのが、親の心境です。実際、私もそうでした。


娘には申し訳ないのですが・・・(わが子であるにも関わらず、非常に冷静に観察したので)


「心配」


・・・ですよ。ホント、親の立場からすると。


なんか、そういう・・・一口に「熱中症」といっても、ピンとこないかも(身の回りで起こると思わないから)

しれませんが、


『備えあれば、憂いなし』


きちんと、知識を学ぶことで、不安が解消されたらいいなと思います。


知っていれば、予防ができる疾病です。


水分補給のタイミング、方法、そしてなぜ必要なのか、という理論を


こういう、現場の「心情」を踏まえて、より身近に感じてもらえるよう

みなさんに、お伝えできればと思います。



体験交流館→56-2030 ご予約お願いいたします。


  


Posted by ここ at 13:45Comments(0)ブログスポーツ情報

2017年06月13日

しなくてもいい、知らなくてもいいけど、あったらいいもの。

なくてもいいけど、あったら便利なもの。

例えば、携帯電話。「なくてもどうにかなる」時代もありましたが、
「無くては困る」時代になりました。


そして「あったらいいな」という機能はどんどん開発され、

使う側の"目的" に応じて、その道具の利点を最大限に利用する人と

道具の最低限しか使わない人にわかれます。


常識といわれていることって

実は「常識だ」と思い込んでいるだけなのかもしれない・・・

もしかしたら、その思い込みは邪魔なものなのかもしれない。


私はスポーツの環境を整えたり、選手が安心して練習に取り組めるようサポートしたり、

監督さんが、監督さんの専門外の分野で困ること(必要としていること)の

相談にのったり、一緒に考えたり、アイデアを提供したりする者です。

私は「トレーナー」と称していますが、

別の名称で活動したり、別の専門職のトレーナーもたくさんいます。


私は、「体力トレーニングは大事だ」と信じてきました。

もちろん、この信念はゆるぎなく

計画的に、段階的に、負荷をかけて継続することは

パフォーマンスの向上、怪我予防に必要不可欠です。

(スポーツ活動の目的によります)


ですが大半の指導者の方は、そこに時間を割くことを拒まれました。

「時間がない」「知識がない」「難しい」・・・と。


なんでかな?どうしたら、理解していただけるのかなあ、と

そんなことを考えてばかりいましたが、こちらの「常識」を

押しつけているだけなのかもしれない、と思うと、仕方のないことだと思えるようになりました。


トレーニングなんてしなくても、

違う手段で結果を残している指導者も、たくさんいらっしゃる。

”目的” に見合う活動ができているのなら、

それもまた、「正」であり、単なる価値観の違いでしかありません。



「しなくても、知らなくてもいいけど、あったらいい」

と思ってもらえるサポートが

私の役割だと思っています。



「水を飲むな」の時代から「水を飲め」といわれる時代になったように・・・


新たな「常識」を生み出すためには、私の中の「常識」もまだまだ変えていかねば、です。

  


2017年06月07日

「水分補給と熱中症」 講習会開催のお知らせ

今年度第1回目ASAスポーツ講習会のお知らせです☆



梅雨入りの蒸し暑いこの時期から熱中症の対策は欠かせません!

毎年どこかで起こる熱中症。予防の啓発に今一度学びにきませんか?

ご予約は奄美体験交流館まで 電話:56-2030



☆各チーム・企業・グループ単位でもセミナーやります!

定期的にASAでやっているスポーツ講習会ですが、

「興味はあるけど、都合が合わない、場所が遠い・・・」

「子供には内容が難しそう」

そんな時には、ご連絡いただければいつでもセミナーを行います!

・最後の大会、いいコンディションで挑みたい
・新チームになって、体づくりはどうしたらいいの?
・水分補給、食事などの大切さを子供たちにきちんと教えたい
・怪我したときに、保護者は何をしてあげられるのだろう?

などなど・・・

「学ぶ」ことで、子供たちの健康や成長を守る事ができます。
もっと身近に、”トレーナー”というコンディショニングの専門家を活用してみませんか?

ご要望、希望の日時などメールでお気軽にご連絡ください。

mail : a.misaka9573@gmail.com
  


2017年05月02日

シーズン中のトレーニング

学校の部活動はどこも「集大成」に向かって

日々練習に励んでいる時期だと思います。



一年前と比べて、どんな変化が生まれたでしょうか?

結果もさることながら、個々の成長を選手自身が感じたり、

指導者も、「こんなこともできるようになったなあ」と


選手の成長を、認め、選手自身も成長を実感できるといいなと思います。



フィジカル(身体づくり)トレーニングは

新チームになってから、またはオフシーズンに取り組むものだという

なんとなくそんな風潮はないでしょうか?


オフシーズンに培った身体づくりは、この集大成の時期まで長持ちするのでしょうか?



大学時代、あまりに選手の怪我が多いので、

新チームに変わるオフシーズンの3ヶ月間、徹底して体力トレーニングに励みました。

走りこみ、ウエイトなどなど・・・ボール練習はほとんどせず

とにかく、身体を鍛えました。ジャンプ力が10cm上がった記憶があります。


なのに、チームが終わりに近づくにつれて、けが人は増え、結果も思うように振るわなかった。


フィジカルトレーニングは、スキルトレーニング同様、

シーズンによって量や強度を調節しながら、継続して行うべきです。



シーズン中のフィジカルトレーニングも、必要です。

グッと、量や時間は減らしますが、質を上げていきます。

目的は「筋力の維持・向上」です。

練習の比重はもちろんチーム練習・技術練習にウエイトを置きます。


毎年、この4月5月は行事も多く、シーズン中のトレーニングがうまくいかないなと

感じることもありました。


トレーニング不足はコンディショニングが崩れる原因になります。

それを避けるべく、可能な限り、フィジカル維持・強化を最後の最後まで図ります。


最高の舞台で最高のパフォーマンスを引き出すために

最後のシーズン、惰性ではなく常に向上心を持ちながら


コンディション、整えていきましょう。








  


2017年04月06日

7年目の奄美

奄美大島での生活も、7年目がスタートです!


昨年末から先月まで、ありがたいことに講習会三昧で、

準備と緊張の繰り返しの日々は、精神的に鍛えられました。


変わらず一般の方へのトレーニング(フィットネス)指導や、新たに昨年度からスタートしてみた

パーソナルトレーニング指導は継続しつつ


可愛いJK達のチームトレーニング指導の中で

個々の成長や変化に感動しながら、充実したトレーナー活動をさせていただいてます。


実は、昨年末にこんなものを作ってみました↓↓


まだまだ「トレーナー」の認知度は低く、トレーナーによって専門性は若干ちがうのですが


私がどういうサービスを提供できるのか、内容と料金を明記したものをこのような形で「ambience」さんに作っていただきました。


仕事を介して、出会った方へ名刺代わりにお渡ししているものなので
世の中には大して出回っておりませんが、
今現在の考え方やサービスはこのリーフレットに凝縮されています。


どこかで運よくお目にすることがあれば、
「これかー!」と思ってください。



最近は、あまみFM「あまスポディ!ラックス(毎週土曜日13時~放送)」のほうでもゲストアシスタントとして時々喋ってます。あくまで助っ人アシスタントなので、頑張って喋って自己紹介くらい(笑)。

気の利いたコメントや質問もできず、話の腰を折ってしまってばかりで反省しっぱなしです(涙)


パーソナリティの勇先輩や、アシスタントの和泉和香ちゃんの番組進行に尊敬しながら

ゲストに来られる方々の多彩さと熱意に感動しながら・・・本当にここでは学ぶことだらけで。

でも、電波を通じて、スポーツの奥ゆかしさ、素晴らしさ、多彩さをいろんな形でお伝えできたらいいなと・・・思っています。


余裕がないと、なかなかブログまで手が出ませんが・・・


このしーまブログとの繋がりは、私にとって大切なモノなので


私らしく、今年度もぼちぼちアップしていきたいと思います!


よろしくお願いいたします。
  


2016年09月29日

体力測定の様子

新チーム発足から約3ヶ月、初の公式戦である地区大会は、優勝。

観にいけませんでしたが・・・やっぱりとても緊張していたようです。



昨日は今年度第2回目の体力測定を実施しました。

前回が6月18日。期待通り、記録が伸びていた人も、思うより伸びていない人も、
それぞれあったようです。

<測定項目>
・9m3往復走(アジリティ)
・垂直跳び/ランニングジャンプ(パワー)
・立ち幅跳び/3段跳び(パワー)
・メディシンボール投げ:膝立ち前投げ/立位後ろ投げ(パワー)
・10m走(スピード)
・216m(18m6往復)シャトルラン(スピード持久力)
・20mシャトルラン(有酸素)
・長座体前屈(柔軟性)








・全体的に向上傾向だったのが、スピード持久力の測定である216mシャトルラン。ジャンプと幅跳びなどのパワー系。
・スピード・アジリティの数値はそれほど差がなく。
・20mシャトルランはまだ測定していないのでわかりません。
・柔軟性は高くなっている子と逆に低くなっている子と分かれました。

バレーボール競技がパワー系の競技なので、
ジャンプ力の向上、爆発的なパワーの獲得を目標にウエイトや3エクステンション(股関節・膝関節・足関節の同時伸展)の動き作りを行ってきました。
時期的にまだまだ基本動作の獲得がメインで、「動き作り」を徹底していた段階です。


これから先、習得した動きの中で筋力を高めたり、実際意識していろんな方向へ動いたり

スピードのある中での動作コントロールを要求していくようなプログラムに転換していかなければなりません。


つまり、「ゆっくりした動きの中で動作コントロールする」「その場での動作を、コントロールする」

そんなことを繰り返し時間をかけて「基本動作の獲得を目的」にやってきただけだと、

当然のことながら、スピードやパワーには繋がりません。


この3ヶ月を基礎に、今後スピード、パワーを高めるプログラムに変換していくことになります。

逆に言えば・・・正しい「身体の使い方」を習得するだけでも、体力は向上する、ということも言えると思います。

ウエイトや、特別なトレーニングを施さなくても、ウォームアップなどで基本動作を徹底することで

十分ケガの予防やパフォーマンスの向上は図れるのかな、と。

(あとは、チームの目標によりけりです。)


春高の県予選まであと1ヶ月。その期間に試験休みなども入ってきますが、

上手く、今回の測定の結果をフィードバックして、トレーニングの意識を高めて、

まず、「1回目のピーク」を大会にあわせるべく、トレーニング計画していきます。




  


2016年08月03日

成長期の子どものカラダとケガ

昨日はある中学校の職員研修の講師を務めさせていただきました。

テーマは 「 成長期の子どものカラダとケガ/応急処置 」

予め、部活動の先生方に、日ごろのケガについての悩みや考えてらっしゃることの
事前アンケートをとってくださっていたので、なるべくその意に添うように・・・・
でも基本的なことは外さないように・・・と思いながら資料の準備をしてきました。

「先生」にあんまりとやかく言うのもなあ~

と思いつつも・・・

現場では、スポーツを経験されてない先生が部活動を受け持たなければならないのも
現実で、そりゃあ、大変ですよ!

でも、「事故、ケガ」は大なり小なり、起こるのがスポーツ。

これはレベル関係なく、部活動で発生することなのです。


一生懸命、技術指導し、目標に向かって子供たちを頑張らせている。

スポーツの楽しさや、仲間との時間の共有を体験できる活動の一つですが

健康を維持しつつ、勝負の楽しさを伝えるべく 「バランス」 は非常に難しい。


今回は

”すいません、失礼とは思いながらも、言うべきことは言わせてもらいます!”と心で頭を下げつつ

偉そうにしゃべらせていただきました。


①「防衛体力」を考慮すること
 体力とは、大きく2つに「行動体力」と「防衛体力」にわけられます。
 免疫力、とでもいいましょうか・・・活動のメインとなる「行動体力」ばかりに重きを置きすぎると、
 オーバーワークとなり、健康を損ねます。
 ここを、もう少し考慮することがコンディショニングに繋がり、試合前にケガをしたり、体調を崩したり、
 インフルエンザに罹患したり、熱中症にかかったりすることを、予防することができます。
 もちろん、「行動体力」とのバランスが大切

②成長期の骨は、もろい
 骨折は多いです。足関節捻挫でも、この時期は骨折することが多くあります。
 また、野球肩、野球肘など、体幹筋の安定しない子供が動きを間違えたまま運動を続けると
 取り返しのつかないことも、まれに起ります。
 骨端症と呼ばれる、この時期特有のケガも、多くの原因は「使いすぎ」によるものです。

③「応急処置が出来る」救急箱の中身をそろえよう
 今回は、あえて部の救急箱を、先生方にもってきて中身を確認していただきました。
 意外と、最低限そろえるべきものが揃っていない、子供たちが使い方がわからないまま入っているもの、
 使用期限が切れているものなどが眠っていることが多い救急箱。
 使わないに越したことがないのも、事実ですが「備えあれば憂いなし」。

④トレーニングマネージメントの大切さ
 素晴らしい技術を支えるものは、心身のコンディションが整うこと、そして一番の土台はライフスタイル。 
 食事から栄養を摂ること、リカバリーのための休養(睡眠)をとること。そして運動とのバランスが
 一番大切であり、成長期であるジュニア選手には絶対不可欠なことだと、信じます。
 水面下のこともあり、先生方の関与より家庭にゆだねる部分も多分にあるのですが、
 子供たち自身が、そのことを認識できるように日ごろの時間の使い方が大切ですね・・・
 (親の立場から考えても、頭を悩ますところですが・・・)


全ての質問には応じることができなかったのですが、研修会の時間で質問も多数上がりました。


実際、現場をこの目でみて、先生方の考え方や悩みを聞いて、部内の現状を把握しないことには
なんともお答えできない、というのが本音です。
本当の問題は、こういった座学で伝える表面上のコンディショニングではなく、
もっと違う場所に眠っている事も多いと感じます。


最後は、完全に「私を、ぜひ現場に呼んでください!(出来る限りの協力と、アイデアは一緒に考えますから!)」と自己アピールでした…


昔の私では、そんなことを言うなんて到底できなかったけど…

新しいスポーツ環境を作る「何か」に挑戦したい。
そう共感してくれる人と出会えると信じて、これからもスポーツ現場のトレーナーの必要性を訴えていきたいと思います。



今日も、中学生のパーソナルトレーニング。

出来なかったことが、こなすほどメキメキできる。
その場での動きの変化が面白いほど、出来る子でした。

これも、「成長期」ならではの素晴らしい能力だと思っています。




 

  


2016年05月11日

ある講習会での出会い

久々の投稿でした。。

ここ1か月・・・自分がケガやらなんやらでコンディションが悪く、


身をもって知る、というか学ぶというか。。。いい経験でした。


ひどく「足関節捻挫」しました。いや~やっぱり、ケガは痛い!


せっかくなので、ありとあらゆる事を自分に試しました。


アイシングと圧迫と固定、挙上・・・いわゆるRICE処置は非常に有効です。

あと日常の固定も重要。回復の度合いが半端なく違います。


普段活用している固定用のバンドやテーピングなども試してみましたが

巻き方ひとつでこんなにも違うんだーと改めて実感。

自分の動きは見えませんが、この痛みの感覚はケガをしないとわからない(笑)。


足関節の捻挫、頻繁に起こるので、結構軽視されがちですが、

患部は大切に扱ってくださいね。患部以外は十分動かしてもかまいませんが。



先日、こちらであった講習会で、たまたま同業種の方の講義を聞く機会がありました。

トレーナーについて、子供のケガについて、姿勢の話からトレーニングまで

多岐にわたるお話しで、とても面白く、とても嬉しく思いました。


この種の内容の、組み立てと話し方(プレゼンテーション)も勉強になりましたし、

大筋、自分の考え方とこちらで行っている講習会で情報提供している内容とのズレはなく

ちょっとホッとしました(笑)。


私なんかより、有名な選手もみてらっしゃるし、ご活躍されている方です。

こんなところで、ホントお話し聞けてラッキーでした。



トレーナーの仕事って、本当に地道なものなので

すぐに結果がでるわけでも、私たちが頑張っても勝てる保証もなくて


ケガしている選手は、まず競技に安心して復帰するために

「選手自身が、何を努力すべきか」


その方法を順序だてて提供する。


パフォーマンスを高めたい選手には、日々の技術練習を効果的に身につけるために

「選手自身が、何を努力して何をどう変えていくのか?」


その方法を提供する。


私たちができることは、選手に寄り添い、選手のサポートをしていくことのみ。


決してトレーナーが、その選手を変えられるわけじゃない。



人は困ると、何かにすがり、何かに頼りたくなる。

そして、頼った人・モノが 「何か自分を変えてくれる、助けてくれる」 と思いがちです。



でも、違うんです。

本当に、自分を変えられるのは自分だけ。


厳しいようですが、そんな仕事ができるトレーナーになりたいと心から思います。



いい仕事をなさっているトレーナーさんに改めて勇気をいただいた気がします。


私も、頑張ろう!

  


2016年02月29日

第4回ASAスポーツ講習会のご案内

早いもので明日から3月ですね。


今朝のスタートは港でした。今日から母校、鹿屋体育大学女子バレー部の沖永良部合宿が始まるようです。
奄美で毎年、可愛い後輩たちに差し入れをしています。
今年は、年越しを共にした仲なので、
朝から船でみんな起きて待っていてくれました。
しかも、船員さんに「食堂でお話ししてもいいですよ」と。。(笑)

私は学生にさっそく、お師匠のトレーニング情報を入手すべく

トレーニングフォームを見せてもらいました!


「朝、5時から女子大生と話す内容じゃないよね」

・・・と言われながら・・・。


3月11日(金)19時半~21時半、三儀山体育館で

「ウエイトトレーニング」の講習会を予定しています!


・・・しかし、今回は10名限定のため、

この場でしかお知らせしません。


ただいま5、6名?とりあえず残り数名です。


内容は

・ウエイトトレーニングの基礎
・器具の取り扱い、バーの握り方
・ビッグⅢ(スクワット・デッドリフト・ベンチプレス)の基本動作(実技)

2時間程度の、実技講習会です。


もし、たまたまご覧になった方、ASAスポーツアカデミーまでご連絡を・・・

56-2030(奄美体験交流館)*月曜日はお休みです。

ちなみに参加費は1000円です。


私、NSCAジャパン公認のパーソナルトレーナーの資格を持っております。
これはフィジカルトレーニングの指導資格となっておりますので、
今回は、NSCAジャパンで使用するウエイトトレーニングの指導教本に沿って
ベーシックな内容をお届けします。

ご興味あれば、お早めにお問合せくださいね。




  


2016年01月20日

第3回ASAスポーツ講習会「体幹トレーニング」

先週16日土曜日に、ASAスポーツ講習会「体幹トレーニング」を実施しました!


ほぼ定員数の受講人数。びっくりです。


カナダに行っている期間中も、講習会の準備のことが気がかりで

合間でいつもノートやパソコンとにらめっこ・・・

いつものことですが、頭の中を整理する作業が一番大変。


「体幹トレーニング」って・・・

なんかやると良さそう、プロのスポーツ選手もやってるし、たぶん大事・・・だけど、何?

・・・みたいなイメージかな、と。

バランスボールにのれば「体幹トレーニング」、四つ這いで手と足伸ばすのが「体幹トレーニング」

ふつうの腹筋、背筋とは違う・・・みたいなイメージ?


何人かの受講者の方に「なぜ、今回講習会を受けてみようと思われたのですか?」と

思い切って訪ねてみました。

・カラダを動かさないとなあ、と思ったから。なんかウエストあたりに効きそう。
・スポーツの指導者で、本とかまねてみているけど、実際はどういうものなのか知りたかった。
・普段はウエイトトレーニングもやっているが、(体幹部の強化は)大事なことだとおもって。


おおお、なるほど!と講習前から、うれしくなりました!


今回は講習会の導入に、「カナダ遠征」の話を写真を踏まえてお伝えしました。

それから、非常に「コア」な内容。解剖の図を利用して、体幹部のもっと深い部分、つまり

「おなかの中」をイメージしてもらいました。


体幹の機能って、わざわざ訓練しなくても、もともと備わっている大切な機能です。

そこを「意識的にトレーニングしましょ」というのですから、

本来は非常に繊細で、地味で、感覚的なもの。


でも、あえて、そこを「トレーニングしよう」とするならば

しっかりトレーニングの目的や目標を掲げて、日々その感覚をつかむ努力が必要になります。


とはいえ、短時間の講習会ですから・・・どう伝えるか?

とにかく多くの受講者の方に、触れて、感覚を伝えられたら・・・という思いも強かったので・・・



断りもなしに、いつも通りの現場スタイルで、お腹を触って回りました(今思えば失礼なことでした・・・反省)。


感覚的なスイッチが入ってしまえば、

その場ですぐ、身体の動きは変化していきます。


ただ、本当に身につけるまでには時間をかける必要があり、

これが「トレーニングの原則」の「継続性」。


・・・というそんな話まで、しました。でも、トレーニングは何をするにも、この原則はわかりやすいのです。



正直、とても面白かったです(私は)。

本当にみなさん、毎回のことですが実技講習は一生懸命取り組んでくださるので、嬉しくて!


ちょっと、難しいな?ということもたまには刺激になって大事だと思います。


カラダを動かしてみる。思うように動かない難しさ。言葉ではわかっていても身体をどう動かせばいいかわからない難しさ。


経験してもらえれば、例えば思うようなプレーができない子供たちに

「なんでできないのか!」

という言葉ではなく


「こうしてみたら、どうかな?」

と、もう一つ言葉を足して動きのイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?


体幹トレーニング、最終的には「非常にシンプルで、身体の意識の向け方をちょっと変える」


そういう形で、今回はまとめさせてもらいました。


またいろんなトレーニングの中で「これも体幹トレーニングですよ」ってお伝えしていきます。


私もこれからの現場指導や書籍、講習会の中で

さらに知識と理解を深めて、いいものを提供できるように頑張ります。  


2016年01月08日

カナダ遠征 part4

昨日(6日)は、トレーニング後にプロのアイスホッケー「オイラーズ」を観に行きました。こちらでは、アイスホッケーはとても人気のあるスポーツで、子供から大人まで楽しみます。日本でいうと、サッカーや野球のような感じです。





練習風景をみせてもらったのですが、迫力満点。観客席には高く透明なフェンスとネットが張ってあるけれど、パックが壁にぶつかる音は、凄い衝撃!

今、1番人気の18歳ルーキー、今はどうやらケガをして、チームも勝てないんだ、と熱く教えてもらいましたが、ケガをしている選手は、ウエアの色が水色…と、分かりやすく変えてあるようです(当たりを減らして、ケガの悪化を防ぐ為に)。

ゲームは前後半ともに20分で、45秒ごとにどんどん選手が交代していくハードなスポーツ。5人で対戦するようです。

ストレッチも氷上で行ったり、とにかく短いダッシュ系のスケーティング、押し合いの動きなど、また違った種目のトレーニングは面白い。
上手い選手は、パックが飛んでいくスピードがやはりプロでも違って、凄かった。

最後に、氷上で、スーパースターが一緒に写真を撮ってくれました(^^)



1番喜んでいたのは…実はホストのカナダ人でした(笑)

そこで、「日本人ですか?」と声をかけてくれたのは、バンクーバーのホッケーチームに帯同している日本人の佐々木さん。話を聞くと、4年前から、用具のメインテナンスでチームに携わり、仕事されているとの事。

「こっちに来たら、(用具専門の)トレーナーとして生活出来ると聞いて…たまたま運良く、採用されたんですよ」と。。

日本人も海外で、こうして活躍されているのです。ここに来なければ、出会わない出会い。
いい経験と、勇気をもらいました。  


2016年01月06日

カナダ遠征part3

今日(5日)は朝からウエイトトレーニングからスタート。
自分とこのチームではないですが、あえてキチンと「基礎」をこなす大切さを伝えました。

さすが、日本の大学のトップチーム。キチンとさせれば、あっという間にマスターする選手もちらほら。。
今から技術、体力ともにトレーニングを積む高校生と、トレーニングを積んでいる学生では出てくるモノが違う。さらに学年で強さ、弱さが歴然と出てくる。

逆に…今、高校生に指導している内容はベーシックなモノこそ、大切にこなすべきだと思えました。

午後から少し観光?寒くて歩き回れないのですが、アルバータ大学の本館を見学して回りました。
通称「バタードーム」と呼ばれるスタジアムはユニバーシアードのメイン会場として使われました。





その後17時〜18時半までパンダースと練習ゲーム。

その合間に、パンダースのトレーナーの方と意見交換する機会を頂いて…お互いのツールを(私のカタコト英語で)交換しあい、本当に有意義で楽しかった!!

夕ご飯は大学内のカフェでカーリングをみながらハンバーガーとポテトを。



本日も終了。
明日もウエイトトレーニングから1日が始まります。  


2016年01月05日

カナダ遠征 part2

今日(4日)の午前中は、昨日のゲームで対戦しなかったモントリオールと練習ゲームでした。


午後からはトレーニングルームでウエイトトレーニング。
これまた規模の大きなトレーニングルームで、様々な種目の選手がトレーニングをしていました。空いている場所を使っていい、という事で、

普段の学生のトレーニング状況のチェックをしながら、基本的な動きの修正を。あっという間の1時間。



私の目だけでは23人の選手を確認するには足りず…
明日の午前中もウエイトなので、また余裕があれば写真を。。

サイドでリフティングをガンガンに挙げてるパンダースの選手を横目に…
選手のモチベーションも上がります。。

その後18時半までU-13、14、15、16、17、18に分かれてバレーボールクリニック。学生が分担して、指導にあたっていました。学生さん、いい経験出来ていいですね。






本日も1日終了。
明日もウエイトトレーニングから1日がスタートです。  


2016年01月04日

カナダ遠征帯同

あけましておめでとうございます。

12月30日からカナダ、エドモントン州のアルバータ大学に来ています。


鹿屋体育大学女子バレーボール部が1月2日、3日(本日)に行われた「NEW YEARS CLASSIC」に招待、参加するという事でトレーナーとしてチーム帯同しています。


3戦全勝で、本日日程は終わりました。
日本との時差が17時間。
体内時計を合わせたり、気温は平年より暖かいといえどマイナス10℃。なのに体育館や室内は半袖で過ごせる、という気温差がある中で選手も見上げるような長身選手相手に頑張っていました。


試合前には日の丸を掲げ国歌斉唱、選手、スタッフとギフト交換から始まり、私もベンチから写真を撮りつつ観戦させてもらいましたが、本当に多くの観客の中で気持ちよく、楽しませてもらいました。






もうしばらくカナダに滞在し、練習ゲームやクリニック、トレーニングなどをする予定なので、時間をみつけてアップしていきたいと思います。  


2015年12月18日

笠利地区養護教諭研修会にて

講師の仕事が続いた1か月のラストは

昨年度から引き続き、今年も声をかけていただいた笠利地区の研修会。



「上肢のケガに対する救急処置」と「猫背対策」


ということで、お話しさせていただきました。



今回はあらかじめ、先生方の「保健室あるある」をアンケートで出していただき、


それに関わる基本的な知識や情報、提案をしてみました。



学校で起こる事故なので、そこまで重篤なことは頻繁に起こらないでしょうし、


ホント、些細な質問ですがその頻度や「あるある!」と共感される内容を中心に

進めていきました。


積極的に、ご質問いただいたり、

「なぜかな?と思って」と、子供たちのカラダについて素直に言葉を出していただいたり。



実際、その状態を見てみないとわからないので

的確な回答はできなかったのですが。。。




でも、実際ケガが起きたとき


迷いや、「これでいいのかな?」と聞くに聞けないこと、あると思うんです。



私も勉強したけど、そのときには頭が真っ白になって何もできなかったり


自分の行動に自信がなくて、あとで凹んだり(苦)



「これ、どうすればよかったのかなあ~」って基本的なことをどこに尋ねたらいいのか


わからなかったり・・・




それって、保健室だけでなく、スポーツ現場でも・・・特にケガに関しては思うことが多いとおもうんですが


「それで、いいと思いますよ」


って、(私の経験の範疇でしかお答えできませんが)共感させていただくだけでも


ふっと、先生方の、お顔がゆるむ安堵の瞬間に


寄り添えたら、それはそれで子供たちの今後につながる。


新しい知識を得るだけでなく、『再確認』 『情報共有』 という研修会も、


大切なことですね。




「猫背対策」ということで、最近よく聞かれる『姿勢』について


前回知根小学校でさせていただいた内容を、そのまま提示させていただきました。


そして、実技も、子供たちはいませんが、先生に補足説明をしながら。。。



「あれ~、なんでできないの!」


なんて笑いながら・・・身体も動かして、少しだけスッキリ。


楽しい時間でした。


日ごろ、子供たちのカラダや心に気を配られてばかりいる先生方。


たまには、先生自身の心やカラダがリラックスできる時間を作って、リフレッシュして(笑)


自分のカラダを通して、何か発見することがあれば、面白いかもしれませんね。  


2015年12月17日

スポーツ少年団認定員認定講習会にて

昨日で今年の講習会、講師の仕事が終わりました・・・

あ、これは先週末の話です。

スポーツ栄養は私の担当ではありませんが、これもあったという事で。。


疲れた・・・(笑)

ありがたい事ではありますが、ものすごいエネルギーを短時間に使う感じ。


13日は鹿児島県体育協会の方から、半年前に依頼があった講師の仕事を終えました。



「講師やるなら、ついでに資格講習、受けたら?」なんてうちの少年団の監督が言うから

軽く話にのったら・・・大変!2日間、朝9:00~18:30 まで みっちり!


試験、できたかなあ・・・これでダメだと辛いなあ(苦)。



正直、「少年団」という括りがあまりわかってなくて、

保護者としてお手伝い程度での関わりなので、子供たちに指導するつもりはないのですが・・・


初めて「少年団」の理念やら、構成やら、組織やらを学ばせてもらったら


非常に、深い。。。


なるほど、と思ったのは、

『少年団』 は(財)日本体育協会の組織の中にあり、その理念は「スポーツを楽しむ」というもの。

つまり、「競技力向上は目的としない」のです。

「競技力向上を目的とする」組織は 『JOC(日本オリンピック委員会)』 が一手を担う。


きちんと線引きされ、目的がはっきりしている。


一応、今回は受講者でもあり、講師の立場でもあったので、

県体育協会、少年団の担当の奥田先生にいろいろお話を聞かせていただきました。


また、各少年団の組織構成も、きちんと確立されていて

「団員(リーダー含む)」「指導者」「育成母集団」


正直いって、いまいち少年団と親の関わり方がわからなかったけれど、

ちゃんと形があるんだ~と、納得。


これは、うちの少年団の保護者の皆さんにもお知らせしないとなあ、と思ったり。


そして、何より講師の先生方のお話しがとっても素晴らしくて・・・

わあ、すごい!私なんて足元にも及ばない~・・・むちゃくちゃそういう面も勉強になって


やっぱりこういう場に参加するのは大事なことだ。



私が担当した「トレーニング論Ⅰ」 

体力の分類、トレーニングの理論、トレーニングの考え方、トレーニングの種類など。


正直、私は ” この知識が本当に少年団活動に必要なのか ” ?と疑問を抱いていました。

・・・が知識は知識として、大事で基本的なことばかり。


でも、この講習を受講して

「これからの指導者は科学的な根拠をもとに、子供たちの指導にあたってください」という文言を何度も

どの項の講師もおっしゃっておられ、

「3K(根性・勘・経験)のみの指導からの脱却」を図るため、


「指導者も、学びましょう」


最大のコンセプトはココだと気づかされました。



少年団の指導者の方々は、ボランティアでほぼ活動されている方がほとんどです。


みなさん「子供たちのために」尽力いただいています。


だから、もっとシンプルに、子供たちを主体ととらえれば


必要以上に技術の指導は要らない、のかもしれません。



ただ、異なった性格、体格、体力を持つ子供たちを安全に活動させるためには


最低限、指導者はこのような知識を持つべきだと思いました。


どんな形であれ、子供たちを扱う以上「責任」があり

そこに子供を所属させる保護者も、「認識」すべきと思いました。



保護者の立場で、トレーナーの立場で、そして生涯スポーツ活動の中で・・・と

幅広い年代のスポーツ活動を眺めながら


「スポーツって楽しむもの」 スッキリとした気持ちになりました。


私が今、こうしてスポーツに関わることができているのは


まぎれもなく、私という人間を生かしてくれた 「指導者」のおかげであり


そういう子供たちが、指導者のみなさんの努力で


救われることを、期待しています。








  


2015年12月02日

知根小学校での学校保健委員会

昨日は知根小学校の学校保健委員会で

「良い姿勢を維持するために」というテーマで

・なぜ良い姿勢が大切なのか?
・姿勢を維持するためにできること

…この2点でお話しと運動を子供たちと保護者、先生方と行いました。




子供たち、頑張って「いい姿勢」でお話を聞いてくれようとしていましたが(笑)

ありがとう。なかなかそれは大変なことだから・・・


今回は、事前打ち合わせの中で、養護教諭の先生が

「話を聞くだけでなかなか実践できないので、

 今回は、いい姿勢のためのカラダづくりを継続して取り入れたい」

と強い決意がありました。


確かに、話を現場でどう実践へ展開していくか・・・というところまでは

今まであまり相談を受けたことはなかったので

こちらとしても、うれしいなあ、と思いながら準備をすすめていました。


「背骨を安定させる体幹筋」をしっかり動かそう、という内容の講話のあとで


『ストレッチング→体幹トレーニング→バランストレーニング』


というような流れで、子供たちに楽しめるプログラムを提供してみました。







そんなに激しい動きでもないのですが

私も最後はうっすら汗をかくくらい動きました。


動きはじめの前に行ったバランスエクササイズが・・・

体幹部メインにカラダを使った後は、みんなスッと・・・「簡単にできた!」


子供たちも実感、先生たちも一目でわかってもらえて・・・よかった、大成功。


最後の挨拶で、体育すわりも心なしか?楽に座れているように見えました。


今回のエクササイズ『ちねっこエクササイズ』とネーミングをつけさせてもらいました。


どこでもやるような、簡単な運動ですが

楽しく、カラダを動かすことで

心もカラダもスッキリした感覚を味わってもらえたら。。


すぐには結果は見えてこないと思いますが

コツコツと、今後の継続的な取り組みに期待します!  


2015年11月30日

国体強化練習会にて

週末は、小学生を対象に大島地区のバレーボーラーが集った合同練習会があり、そこで、ウォームアップとクールダウンを担当させていただきました。

7年後の鹿児島国体で中学一年生〜小学5年生が高校生になっているから、という程の…練習会は鹿児島県内、様々な競技が県からの依頼の元、強化のために行っているようです。。




主な企画、運営、技術指導担当は、中学生の先生方でした。

今回は、その企画をされた先生からの依頼で、させていただきました。

内容についても、特に指摘はなかったので


国体を前提・・・というよりもむしろ普段の選手のコンディショニングの一つとして

何か提供できたらいいな、という思い。


少しでしゃばって、

「ストレッチングはなぜ必要か?」というお話を、簡単にさせてもらいました。


子供たちを見守る、お父さん、お母さん達へも、少しご理解いただきたく。。


小学生高学年から中学生の成長期にかけてのカラダの変化や

カラダの硬さが、技術(プレー)獲得に及ぼす弊害、

自分自身で、まず自分のカラダに興味を持つことの必要性


・・・など、「自分のコンディションを整えるための方法の1つ」として


ゆくゆくは、こういう意識が、「自己管理」につながっていくといいな・・・という思いでした。



練習会が終わり、先生方のミーティングにも参加させてもらいました。

最後に、「次回も、ストレッチングとかウォームアップの指導を入れる時間は設けたほうがいい」と


お世辞でも、そう言ってくださったのは、うれしかったです。


今回、こうした中学生の先生方とお話しする機会の中で、

先生方の思いは、競技問わず同じです。


「ケガは、させたくない。でも練習時間短いので、(確保する)時間がない。」


難しい問題です。でも、ストレッチングの必要性は、理解してくださっていること、

また、これを機に再認識していただければ、ありがたい。

子供たちも含めて、繰り返しこういう提供ができれば


やらない(提供しない)よりは、何か救われる子供も出てくると信じて


またの機会を、待ちたいと思います。



さて、最後に・・・一言申し上げておきたい。

『 国体強化練習会 』と名前ばかりは良いのですが、果たして本当に必要なのか?


「地区の強化」ではなく、「鹿児島県全体での国体に向けての強化」なはずなのに、

県としての一貫性はなく、地区に丸投げのこの事業はいかがなものかな・・・

と個人的には思います。


というのも、「国体」そのもの自体が昨今、必要性や意義について疑問を投げかけられている。

他県でも国体の「強化費」を各競技団体に渡し、

あとは ”お任せ” というところも少なくないようです。


おそらく、ほとんどの国体開催県は「優勝」を掲げて強化に励む、

しかし、開催後のフォローは? 選手の育成は?

指導者はさらに資質・技術レベルを上げる努力ができるのか?


「国体優勝」を掲げた、その後の目標設定が、本当に明確で

県も資質の維持・向上につとめているのか・・・


鹿児島国体は、奇しくもオリンピックイヤー。


世界と戦うことを視野にいれた、選手・指導者の資質向上のために

国全体の強化システム(ジュニア育成からの具体的な方針など)が早急に見直され、

この大島地区にも、情報が通い、本当の意味での「強化」になることを


願うばかりです。



  


2015年11月24日

第2回ASAテーピング講習会 終了!

21日土曜日に行いました「ASAスポーツ講習会」 

テーピングの実技講習、多くの方にご参加いただき無事終了いたしました。




中学生、高校生の参加もあり、

みなさん、積極的に質問で手を挙げていただいたり

観るほど、うまく巻けない難しさや

「特定の関節の動きに制限をかける」ことのできる

テーピングの効果を体感していただきました。


救急箱に眠ったままのテープを、少し見直して、活用していただけると幸いです。


来年1月16日は「体幹トレーニング」のテーマで


第3回の講習会をすでに計画しています。


そんな予告をした直後に、


「腹筋はむちゃくちゃ鍛えていたのに、腰痛になってしまい、治るのに結構時間がかかった」


と話をしてくれた方が。


サブタイトルは決定! 

「 圧をかける、圧に耐える 」 かな・・・


現在、高校生へ「体幹の強化」は、大きなテーマの一つとして指導に当たっています。


少しづつ、自分のカラダと向き合えるようになってきた彼女達の指導を通して、

より伝わりやすい、シンプルな言語で

「体幹を安定させる大切さ」を講習会の場でお伝えできるよう


引き続き、自分の技術を極めていきたいと思います。



今回を皮切りに…今年はあと4つ、講義・講習が待ってます。

こんな時期もあるんだな、と(笑)。有難い事です。


私自身に出来る事は限りがありますが、何か皆さんの+αの発想に繋がれば…と

自分の役割を全うしたいと思うところです。  


2015年11月20日

食べることの大切さ

「食べることの大切さ」

というテーマで、

女子バレー部副顧問で、家庭科教諭の

吉永智子先生にお話していただきました。


今年度3回目の「スポーツ栄養学」の勉強会です。


今月行ったフィールドテストや、ウエイトの1RM測定(筋力測定)を受けて、

今後、彼女達のパフォーマンス向上や、コンディショニングを考える上で

必要不可欠であるのが、「食事=栄養補給」 です。


トレーニングは、いわば 「カラダを壊す」 作業と 「修復する」 作業の繰り返しです。


学生なので、それぞれの家庭での食生活まで関与できるものではありませんが


最低限「食べる側」が知識をもち、意識をすることは、大事かなと思って


家庭科の授業の延長・・・「実践編」といいますか(笑)。



前回までは 「食事のバランスガイド」を利用して、それぞれの食生活を振り返ってもらい、

基本的な「食」に関する知識を、教えていただきましたが、


今回はさらに、食事の大切さを再認識した上で、「日々の生活の中で、どう工夫していくか」という内容。



お弁当の大きさの目安、体調やコンディションと自分の食生活の振り返りなどの中で、

選手自身が考える 「改善していきたいこと」 「そのための解決策」 書き込み、


与えた知識をさらに自分の中で解釈し、取り込んでいくか・・・

自分と向き合う時間にもなった、と思います。


答えは、あってないようなものだけど

「何か、考えて行動を変える」 ということは


大事なことじゃないかな・・・


これを変えたから、といって勝てる、とか、

パフォーマンスが変わる、とかは「絶対」ではないけれど


私は「勝負の楽しみ方」って、

こういう面から始まっている、と思います。


ジュニア期のスポーツには多少指導者からの強制も入るけど

それは、子供達がまだ持っていない情報を、

意図がそこにあれば、指導であり、躾でもある。


結構、そういう事を蔑ろにして、

「 技術練習だけ頑張っていれば上手くなるんじゃないか 」とか、

「 練習頑張っておけば勝てるんじゃないか 」とか


思っているのが「子供」なのだと思います。


でも、本当は「勝つため」にはテクニックだけじゃなく、

フィジカル(身体)も、メンタル(心理)も、そしてニュートリション(栄養)もあって


自分に何が足りてない、ということを知り


その情報や知識は、求めれば揃えることができる、

揃えることで救われることもある、ということを


知ってほしいと思います。


「勝たなきゃ意味がない」「勝つから楽しい(負けたら楽しくない)」 のではなく

上手くいかないことや、その悔しさを経験しながら


「勝負を競う合うことの楽しさ」 ・・・スポーツの本質を楽しんでほしいなあ・・・。




『これを知る者は、これを好む者に如かず  これを好む者は、これを楽しむ者に如かず (孔子) 』


  


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