2013年08月29日
トレーナーのお仕事
ご連絡を頂いて、スポーツ選手のケガや痛みの相談を個別に受けることがあります。
今日は中学2年生の女の子。競技はバレーボールです。
2~3日前から腰が痛み、太ももあたりまでしびれることがあるからみてもらえないだろうか・・・というご相談です。
誤解のないようにお伝えしておきますが、
私は医者でもなんでもないので、患部に対する診断や治療はできません。。
ただ、スポーツ選手の痛みは競技よって、身体の使い方に特異性が出てきます。
効率よく使えている場合は、パフォーマンスも高く、ケガもしにくい場合が多いのですが、
なんらかの原因によって、痛みが出る。
つまりその部位に過剰に負担がかかる原因があるわけです。
それは年齢や発達に見合わない負荷量がかかってしまった場合もあれば、
筋力的に弱さによるものや、関節の可動域が狭かったり・・・
カラダの使い方、技術の習得が指導者の意図するイメージがうまく伝わっていない場合など
原因は様々です。
現場の指導者の方々は、できるだけケガをしないように、でも頑張っている子供たちに「勝利」という
喜びや、ご褒美・・
「頑張れば、出来るんだよ」というスポーツを通じて伝えられる達成感などを子供達に伝えたくて、
日々悩み、日々指導に当たってくださっています。
ただ、技術指導と体力指導の両面をサポートするには、非常に労力と専門性を必要とします。
そこで、主に技術習得をささえる「身体面」のサポートの専門的な役割として
「トレーナー」というサポーターが存在するわけです。
私は「治療」はできません。
だからすぐに痛みを緩和させたり、こちらが”何か”を提供するわけではなく、
ケガを治すのは、「あなた自身ですよ」 と 最初に必ず念を押します。
私が提供するのは、
「ケガの原因の発見」 と、「選手自身のこれからのカラダ作りのアドバイス」 と、
必要に応じて 「テーピングやその他補助ツールの使用」 などです。
この前、面白い相談を受けました。
バレーボールの選手なのですが・・・
「左足を前にするとパスが安定するのに、右足が前になると安定しないのはなぜですか?」
こういう質問は本当に楽しいですね(笑)。この時点で、この選手のプレーの感覚の鋭さがわかります。
・・・実は、これもちゃんと原因があるんです。問題をクリアにして返しました。
話は戻りますが、今日の中学生の女の子が痛みを訴えていたのは、
腰というよりは、お尻の部分に近い場所でした。
前屈や後屈の方法だけでも、身体の使い方ひとつで痛みが軽減します。
そういう、「痛い」と感じるささいな動作から、「痛くない」に変えてあげる事を大切にしようと思っています。
原因は股関節周りの筋肉の硬さです。
この子の「硬い」は痛みの影響ではなく、普段から使えていないから「硬くなった」ようです。
本人は「自分はカラダが硬い」と思い込んでいるようですが、
きちんと使い方を教えてあげれば、全くそんなことはないのです。
とりあえず・・・伝わった(?)のかな?
でも、プレーしてみないとわからないこともあるので「大丈夫かなあ~」と思ったりもします。
人間が人間を扱うことですから、完璧はない、です。
だから、私の心配はなくなりません・・・ね。
これから、少しずつ自分でストレッチングなどに取り組んでくれるといいです。
残念ながら、世の中には、
「痛みを隠さなければならない」と思い込んで、適当なフォローが成されないまま
痛みと戦いながら、大好きなスポーツをせざるを得ない選手が多くいることも事実です。
環境のせいなのか、その選手自身の考え方なのか、それはわからないです。
でも私は、まず「自分自身を大事にできる」ことが、「チームや他人を大事にできる」ことに繋がる気がします。
自分自身を大切にする。
それは単なるわがままや自己中心的な考えをもっと超えて、
自分が安定しているからこそ、周りが見える。自分以外にエネルギーを使う事ができる。
これが本当の意味での「自己管理」の大切さじゃないのかな・・・?
そのために、「トレーナー」という人間を、もっと活用してほしいなと願います。
今日は中学2年生の女の子。競技はバレーボールです。
2~3日前から腰が痛み、太ももあたりまでしびれることがあるからみてもらえないだろうか・・・というご相談です。
誤解のないようにお伝えしておきますが、
私は医者でもなんでもないので、患部に対する診断や治療はできません。。
ただ、スポーツ選手の痛みは競技よって、身体の使い方に特異性が出てきます。
効率よく使えている場合は、パフォーマンスも高く、ケガもしにくい場合が多いのですが、
なんらかの原因によって、痛みが出る。
つまりその部位に過剰に負担がかかる原因があるわけです。
それは年齢や発達に見合わない負荷量がかかってしまった場合もあれば、
筋力的に弱さによるものや、関節の可動域が狭かったり・・・
カラダの使い方、技術の習得が指導者の意図するイメージがうまく伝わっていない場合など
原因は様々です。
現場の指導者の方々は、できるだけケガをしないように、でも頑張っている子供たちに「勝利」という
喜びや、ご褒美・・
「頑張れば、出来るんだよ」というスポーツを通じて伝えられる達成感などを子供達に伝えたくて、
日々悩み、日々指導に当たってくださっています。
ただ、技術指導と体力指導の両面をサポートするには、非常に労力と専門性を必要とします。
そこで、主に技術習得をささえる「身体面」のサポートの専門的な役割として
「トレーナー」というサポーターが存在するわけです。
私は「治療」はできません。
だからすぐに痛みを緩和させたり、こちらが”何か”を提供するわけではなく、
ケガを治すのは、「あなた自身ですよ」 と 最初に必ず念を押します。
私が提供するのは、
「ケガの原因の発見」 と、「選手自身のこれからのカラダ作りのアドバイス」 と、
必要に応じて 「テーピングやその他補助ツールの使用」 などです。
この前、面白い相談を受けました。
バレーボールの選手なのですが・・・
「左足を前にするとパスが安定するのに、右足が前になると安定しないのはなぜですか?」
こういう質問は本当に楽しいですね(笑)。この時点で、この選手のプレーの感覚の鋭さがわかります。
・・・実は、これもちゃんと原因があるんです。問題をクリアにして返しました。
話は戻りますが、今日の中学生の女の子が痛みを訴えていたのは、
腰というよりは、お尻の部分に近い場所でした。
前屈や後屈の方法だけでも、身体の使い方ひとつで痛みが軽減します。
そういう、「痛い」と感じるささいな動作から、「痛くない」に変えてあげる事を大切にしようと思っています。
原因は股関節周りの筋肉の硬さです。
この子の「硬い」は痛みの影響ではなく、普段から使えていないから「硬くなった」ようです。
本人は「自分はカラダが硬い」と思い込んでいるようですが、
きちんと使い方を教えてあげれば、全くそんなことはないのです。
とりあえず・・・伝わった(?)のかな?
でも、プレーしてみないとわからないこともあるので「大丈夫かなあ~」と思ったりもします。
人間が人間を扱うことですから、完璧はない、です。
だから、私の心配はなくなりません・・・ね。
これから、少しずつ自分でストレッチングなどに取り組んでくれるといいです。
残念ながら、世の中には、
「痛みを隠さなければならない」と思い込んで、適当なフォローが成されないまま
痛みと戦いながら、大好きなスポーツをせざるを得ない選手が多くいることも事実です。
環境のせいなのか、その選手自身の考え方なのか、それはわからないです。
でも私は、まず「自分自身を大事にできる」ことが、「チームや他人を大事にできる」ことに繋がる気がします。
自分自身を大切にする。
それは単なるわがままや自己中心的な考えをもっと超えて、
自分が安定しているからこそ、周りが見える。自分以外にエネルギーを使う事ができる。
これが本当の意味での「自己管理」の大切さじゃないのかな・・・?
そのために、「トレーナー」という人間を、もっと活用してほしいなと願います。
「かんたんテーピング講習会」終わりました!
赤ちゃんの発達から学ぶ。「子供には体幹トレーニングは必要ない」という理由
「若いアスリートは、いろんなスポーツを経験すべき」という考え方
かんたんテーピング講習会
技術指導者のサポートとなるように・・・
中学生バスケットボール部へのトレーニング指導
赤ちゃんの発達から学ぶ。「子供には体幹トレーニングは必要ない」という理由
「若いアスリートは、いろんなスポーツを経験すべき」という考え方
かんたんテーピング講習会
技術指導者のサポートとなるように・・・
中学生バスケットボール部へのトレーニング指導
Posted by ここ at 11:59│Comments(0)
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