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2012年04月05日

ジャンパー膝

膝の痛みを訴える選手がいました。


膝のお皿の下のくぼんだところより、下。ちょうど骨が出っ張っている部位。
押しても、痛い。
左右比べると、若干腫れもみられるか・・・

うつ伏せで、膝を曲げて、太もも前面の筋肉のストレッチテスト。

左右差が本人もわかるくらいあります。

痛みを訴える方に、硬さが。


確定診断こそ私にはできませんが・・・

おそらく・・・というところで『ジャンパー膝』に多い症例です。


ランニングやジャンプ時など膝の曲げ伸ばしは
太ももの前面と後面の筋肉がバランスよく働いてくれますが、

なんらかの理由で、太ももの前面ばかりが頑張ってしまうと
筋肉がお皿を引っ張り上げ・・さらにお皿の下にくっついてる靭帯を
引っ張り続け・・・

彼女のように、その靭帯が固定されている骨の部分に炎症が起こります。


子供のスポーツ障害でよく聞く「オスグッドシュラッター病」も

メカニズムは同様です。

ただし、子供の場合は、成長期で骨が剥離しやすいため、

形状が変わってしまいます。。


(子供の場合は発達発育に個人差があるので、運動量にはくれぐれも気を付けてくださいね。)


一般的に応急処置はRICE処置が原則です。
損傷した部分以外への炎症の拡大を抑えるため、
アイシングを最低でも20分間、固定と圧迫をして行ってください。

対処法の基本は安静と股関節から太もも前面のストレッチングです。
また、太もも後面の筋肉が硬くなって、筋が働いてくれない・・
ということもあるので、太もも後面のストレッチングも行います。


この選手の場合には特に、

太もも後面の筋肉がしっかりと使えるよう、と
体幹や腹筋の使い方を重点に指導しました。


正直、スポーツ障害の原因は十人十色です。


選手の話を聞くと、痛みがなくともプレー面でいろんな悩みが出てきます。


合わせて解決してあげることが


最終的にケガの改善とパフォーマンスの向上へつながるのではないかと考えます。



コツコツ、コツコツ、自分なりに感覚をつかめるよう

頑張ってほしいです。






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