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2012年11月27日

ストレングス及びコンディショニング指導の視野を広げる

NSCA(National Strength &Conditioning Association)のホームページwww.nsca-japan.or.jp/
で文献を検索していると、

1995年のNSCAジャーナルの巻頭言を見つけました。
私がリスペクトする方の1人、岩崎由純さんです。
若いなあ!




「会いたい!」と思ったら、私は会いに行ってしまう性格なので、
10年以上前、岩崎さんが所属されるバレーボールチーム、
「NECレッドロケッツ」の練習を見に行きました。

日本体育大学で岩崎さんが学生に教えてらっしゃった
「早朝トレーナー勉強会」にも参加させていただいたり、

選手と一緒にトレーニングをしたり・・・
実際選手が食べる同じ昼食も一緒に摂らせていただいたり・・・

聞きたいことや、知りたいことはたくさんあったはずなのに、
ただただ、雰囲気にのまれて、何も出来なかったことを覚えています(涙)。


でも、あの時肌で感じたものすべての ”感覚” は今でも忘れません。


そんなころよりも、さらに10年前に岩崎さんが書かれていた文面に、
改めて、背筋が伸びるような心地でした。


『競技スポーツにしろ、一般的な健康づくりにしろ、体力の向上を目指すには
まずは頭脳に知識を、身体には栄養を、筋肉には負荷をかけ、すべての細胞が正しく
ベストな状態で機能するライフスタイルを追求する事が、その第一歩として必要となるのです。』


それは、岩崎さん自身が出会った、47歳のアメリカ人のビジネスマンの話。

栄養学の知識も、トレーニング経験も豊富で、ベンチプレス150㎏を挙げていた。
いつも健康のために良く食べ、良く寝てトレーニングし、しかも酒やたばことも無縁、という
その男性は50歳近くに見えないほど力強く溌刺としていたそうです。

岩崎さん自身も選手とトレーニングやランニングなどしていて、体力には自信があった、
でも体力面の話でなく、「自分自身の健康とライフスタイル」に対する考え方で、
「大きな後れをとっていると感じた」・・・というところから始まります。


「これからのストレングス及びコンディショニング・コーチはスポーツ選手のためだけでなく、

あらゆる人々が地球上の一生物として、より強く、逞しく、健康的に生きていくための身体づくりを

目指さなければならない。競技力の向上や発揮を目的として研究された医学や科学の知識を、

最高のスポーツパフォーマンス追求に役立てたのちには、

今度はこれを人々が健康で明るい一生を送るためのノウハウとして使う事はできないのでしょうか?」


私も有資格者として、常に念頭に置かなければいけませんね。

20年前の岩崎さんの思いは、現代に繋がっているのでしょうか?




私の恩師も、自身は不自由な身体を抱えながらも、常に新しい世界を追求し、

自分自身の身体を使って、トレーニング方法を編み出していかれています。


いつも、私に言われます。

「指導する前に、自分が、まず身体を使いなさい。」


実践しているつもりですが、まだまだ、私は頭が硬く、発想が乏しい。


「頭脳には知識を、身体には栄養を、筋肉には負荷を。」


心にしっかりと置いて。

一度きりの人生。もっと出来ることがあるはず。

せっかく巡り合った私のライフワーク。あきらめず、前をしっかりと向いて、私らしく生きたいな。







  


Posted by ここ at 13:58Comments(0)ブログ