しーまブログ スポーツ奄美市名瀬 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2012年11月26日

膝への負担

先日、このブログに頂いたコメントを通じて、
膝の痛みを持つ選手に関わらせていただきました。


こういう形でも、「出来る」ことがあるんだなあという新しい道でした。


そもそも、「トレーナーって何する人なんだろう?」という・・・
「アスレティックトレーナー」という仕事の曖昧な認識を
このブログで私自身の「トレーナー活動の内容」を公開することで
スポーツ選手やスポーツ愛好家や
子どもの「ケガ」や「痛み」に悩む方へのヒントになれば・・・
また、スポーツ現場で指導する方々がもつ知識や技術に ”発想の+α” となれば・・・
の、割には・・・
活動場所不確定の自由なトレーナーですいません(笑)。
今は、これが私のスタイルです。
でも・・・おそらく、ここで読む文字だけでなく、
「どんなこと、この人やるのか?」実際見て頂くと、さらに面白いと思います。
コメントお待ちしております☆



ということで、その「膝の痛みを持つ」選手の歩き方からランニング、アップをまずは見ていました。


概ね、ここらへんの動きで原因が明らかになります。
つま先で ”ちょこちょこ” 走ったり、膝下(下腿部)の振り出し動作で走ったりする選手は、
「股関節の硬さ」が原因の一つとして考えます。


でも、なぜ 「股関節がこんなに硬く」 なったのか、ここから広がる問題は様々です。
・ウォームアップが足りなかったから
・クールダウンが足りなかったから
・腹筋・背筋が弱かったから
・猫背だったから
・練習の負荷が自分の体力より高いから or 練習量が自分の体力より少ないから
・技術動作・姿勢のくせ
・骨格自体の問題
                     ・・・・などなど。


この選手の場合、「股関節の硬さ」で出てきた弊害は
①膝の痛み
②腰の痛み
③ふくらはぎから太ももの裏側の硬さ
④円背(猫背)
⑤重心が後ろになるので、つま先での動作が多くなる。

つま先あたり(母子球)での重心保持は大切なのですが、
完全に”つま先”に重心がかかってしまったり、指先を靴のなかで引き上げて、
足の指が 「床をつかまない」 状態は、
前方への重心移動をコントロールするために
太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)にばかり負担がかかってしまう恐れがあります。


本来、主に働く筋(主働筋)とセーブする筋(拮抗筋)がバランスよく働くことで
姿勢を保持したり、関節の動きをスムーズにしたり、動きをコントロールしたりできます。


前屈動作をしたときに、床に踵をぴったりつけていると、太ももの後ろがピンと張る。
前に(体が)倒れないように働いてくれるのが拮抗筋である太ももの後ろ側の筋肉。


ここが硬くて、働かないと、つま先を動かす筋や太ももの前側の筋肉で頑張らなければならなくなる。


これがオスグッド病や膝の障害を持つ方に多くみられる原因の一つでもあり、
大きくかかわるのが「股関節が硬い(硬くて、股関節の持つ機能が使えていない)」

っていうのが、私がみさせていただく選手には多いです。

そこで、「股関節、どうやって柔らかくする?」って事にはなりますが、


いや、これはなかなか文章では説明できません・・・(涙)

ブログ(=文章化)は、読む人個人の言葉の概念が違うので、こちらが意図する動作の文章化は難しい。

私の考え方も、間違ったとらえ方をされてもおかしくないと思った上で、投稿しています。


大事なところが、お伝えできないのが申し訳ない。
映像化?
それも後々考えます。


その後、あの選手どうだったかなあ・・・

すぐに良くなるものではないし、これが絶対正しいわけではないけど、「こんなやり方もあるんだ」「自分のカラダにはこんな事やればいいんだ」って
何か変化や、新しい発見を感じてくれたら、嬉しいなあと思っています。

私にとっては、いい機会でした。


この場に 「感謝」 です。
  


Posted by ここ at 15:16Comments(2)コンディショニング