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2015年05月21日

競技力向上とケガ

ジュニア選手の痛みに関して、時々ご相談受けることがあります。

「捻った記憶はないけれど、練習後に足首が痛む」

「捻挫してアイシングをしたけれど、それからどうしてあげたらいいのか?」

「腰痛があるのだが、成長期の子供は整骨院などに連れて行ってもいいのか?」

「病院に連れて行った方がいいのか?整骨院などがいいのか?」



我が子が、痛みを訴える。
ささいな疑問でも、いざとなると、不安に感じたり、どう対応してあげたらいいのか、
何を選択したらいいのかわからない。

親としては、悩むところですよね。


私も、小学生の頃から、痛みを訴えて親を悩ませていた一人です。

中学生に至っては、腰痛で悩まされ、

高校でとうとう、ヘルニアの診断で入院。


なぜ、痛みが出たのかわからないけど、痛いと訴える。
「いい」と聞けば、母は私を治療に連れて行ってくれました。

今考えると・・・本当に親に迷惑かけてきたなあ・・・という思いです。


昨日は、以前からご相談を受けていたジュニア選手のもとを尋ねました。

診断は、「腰椎分離症」。いわゆる腰の骨に骨折の形跡がみられる
成長期特有のスポーツ障害の一つです。


ご連絡いただいたのは、その選手を指導されている先生から。
先生自身も、ネットで調べたり、整形外科での診断と指示に従われながら・・・

でも、「どうしたらいいのか、自分では対応できない」という判断でご相談いただいていました。

安静期間を経て、痛みもほぼ解消されていたようなので、

動作の確認をしながら、原因をみつけて、選手本人が出来る事を一緒にやってみました。


観ていて、怖かったかもしれませんね・・・今まで安静にしていた子がストレッチングでかなり身体を動かしていたので。。


でも、そのレベルで身体を動かせないと、競技でかかる負担はもっとですから・・・
痛みなく、自分のカラダをコントロールできることが大前提です。


ですが、本人も先生も「どこまで動かしていいのかわからない怖さ」があります。
ここが、競技復帰のむずかしさです。
私も、昨日の指導だけで、本人に伝わっているとは思わないし、
これから長い目で動作の確認をしていかないと、再発の可能性もあります。

どこまでそのことをお伝えできたかわかりませんが・・・
せっかくのご縁なので、遠慮なく呼んでもらえたらいいなと思います。

先生が呟かれた一言が心に響きました。
「いい能力を持った選手だと思うんですよ、でも私が焦っていたのでしょうね、こんな事になってしまって本当に申し訳なくて。」

素直な思いを、伝えて頂いて
競技力向上と健康のバランスの難しさを改めて感じます。

その為に、私達トレーナーという役割がいるのですが、まだまだそのように認識して頂くには活動や実績が足りないのでしょうね。。。黒子の立場なので決して目立ちはしないのですが、担う役割は大きいです。

どう、認識を広めようかなぁ…

地道にコツコツ、やるしかないですね!




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